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  • 22 Apr
    • スウェーデンの乞食考

      ちょっと更新が途絶えてしまいました。 Påsk(イースター)が終わったというのに、相変わらず寒い今日この頃。でもサマータイムになったので、夜は午後8時ぐらいまで明るいのがうれしい。   さて、その午後8時頃、駅から自宅まで数分のところを歩いていたら、すれ違ったスウェーデン人のお兄さん(推定年齢40代半ば)が、突然あれこれ話しかけて来た。 あまり健康に見えないそのお兄さんは、寒い天候を嘆きながら、 「スーパーでなんとかを買おうと思ったらさあ、ちょっとお金が足りなくてさ。あれは19クローネするんだがなあ」 などと早口に話した。   ああ、この人物乞いだったんだ ・・・ とわかった。このお兄さんみたいなタイプの人は昔からいた。しかしルーマニアからのジプシーがスウェーデンの乞食業界を席巻している今日この頃、彼のような人はビジネスチャンス?を失い、どんどん隅に追いやられている。   以前にも何度も書いたことだが、東欧からの乞食はすでに、ストックホルムの街の風景として定着している。うちの駅に近いスーパーの前に座っている乞食には、紙袋いっぱいの空き缶をくれる固定客がいるようだ。(スウェーデンでは、空き缶を一本13円から26円ぐらいで換金できる) 彼女らは皆、同じ子供たちの写真を持っていて、自分の席の前に飾っている。(皆、親戚なのかなぁ・・・ そんなはずはない)   私は自分が病気になって初めて、高い税金のありがたさを知った。 自分の払った税金のみならず、今働いたり買い物したりして税金を払っている人たちにも心から感謝している。(スウェーデンでは、日本の消費税に当たるmomsは25パーセント。ただし食料品や本などはもっと税率が低い)生活保護で暮らしている人たちも、もらう生活保護費から税金は払っているし、何かを買えばそこに消費税が発生する。   しかし、あの東欧の乞食たちは、小銭をもらっても所得税を払っていない。食べ物は出来合いの弁当(グリルしたチキンやサラダなど)をスーパーで買って食べているようだが、それらの消費税が唯一の税金支払い。電車はいつもキセル。 他人の払った税金にただ乗りするが、自分からは決して社会に何も寄与しない存在に疑問を感じる。しかも彼らには元締めがいて、街角の乞食は管理されている存在だという。あのお決まりの子供の写真も同じ文句の立て看板も、全て元締めから支給されているのだろう。   乞食はただ貧しいだけのかわいそうな存在だ、と言う人もいるけれど、それは小銭や空き缶をあげることで解決できることはない。本心では皆、彼らに街角や駅からいなくなってほしいと思っている。そのためには、彼らに何もあげないことだと思う。スウェーデンでの乞食稼業が銭にならないとわかれば、このビジネスを止めるだろう。     私は、スウェーデン人の物乞い兄さんのことを気の毒に思ったが、言われた通りの金額をあげるのもしゃくなので5クローナをあげた。彼は丁寧に礼を言って去った。 しばらく歩いて振り向くと、彼は他の人にも同じように話しかけていた。予定していたものが買えるほどの金額が集まるといいね。     最近ストックホルムの街中でよく見かけるストリートフードの屋台。私も買ってみました。ベジタリアン料理で少しお安く、約千円。そのうち消費税は120円。(食料品12パーセント)  

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  • 14 Apr
    • 春の到来とイースター

      明日(日本では今日)から、イースターの四連休だ。   昨日は元同僚と会い、半日も話し込んですごく元気が出たよ。おかげで今日はすごく気分がいい。久しぶりに思いのだけをぶちまけて喋りまくったからか、連休のせいなのか。   残念ながら4月とは思えないほど寒くて、昼間なんか小さく雪が降っていた。 それでも桜は咲き始めている。昨日市内で見つけた、ピンクの花びらが美しい桜。   イースターに食するご馳走は、国によって違うそうだ。 スウェーデンでは卵料理に、ニシン、鮭などの魚料理が定番だ。クリスマスや夏至祭と同じく、家族親戚が集まる機会がこういう祭日なのは、日本の盆正月と同じ。   私は子供の父親と別れて久しいのに、こういう大きな年中行事には子供と一緒に元姑宅に集まるのが習慣になっている。そこには元夫とその兄弟、いとこの一家もやって来る。その上、私に新しい(内縁の)夫ができてからは、彼も参加している。彼は元夫の家族、特に元姑たち年配のご婦人方にすごく人気があるのだ。元夫に彼女がいた時は、その人も来ていた。 それを日本人に話すと、 「・・・変わっているねえ・・・」 と呆れられるのだが、恐らくこちらでは一般的とは言えないまでもありえないことではないと思う。   しかし元姑も80歳をとうに過ぎ、皆のためたくさんの食事を作るのは大変だ。 彼女が食事作りの役目を降りるとすれば、代わりに集合先になり食事を作るのは、今のところ私以外にいそうにない。 その時は私は喜んでその役目を引き受けるつもりだ。 日本にいたときも、父が長男で祖父も一緒に暮らしていたので、親戚は我が家を中心に集まっていた。なのであまり抵抗なく受け入れることができる。   私がここに一人、外国人として生きているのを知ると、特に病気になったときなどに頼れる人がいなくて大変なのではと多くの人が心配してくれる。でも、私にはここにも家族とか親戚と言える人がたくさんいる。とてもありがたいことだと思う。

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  • 12 Apr
  • 11 Apr
    • テロの後。

      今日病院に行き、中のレストランで昼食を取っていたら、正午12時前病院の広場に、スタッフたちがわらわらと集まって来るのが見えた。   ガラス越しに彼らの写真を撮ってみた。 そのうち通りがかりの人たちも足を止めて、12時きっかりになると黙祷を始めた。 何なのかな ・・・先週金曜のテロの関連なのかな。          それから用事のため、ストックホルム市の中心部へ行った。 あの暴走トラックが走った歩行者天国の大通りに、人々が今日も次々と献花していた。 特に人が亡くなった場所に。 「テロに宗教はない」「お互いを思いやろう」   犯人はやはり、イスラム国の支持者だったようだ。居留ビザを更新できず、国外退去命令が出ていたらしいが、それでも退去せずスウェーデンに住み続けている外国人はたくさんいる。もちろん犯人もその一人。   知り合いに聞いた話だが、犯人と同じ国から来た女性で、同じくビザ更新できなかった人がいる。しかしその子供達は普通に学校に通い続けているし、彼女は病院で出産もしていて、何の問題もなさそう。だったら居留ビザとか労働許可証とか何の意味があるのかなと思う。 ちなみに彼女の仕事は「闇のマッサージ嬢」。税金は払っていないはず。ああ。

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  • 10 Apr
    • ストックホルムのテロ。

      日本のニュースでも流れたそうなので、皆さんご存知かもしれませんが、一昨日(7日金曜日)の午後3時前、ストックホルム市内でテロと思われる事件が起こりました。   日本の朝日新聞の記事:  http://www.asahi.com/articles/ASK4876RRK48UHBI02B.html   この事件が起こった時、私は現場から二百メートルぐらいのところにある会議場の中にいました。 会議が長引いて、やっと終わったのがちょうど午後3時ごろ。ケーキを食べながら呑気に談笑をしているところに家族から電話があり、すぐ近くで起こった悲惨な大事件を知ったのでした。   その時にはもう、安全のため会議場のあるホテルからは誰も出られなくなっていました。何しろ最初はトラックがデパートに突っ込んだということだけではなく、銃を持った輩が大通りを走り回って無差別に通行人を銃撃している、という噂まで出ていたのです。幸い、そのようなことは実際にはなかったそうですが。   それから2時間少々経ってやっと、ホテルから出ることを許可されました。しかし地下鉄は不通、普段見ないほど多くの人々が街をぞろぞろと歩いていました。          犯人は39歳のウズベキスタン出身の男、それに共犯者もいて、イスラム国のシンパ・・・ と、事件の背景がどんどん明らかになっています。   しかし、スウェーデンでテロはないだろうなと思っていた私 ・・・ だって、フランスとかではよくテロ関連の事件が起きているけれど、それは彼らは断固としてテロと戦う強行な態度を示しているからじゃないかなと思ってたの。その点、スウェーデンはわりと優柔不断であまい印象。ある女性政治家なんか、イスラム国から帰国した兵士に種々のお手当で手厚く迎えるなんて言ってるぐらいだから、この国がテロに狙われることってあまりないんじゃないか、と思ってた。   でも、その考えは間違っていましたね。私こそ甘かったわ。        今日(日曜日)には、市の中心の広場に約二千人が集まり大集会が開かれました。残念ながら私は参加できずテレビで見ただけですが、テロに屈しない人々の思いと、11歳の少女やベルギーからの観光客を含む亡くなった四人の方への祈りが、平和への大きな力を生むのを感じました。          そういえば昨夜うちに遊びに来た人が、犯人とされる人物と同じメースタという町に住んでいて、犯人とは友達ではないけれどすれ違ったら挨拶する程度の知り合いだったと言っていた。 わ! 世の中って狭い ・・・ って、そんなことで思いたくはないけれど、危険人物はけっこう身の回りに、全く普通の人の顔をして住んでいるものなのだなあ。   しかしこれできっと、極右とされるスウェーデン民主党がまた支持者を増やすのだろうな ・・・ 今年2月に行われた新聞の調査で、もう既に一番人気の政党になっているというのに・・・ http://www.metro.se/artikel/yougov-moderaterna-rasar-efter-sd-utspel-sämsta-siffran-någonsin   恐ろしや、恐ろしや・・・。

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  • 29 Mar
    • アラカンのパリジェンヌ

      アラカンとは・・・ アラウンド還暦で60歳前後の人のことを指すのだそう。   それで、人生の数歩先を行く先輩の姿を見てみたくて、手に取ったこの本 ↓   Around 60 パリジェンヌ・スタイル―ファッション、インテリア、素顔の暮らしと生き方   Amazon   Around60、つまりアラカンですが、この本に紹介されているパリジェンヌの中には、70代、80代の方もおられます。しかし、皆さん、とっても若々しい。 「これで70代?」「えーっ、80代?」 みたいな方々ばかりです。   ジュウ・ドゥ・ポゥムの本を買うのは10年ぶりぐらい。 前に買ったのは パリジェンヌたちのアトリエ   Amazon だった。   どちらの本も、写真はどれも素敵だけど、見てすぐに自分のインテリアやライフスタイルに取り入れられるヒントがあるというものでもない。でもペラペラと見ているだけで、なんか元気を貰える。   アラカンパリジェンヌの本には、たぶんすんごくお金持ちなんだろうな〜 と思えるような邸宅に住んでらっしゃるような方々もいれば、わりと庶民っぽい方もいるし、職業もアーティストもいれば、お勤めっぽい人もいる。色々なタイプの人を集めているのがよいと思った。   この中でどの人に心惹かれるかによって、自分が今目指している?ライフスタイルが、おぼろげながらもわかってくるような気がする。 私が好きになったのは、サーカスのアーチストという女性。家の中に練習場があったり、手をかける庭があったり。私が今心惹かれるインテリアはボヘミアン調なものだけど、なんだかそれと関連がありそう。   パリジェンヌじゃないけど、気になっていたベニシアさんの本も買った。 NHK 猫のしっぽカエルの手 ~京都 大原 ベニシアの手づくり暮らし~ (e-MOOK)   Amazon   京都の大原で、古民家に住み庭を作っているベニシアさんは、日本ではテレビ番組に出たりして有名なのでしょう。 いいなあ ・・・ と思うけど、ちょっとここまで本格的なのは、真似ることができない! 

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  • 26 Mar
    • 茶番?!

      海外暮らしが長すぎて、日本の芸能人のことには疎い私。このアメブロを始めてから、アメブロでトップブロガーになっている芸能人のことぐらいしか知らない。   元有名アイドルグループに所属していた女性と結婚している、「イケメンでダメ男」のキャラで売っている元モデルの男性。 この人が浮気をした現場がフライデーに載ったってことで、ブログ上で謝罪している。   私はこの人のことも、この人の嫁のことも何も知らない。でもここでは、既婚者が浮気をするということが、ブログ上でとてもポップなドラマのように紹介されているようで、なんか変な気持ちがする。本当に不倫で苦しんでいる人に失礼じゃないのかな?   浮気をしていながら、誰でも見られる公のブログで、妻がいないと生きていけないと嘆くこの男。浮気相手もこれを読んでいるだろうに、彼女はどう思うのかな。彼女の前では、「妻とは上手くいってない、芸能界で生き残るだめの仮面夫婦だ」とか言っていたに違いないのに ・・・ と、数日前読んだ太宰治の二枚舌のことを思い出してしまった。   私が新卒の時勤めていた日本の大手企業では、バブルが消えてリストラの嵐が吹き荒れていた2000年ごろ、社内不倫の濡れ衣を着せられて解雇された男性社員がいたらしいけどな。中近東のムスリムの国では今だに、不倫した女性は石打で死刑なんて所もあるけどな。 世の中には不倫でそこまでひどい目に遭っている人たちがいるのに、当事者が不倫を、そんなに面白おかしく紹介しないほうがいいんじゃないの?   ひょっとして、この浮気騒動は最初から、自分たちのキャラを売るための彼ら夫婦の作戦だったのではないかと勘ぐりたくなる。        あの夫がイケメンモデルといったって、スウェーデンならストックホルムの地下鉄青か赤の線で、西か南の方向に行くといくらでもいそうな容貌だけどな。   この騒動を見た勘違いな本物のブサメン男が、 「浮気しても心から謝れば(笑)、妻は許してくれるんだ」 と勘違いしないことを祈りたい。

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  • 24 Mar
    • 乞食いじめ

      ストックホルムで電車に乗ると、必ず出会うのが乞食。 紙コップを持って、乗客にぶつぶつとをかけながら歩き回る。もうあまりにも慣れっこになった光景なので、何かあげてる人はほとんどいない。それでも電車や駅から乞食は絶えたことがないので、それなりの収入はあるのだろう。彼らはルーマニアなど東欧から来たジプシーで、むこうでは月5千円もあれば暮らせるそうだから、きっと何ヶ月かスウェーデンで乞食をしてお金を貯めて、故郷へ帰るのだろう。   最近、私が乗る路線にわりとしつこい若い男性乞食が現れるようになった。 乞食をしている人はたいてい中年以上で、あまり押しが強くなかったが、彼は道行く人に積極的に挨拶をし、関係を深めることによって何かを得ようとしているようだった。新しいアプローチの試みとしては悪くないかもしれない。今やただ座ったりウロウロしているだけでは、もらいはないのだから。     昨日、駅の階段を降りたところにその積極派乞食の彼がいて、50代ぐらいのスウェーデン人の婦人に何か話かけているところに出くわした。婦人は彼がなんども話しかけてくるのに怒り、いつも駅に置いてある無料新聞メトロで彼を叩いた。すると彼は何も言わず、さっさとプラットホームの方へと退散した。   機嫌が悪そうな顔の婦人がその時、私の顔色を伺うようにちらりとこちらを見た。 私が近づいてくるので、何か言われるかもしれないと思ったのか。   私は何も言う気はなかったけれど ・・・ あのしつこい乞食男に腹が立つ気持ちはよくわかるので ・・・ 彼女は私が通り過ぎるまで緊張しただろう。ここには乞食を嫌う人と同じぐらいたくさんの「乞食を擁護する人」たちがいるのだ。   そういう人たちは、街頭で乞食をいじめる人の姿をケータイで写し、それをYouTube やフェイスブックで拡散する。私もそんな動画を何度か見たことがある。汚い毛布を纏って街角の地べたに座った男性を罵りながら、何度も蹴りを喰らわす小太りの女。男性は全くの無抵抗。 不思議なことに、日本でホームレスを襲うのは若い男と相場が決まっているが、こちらで乞食をいじめるのは、たいてい中年以上の女性なのである。これは何か社会学的なバックグラウンドの違いとか何かがあるのだろうか。ひょっとして、「ストレスが溜まっているけれど、その十分な発散場所がない」人が、日本では若い男で、スウェーデンでは中年以上の女、なのだとか?    話変わって    ストックホルム市の南に位置するソーデルマルムには、エコロジーを意識したお店がたくさんあると前にも書いたが、ヴェーガン(乳製品や卵も食べないベジタリアン)のお店に行った時の写真が出てきたので、ここに紹介。     Bliss cafe っていうお店です。これはお店の中から入り口を撮ったのでちょっと暗い写真だけど、ボヘミアン調で明るく心地よい雰囲気。 http://blisscafe.se   とてもにこやかなお兄さんが迎えてくれました。上のHPによると、ヨガのクラスや、ホメオパシーの指導もしているようです。これがヴェーガン料理。ふうむ・・・     見た所、ずいぶん少しに見えますが、食べたらお腹いっぱい! もっと暖かくなったら、また訪ねてみようと思います。

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      テーマ:
  • 22 Mar
    • 悪魔のような? 男

      太宰治 ・・・ 中学生の時に愛読したな、懐かしい。彼の本はもう青空文庫に収録されているので、こんな海外にいながらいつでも読める。ありがたや〜   ネットであれこれ調べていて、なぜか彼の女性関係について色々知ることになってしまった。妻ではない女性と入水心中したことは覚えていたけれど、あまり詳しくは追求したことがなかった。   ネットでわかる限り、彼の(恐らくは代表的なものだけであろうが)女性関係は、なかなかすごい。とても簡単にまとめてみると:   初代さん ・・・ まだ青森県にいたとき知り合った芸妓。上京してから同棲。学校にも行かずゴロゴロする治の生活を支えた。そのうち彼女の浮気がバレて別離。その後は色々あって、出稼ぎ?先の中国青島で32歳で亡くなる。   シメ子さん ・・・ バーの女給。たった4回しか会ったことのない治と、なぜか心中することになる。しかし治は生き残り、彼女は亡くなった。この時シメ子さんは18歳の誕生日を迎える4日前。治は自殺幇助罪に問われるが、刑事や裁判官が知り合いだったおかげで無罪放免になる。   美知子さん ・・・ 治と正式結婚した女性。彼との間に三人の子供。   静子さん ・・・ 治の愛人で、歌人。彼との間に子供一人。   富栄さん ・・・ 美容師。治と入水心中した人。          彼はきっと、母性溢れるタイプの女性にとっては放っておけない魅力があったのだと思う。これらの女性の写真を見ると、どの人もとても魅力的。特に山崎富栄さんの日本髪姿の美しいこと。(下の本の表紙を参照)彼女自身美容師で、日本で最初の美容学校を設立した人物の一人娘だった。後継者として期待されていた彼女が、ひょんなことから激しい恋に落ち、それが激しさを超え、ほとんど狂気に近いまでになって悲劇的な結末を生んだ。   恋の蛍―山崎富栄と太宰治 (光文社文庫)   Amazon     初代さんやシメ子さんについては資料はあまり残されていないが、富栄さんは日記を残しているし、静子さんの娘で作家の太田治子さんは母親から聞いた話を詳しく書いている。 なので、それらを読むと、静子さんや富栄さんと付き合っていた頃の太宰治がどんなクソ男だったかが、私たちにもわかってしまうのである。   静子さんから小説「斜陽」の資料を受け取るや、彼女のことがもう邪魔になり、自分の弟子になに食わぬ顔で押し付けようとしたり(しかし弟子も静子さんもその気にならなかった模様)富栄さんに献身的に尽くされ、彼女が美容学校再建のために貯めていた、今で言えば2千万円近い貯金を食いつぶしたり、それでいて彼女のいないところでは悪口を言ったり、また新しい女性になびいたり。   太宰治が富栄さんを口説くとき、死ぬ気で恋愛してみないか、なんて言ったんだそうだが、そのクサさにおばさんは笑っちゃう。でも、富栄さんはハートを撃ち抜かれてしまう。そのうち愛するあまり男への嫉妬が常軌を逸するようになるのだが、この時の彼女は何か悪いものに取り憑かれていたのではないか。   ナルシストで甘えん坊で、いつも愛情に飢えている男。女にはどんなにうまいことを言っても、彼が一番愛しているのは自分だったようだ。それでも勘違いな女が周りに集まり、その刺激のおかげで素晴らしい文学作品が生まれた。身近に、素晴らしい文学作品は生んでいないけれど、彼のようなタイプの男は知っている。そういう輩は確かに存在する。気分に合わせて口から出るでまかせな美しい言葉で女性を惑わし、女性はそれに惑わされることに酔う。   彼の餌食?になった女性は、母性本能が強く夢見がちな人が多かったみたいだけど、お見合いで結婚した本妻の美知子さんは、地に足のついたしっかり者だったらしい。ウィキペディアによると、1997年に亡くなった彼女の遺産は9億4千万円! やっぱり本妻は強いわ。  

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      テーマ:
  • 21 Mar

プロフィール

ケータイ作家さよこ☆スウェーデン在住

性別:
女性
自己紹介:
子供が生まれてから、十代の頃好きだった文筆を再開。 2000年 第72 回 コスモス文学新人賞 ...

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