日清シスコのココナッツサブレ ミニ | コン美味食文化論

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いけずな京女が、コンビニエンスに現代ニッポンの食文化を探求中。食のクロスロードを縦横無尽に放浪してます。

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 元日に「エースコイン」を紹介しました折、ちょこっと話題に出ました、日清シスコの「ココナッツサブレ」 。
 その後、確認いたしましたところ、各コンビニにしっかり健在でした。
 しかも、嬉しい食べきりサイズの「ココナッツサブレ ミニ」も発売されていました!(^-^)v

 ココナッツサブレのおいしさそのままミニサイズ
 ミニサイズのココナッツサブレを、携帯にも便利な食べきりサイズにしました。
 (サイトの商品説明より)


 ではその「ココナッツサブレ」とは。

 1965年発売以来のロングセラー商品です。香ばしいココナッツを使用して風味豊かに仕上げた、飽きのこないサブレです。
 (サイトの商品説明より)


 私とほぼ同年代やん(^^;)
 だとしたら、日本人はこの商品によって、ココナッツという南国の果実に初めて親しんだのかも知れません。

 一応、ココナッツのおさらい。
 ココナッツはヤシ科のココヤシの果実で、ココナツ、ヤシの実とも呼ばれています。
 果実は茶色い繊維質の厚い殻に包まれ、その中に固い殻に包まれた大きな種子があるという多層構造。
 (なんでまた、そないにガードを固めなあかんかったんでしょうか)
 種子の内部は固形胚乳がぎっしり詰まっており、中心部には液状胚乳が存在しています。

 で、ニンゲンサマが“果物”としていただくのは、未熟な果実。
 所謂ココナッツジュースは、液状胚乳なんですよね。
 一方、成熟した果実の胚乳を削りとって乾燥させたものはコプラと呼ばれ、ヤシ油の原料になるほか、細かくおろして製菓材料になりまんねん。
 さらに、コプラを水に浸けてその成分を侵出させたものが、ココナッツミルク。ココナッツミルクは、東南アジアの 料理などに欠かせない食材であることは皆様よ~くご存知ですよね。

 とは言え、いかに世界中の食料が集まる日本でも、ココナッツの生の果実はさすがに買えません(笑)
 ひょっとして売ってる店があんのか知れませんが、ご家庭では割れへんしねえ。
 (「いや、うちは毎朝ヤシの実を割ってココナッツジュースを飲んでます」という方がおられたら、すんません)

 缶入りのココナッツミルクや製菓材料はスーパーで買えるけど、ポピュラーな食材ってわけでもないし。
 するとやっぱり、大多数の人はココナッツをお菓子やデザートを通じて味わってると思うんです。だからどうしたってなもんですが(^^;)
 
 「ココナッツサブレ」は、サクサク生地の向こうからココナッツの甘い風味がふんわり香る、シンプル・イズ・ベストなおやつ。
 日本人にココナッツの魅力を伝え続けていると讃えてあげても、ええんちゃう?

〈日清シスコ ココナッツサブレ 84円〉
内容量:50g
原材料:小麦粉、砂糖、ショートニング、植物油脂、ココナッツ、食塩、脱脂粉乳、膨張剤、乳化剤、香料、酵素、(原材料の一部に大豆を含む)