社会復帰とムルカ
出会って以来、観光にロシア語レッスンに、そして彼女のお仕事のお手伝いに、とべったり仲良くしていたロシア人の友だちが9月に帰国し、10月半ばにはロシア語検定も無事終了。気がつけば帰国後すでに1年半が経っているし、これ以上ニートさんする理由もないので(っていうか、手持ち無沙汰になってきたので)、ぼちぼち求職活動と職業訓練を始めている。
これが、楽しい。
贅沢に1年半もモラトリアムを味わった上でのプチ社会復帰、ネットで調べ物をするのも楽しいし、硬いお役所への問い合わせの電話をしても、「まだ、私ってちゃんと社会人っぽく話せたんだ」などと妙に嬉しかったりする。ロシアにまったく関係ない日本人の集まりに加わるのも、本当に久しぶりのことなので、これもまた、とっても新鮮だ。職業訓練の方では、さっそくクラスメートで協力して関連資料を作る話が飛び出したりもして、まずまずの滑り出しだ。
けれども、問題もある。
ムルカにゃんだ。
友人の帰国以来、外出がぐっと減っていた上、このところ、ぐっと冷え込んでいたので、寒さが苦手な私は、外に出る機会を極力減らすようにしていた。ほんの2ヶ月ほどのことなのだが、ムルカとしては、すっかりそれが当たり前になっていたようだ。ところが最近、外出が増え、家にいても課題に取り組んだり調べ物をする時間が増えたため、ムルカとゆっくり遊ぶ時間がかなり短くなった。それがとっても気に入らないらしい。
帰宅後の甘えぶりは相当なものだ。
特に手を焼くのは、遊びたいわけでもない、何か食べたいわけでもない、けれども、自分に注意を向けて欲しい、と、駄々をこねて鳴きわめくことだ。家に帰ったら帰ったで、出かけていた分することが色々あって忙しいのだが、この駄々を無視するのはなかなか難しい。
在宅やスポットでできる仕事にするのか、どこかのオフィスで働くのか、現在は成り行き任せの段階だが、この様子を見ていると考えてしまう。確かにオフィスでフルタイムの方が、仕事は見つけやすそう。でも、こんなムルカにゃんを家に長時間留守番させてまで、わざわざフルタイムで働かなくてはならないのだろうかって。
ねぇぇ、ここにいるの、見つけてにゃぁ・・・
ムルにゃん、見いつけたっ。
見つかったにゃぁ。
あれぇ、今度はテレビの下かにゃぁ?
ここにゃ、ここにゃ。あたしについてきてにゃっ。
ふうんだぁ。追っかけてくれないから何してるのかと思ったら、自分のご飯なんか作ってるにゃぁぁぁ。
ムルニャはもうカリカリ食べたでしょ?きてぃは今からにゃ。ご飯作って食べる間、ひとりで遊んでてよ。
小さな子どもさんを預けて働くことをためらうお母さん方も、こういう心境なのかもしれない。もっとも、人間の子どもには保母さんが付くから安心だけど、私がフルタイムで働けば一日中ひとりぼっちで過ごすことになるから、こちらの方がコトは重大にも思える。
ムルカを飼おうと決心したときは、今後二度とオフィスでは働かないつもりだった。だから、こんなに甘えん坊に育ててしまった。人間の勝手な予定変更でムルカがノイローゼとかになったらかわいそうだなぁ~。しつけ直すなりお友だちを迎えるなり、もし、外でフルタイムで働くことになったら、ムルカがさみしい思いをしないよう、色々配慮してやりたい。
ムルカが私の胸の上で寝るのも、だんだん当たり前になってきた![]()
モスクワ・シェレメチェボ空港に常勤日本人職員
アエロフロートの機関紙「オーロラ」をパラパラっとめくっていて、ある記事にとても驚いた。
モスクワ・シェレメチェボ空港で、2005年8月より日本人職員が勤務しているというのだ。アエロフロートの地上サービス部所属の方で、東京便の乗客をサポートしているそうだ。
帰国後、1年9ヶ月という時の流れを感じる。私の身の上にも色々なことが起こったように、モスクワも日々進化しているのだなぁっと実感した。
2年前は、日本語どころか、英語の話せる職員だってほとんどいなかったのに・・・。![]()
また、彼の写真のバックに写っているシェレメチェボ空港にも驚く。・・・明るくて近代的、まるで、西ヨーロッパのどこかの国際空港みたいだ。(ここだけかもしれないけど・・・。) 2005年3月、私たちが発ったとき、すでに工事は始まっていたものの、「世界一薄暗い国際空港」との悪評高い空港に慣れてしまっていた私たちは、「ロシアのことだから、永遠に改装工事やってんでぇ」っと少々小ばかにしていたものだ。 が、そのわずか5ヶ月後には、空港は生まれ変わり、日本人アテンダントまで付く進化ぶりだ。![]()
すごいですぅ~![]()
そういえば、モスクワに住んでいた頃、モスクワの何が好きだったかと言って、日々、進化する姿だったなぁ・・・、なんて思い出す。そろそろ、その進化のほどを見に行きたくなった。
このブログでしかロシアの街並みをご存じない皆さん、旅行者にも、かなり快適な街に生まれ変わっているかもしれませんよ。来年の初夏あたり、いかがですか?
フェイササイズ一周年!
- キャロル マッジオ, Carole Maggio, 大杉 みつえ
- フェイササイズ―自分でできるフェイシャル・エクササイズ
私の長所は、なんといっても、何か始めると続いてしまうところだ。
(ブログもいつのまにか1年5ヶ月・・・)
そういうわけで、「咲蓉子の官能な日々 」の咲蓉子さんのおススメを読んで始めたフェイササイズも、いつのまにか一年以上も続けている。ブログの過去ログを辿ると、12月3日に、「数日前から始めた」と言う記事を投稿している。
写真で記録を残していないので、客観的なことはわからないが、効果が出ているのは明らかだ。
九州系の童顔なので、昔から若く見られがちだが、最近は特にその傾向が顕著、軽く10歳くらい若く見られるばかりでなく、学生と間違えられることもよくある。(もっとも、色気がない、という意味なのかもしれないが・・・(-。-;))
そして、何よりも快適なのは、顔中の筋肉の動きを実感できて、顔の中に自分の神経が届いていないところはない、ということだ。いつも、お顔がすっきりしている。以前は当たり前だと思い込んでいたのだが、朝起き抜けの顔のむずむず感(?)もない。
モスクワに行く前1,2年の間、エステに通っていたが、そのときも、このような快感は得られなかった。
フェイササイズ、おススメですよ~![]()
寒い夜はキャラが変わり・・・
土曜日の晩、ムルカが寄り添ってテレビを観てくれたので、その後も調子に乗って、何度か誘ってみた。
日曜日の晩は成功![]()
最近、床暖房の上で過ごす時間が日々長くなってきているムルカ。ちょっと熱くなってきたとき、とちょっぴりヒヤッとするソファよりも人間の上の方が適度に温かくてよいのかもしれない。
調子に乗って、オジサンも挑戦してみたが、手を離したとたん、ムルカはむくっと起き上がってさっさと床へ移動してしまった。
その後、オジサンが寝室に退散した後、ムルカが自分からきてぃの上に這い上がってくる、という嬉しいできごともあり、きてぃとしては、すっかり有頂天だった。
毛づくろいもしちゃうにゃっ
うっくっくぅ・・・。伸びたりもするにゃっ
居心地満点!!
月曜日、火曜日、さらに調子に乗って誘ってみたが、ムルカとしては、気が向かなかったようだ。週末の天使のようなキャラを披露したムルカにゃん、あれはもしかして、寝ぼけていたのだろうか???
シスタークリムの家
「シスタークリムの家」は、聖マザーテレサ教会に属するポーランド人のシスターたちがアパートの一室を借りて運営しているもので、以前ご紹介した聖エカテリーナ教会スープキッチン同様、外国人が運営するチャリティ施設だ。シスターたちは、信仰に基づいてこの地で奉仕活動を行っていて、ロシア語は話すが英語は話せない。この日は、私を含め、何人かの日本人見学希望者がいたため、ロシア語堪能なドネーション・オフィスの同僚のポルトガル人が通訳を買って出てくれ、訪問が実現した。
この施設は、シングルペアレントだったり親がアル中や病弱だったり、と家族と一緒に暮らしているものの、事情が厳しい学齢の子どものための、シェルターのようなものだ。他の施設との大きな違いは、公的施設ではないので、ご縁があって紹介されたり出会ったりした子どもたちを、家族ともどもお世話されているということだ。訪問した日は、20名前後の子どもたちが集まっていた。親御さんについては、相談相手になるなどの形で精神面のケアをされているようだった。放課後から親の帰宅時までに集まる子どもたちが多いようだが、中には学校に行っていない子ども、夜遅くまでこの施設で過ごす子どももいると聞いた。
この施設に対しIWCからは、遊具や知育玩具などの施設の備品、それに衣料品など物品の提供をしているほか、このポルトガル人や、以前在籍していたポーランド人などシスターと十分にコミュニケーションのとれるボランティアが、シスターの相談相手になったり、この施設のために何かしたいという外国人との橋渡し役になったりしてきた。
この日は、私たちのグループを歓迎して、子どもたちが人形劇を見せてくれた。それから、みんなで一緒に歌ったり、踊ったり、ゲームをしたりして楽しいときを過ごした。 「外国人が遊びに来る」というのは、ひとつのイベントになるらしく、本当に「タダのお客さん」で行ったのに子どもたちは大はしゃぎだった。
この施設を訪問したのは、帰国直前2月のことだった。この頃の私は、自分にできる何かとは「知ってもらうこと」だと思うようになり、日本人会の会報に寄付が必要なものを募るリスト(ウィッシュリスト)を掲載していただいたり、見学の希望者がいればアレンジして同行したりするようになっていた。
知っていただく、という小さな活動もそれなりに効果はある。
たとえば、この日の同行者には、ドネーション・オフィスの日本人の同僚と彼女のご主人もいらっしゃった。ご主人は某電器メーカーにお勤めで、今後、彼がモスクワの地を離れても、事務所で不要になったサンプル等を継続的に寄付したいと申し出てくださった。同僚がこのボランティアを始めるまでは処分されていた大量のサンプルを、これからは恵まれない子どもたちの施設に寄付してくださるという。(テレビ、ビデオモニターなどのオーディオ機器各種は、どれも貴重な教育機器として歓迎されるアイテムだ。)
最近は、元諜報員暗殺疑惑やサハリン2関連など、ロシアに関しては印象のよくないニュースが多く伝わってくる。大きなニュースは確かにその国の大きな流れを象徴しているかもしれないが、体制が大きく変化するとき、犠牲になるのはいつも弱者である。ロシアの場合、怖そう、危なそう、等々のイメージが先行してしまい、テレビでも面白おかしく取り上げているのをよく見かけるが、一般の人たちのことももっと知って欲しいと思う。何ができるわけではないが、このように外国から温かい手を差し伸べる人たちの存在を知り、社会について考える機会を持つということも大切なことだと思う。








