秩父曼荼羅小屋通信 ~峯龍の求道日記~

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修験道や武術などの修行を通じて、感じたことを気まぐれに記します。
秩父曼荼羅小屋での出来事や、イベント、講座の情報などをお便りします。
秩父曼荼羅小屋公式ホームページ
https://musashigudou.jimdo.com/

今回の観音巡礼は晴天のなか、
31番札所観音院と32番札所法性寺を
先達いたしました。

此方は古の時代修験行場でもあり、
山岳信仰色が強く残る札所でもあります。



観音院の山門の前で
石仏としては日本一とも云われる
仁王像について説明をさせて戴きました。



観音院観音堂横には
聖浄の滝があり以前は滝行場でした。


他の巡礼や参詣者が来られますので
正面と中央は開けて勤行です。


観音院は弘法大師伝説がありまして
大師が岩に指で削り彫ったとされる
仏が無数にあります。

ちょうど光の加減で判りやすく写りました。


大師堂

観音院を後にしまして
午後からは32番法性寺です。

法性寺も山一帯が境内で現在の観音堂から
先は山中へ分け入ります。

中腹には鎖場があり金比羅さんを祀ります。
今回は、観音巡礼で修験行ではないのですが、
せっかく秩父曼荼羅小屋が主催の観音巡礼ですので
行場体験を予定しておりました。


初めて岩場や鎖で登る方も参加されて
おりますので、基本的なことからお伝えしまして
体験して戴きました。

実は此方の法性寺の奥の院は、山頂の磐座や
絶壁の巨岩尾根に大日如来、お船観音が祀られますので、岩になれておくには良い機会なのです。


初めに大日如来が祀られる磐座に
鎖を登ります。

通常の修験行場ではよくある鎖場ですが、
初めての方や高所が苦手な方にとっては、
周りの絶景よりも
「怖い」方が先にたって
しまいますので、
先の体験と私達先達が
如何に的確な言葉掛けをしていけるかが
大切になります。
その言葉掛け次第で、
安心や自信にも繋がりますし、
逆に恐怖心を煽ることにもなるわけです。


今回参加された皆さんは、
初めは表情が強ばり、不安な表情をされて
おりましたが、私達の言葉掛けを確り聞きながら
一歩一歩確実に足を運ばれ、
何方も怪我等なく
大日如来を拝んで降りられました。

戻られた皆さんの表情は、
本当に晴れ晴れとしたよい笑顔で
私も安心いたしました。

鎖場も全員無事に終え、
本日最後のお勤めをするお船観音さんに
向かいます。

しかしながら、お船観音さんも断崖絶壁の
巨岩尾根道を進みますので気は抜けません。


それでも皆さん、心なしか気持ちが
落ち着かれたのか、安定した歩みです。

この頃になると絶景を楽しむ余裕も
持てた様でした。


夕陽の日差しが
眩しく私達を包みます。


法螺の音が山々に響き渡ります。


其々の足場を確保して本日最後のお勤めを
させて戴きました。

皆さんの気持ちが
夕陽の光の中で言霊となり、
光輝いていると
導師を勤めながら感じておりました。


皆さんよい笑顔ですね‼️




おん あろりきゃ そわか

南無観世音菩薩

合掌 感謝