「天川大峯修験ワークショップ」弥山編 | 秩父曼荼羅小屋通信 ~峯龍の求道日記~

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山上ヶ岳登拝グループより
一足先に弥山グループは出立いたしました
弥山登山口まで洞川から約1時間バスに
揺られます また、この連休は天川洞川周辺は
レジャー客、ハイカー、行者と大変な賑わいと
なっておりました

バスは行者還りトンネル西口に駐車するの
ですが、どこも車で溢れておりました

さて、弥山グループは既に先達補任されて
いる方や補任予定の皆様が中心となった
男女混合グループとなりました

弥山は大峰奥駈道で二番目に高い山となり、
登坂角度が厳しいお山となります
山そのものとしては、行場中心の山上ヶ岳より
数段厳しくなります
また、山頂には天河大辨財天社の奥宮が
祀られ、貴重な水源でもあります
現在の天皇陛下が皇太子時代に登山された
御山でもあります
行者還りトンネル西口から
少しだけ緩い山道を行きますが、
その後は奥駈出合までひたすら急角度の
登拝行となります

ようやく奥駈道にたどり着きました
しばらくは尾根道となります
しかしながら、実はこの弥山に繋がる尾根道こそ
遭難者が多く、弥山周辺は天気の急変により、
霧や雨で視界がきかなくなるのです
但し、本日は弥山ではまれに見る晴天で
日差しのシャワーが終始ひ降り注がれて
むしろ、熱中症に気を付けながらの登拝と
なりました


奥駈道を弥山へ向かいます

聖宝の宿に到着です
此方ではしばしお勤めと弥山の解説を
させて戴きました。
聖宝さんの像に触れると雨が降ると
云われますが、今日は触れて雨が恋しい
位の暑さでもありました
此方の画像は地元紙のカメラマンが撮られました
どうやら、最近は山上ヶ岳以外で行者を
見掛けなくなっており、ちょうどよい
被写体となった様です 

暑さにより、身体を休めながら山頂を
目指しますが、暑い🔥☀️

本日は360度、全方位山々が見渡せました
弥山には何回も登拝しましたが、
こんな天気は初めてです

奥駈道や大峰山脈を確認しながら
お伝えしております
山頂、天河大辨財天社奥宮の鳥居が見えました
営業小屋の弥山小屋から
奥宮は直ぐ先の山頂に祀られております
正面が辨財天女の社
左側に役行者の社
中央手前には柴(採)燈護摩壇
この日は、里の天河大辨財天社では
例大祭宵宮となります 
昨日の正式参拝の折りに、
柿坂宮司より奥宮でのお勤めよろしくとの
話しを頂いておりました

法螺により浄め
祝詞奏上、般若心経、真言など
辨財天女さんと役行者さんを供養させて
戴きました

おん そらそばていえい そわか
南無神変大菩薩

合掌

皆様とても善き笑顔ですね❗

⚠️
この後、急勾配を下り下山の途につきましたが、
ハイカーの滑落を2回程眼前で
見ることになりました
幸い大きな怪我はなく幸いでしたが、
やはりこの天気と気温、急勾配の連続で
熱中症などから足腰のコントロールが
難しくなるのだと感じました
夏山はくれぐれもご注意を❗


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