静と動
歳も省みず、何年ぶりかで仕事で徹夜をしたら、翌々日からひどい頭痛に見舞われ、丸二日間寝込んだ。頭が割れるように痛かったので、医者に駆け込んだら、CTまで取られた。(もちろん、ただの過労だったのだが・・・。)
こんなとき、かわいいのは、何と言っても、まりあだ。
私が寝込んでいれば、隣のベッドでまるで見守るかのように、おとなしく寝ている。たまに目を覚ましたときに、
「まーりあにゃん♪」
と声をかけてやると、満足そうに喉をゴロゴロ鳴らす。退屈だとも言わないし、遊んでくれともせがまない。何とも言えず癒される。
対照的に、こんなとき、心から小憎らしいのは、ムルカだ。
私が風邪を引いていようと、頭痛で寝ていようと、二日酔いだろうと、まるでお構いなし、仔猫の頃からそうだった。
「きてぃにゃんが1日中寝てたら、退屈にゃんっ!遊んでよぉ!!!」
とばかりに、枕元にやってきては、私の顔を叩き、声を挙げて鳴き、別の部屋でわざと大きな物音を立てる、この憎たらしさときたら!全快した暁には、どうやって仕返ししてくれよう!!っと本気で腹を立ててしまうほどだ。
それでも。
自分がぴんぴんしているときは、このムルカの元気さ、無邪気さが、たまらなくかわいい。
たとえば少し前の夜のこと。
夫の帰りが遅く、家の中には2にゃんと私しかいないはずなのに、どこからともなく大きな物音がした。猫が立てられるような音ではなかった。
一瞬、ドロボウか、と不安になり、一部屋一部屋見てまわる。すると・・・。
写真の大袋の中に頭から突っ込んでしっぽだけ突き出したムルカを発見!
かっこ悪いから、こんなとこ、写すにゃっ![]()
そう。少し前の物音は、今まで未征服だった夫の部屋の整理棚の上に、近くの低めの整理ダンスから飛び乗ろうとして失敗したムルカがまっさかさまに(しかも、紙袋の中に)転落した音だった。その後、カメラを持ってきた私の前で、ムルカは見事、初登頂および初着地を遂げる。
よしっ、今度こそ・・・
あっ、こんなところにヒモが・・・。ひょいひょい・・・
散らかしっぱなしにしても叱られない文句言われない部屋が欲しい!というオジサンのたっての願いで設けられたオジサン部屋なので、整理棚と言ってもご覧の通り、散らかりようで・・・。(-。-;)
たとえどんなに散らかっていようとも、あたしに征服できない場所はないにゃっ
帰りは正面から攻めてみるにゃっ
いつもいつも、何か新しい遊び、何か新しい楽しみを探しては試してみるムルカ。そんなムルカは一緒に暮らしていて決して私を飽きさせないし、その知恵比べでは、ニンゲンと同等ともいえる。
まりあとムルカ。静と動。本当に対照的な組み合わせだ。(まりあはもちろん、「ケッケッケッ」なんてお下品な鳴き方は、しませんよ~☆)
ムルカのケ・ケ・ケ・・・
こんばんは!
今朝、ムルカの「ケ・ケ・ケ the movie」を撮影することができました。![]()
「ケ・ケ・ケ」って何![]()
という方は、「Raspberry Dream ~おちゃめなラズちゃんの成長記~」のこちらの記事をご覧ください。→★
お外の小鳥たちが、明らかにムルカを意識して、こちらを向いて鳴いていたので、ムルカも何度も何度も対抗していました。( ´艸`)
ただ・・・。
動画の回転方法がわからないんで、ムルカ、寝ちゃってるんです。
。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
えーっ、起こす方法をご存じの方、是非、コメントください!
では、寝てますが・・・、お楽しみください。![]()
見どころは、最初の2,3秒です。
生存競争
ゴハンの盗み食いは、ムルカの仕業と決まっていた。これは、まりあのゴハンがムルカの好物のカツオ味なのに、ムルカはチキン系の準処方食を与えられていたからだった。
そのカツオ味のカリカリがようやくなくなったので、今度はチキン味のダイエットフードをまりあのために注文した。これで、ムルカの盗み食いがなくなると一安心したのだが、それは大間違いだった。今度は、お互いがお互いのゴハンを取り合う熾烈な状況になってきている。![]()
というのも。
まりあには、肥満のほかに、もうひとつ、健康面に問題がある。
噛まないのだ。
我が家にやってきた時、まりあの歯は歯石がいっぱいで、おまけに口内炎もできていた。
歯石が口内炎を押して痛い、ということで、噛まないで食べるクセがついていたのだ。歯石は病院で麻酔をかけて除去していただいたし、今では口内炎も治っているので、本当は食べられるはずなのだが、長年の習慣で、噛まずに飲み込んでしまう。噛まないからカリカリはお腹の中ですぐにはふやけず満腹感がない。(本能的にお水はいっぱい飲むので消化できてるようだ。)それでも、食べ過ぎるとすぐに戻すので、まりあが一度に食べられる量を少しずつ与えることにしている。その量では、まりあはかなり物足りそうなのだが・・・。
一方ムルカは、最近までほとんど手から一粒ずつしか食べなかった猫だ。一人っ子だから生存競争も経験していなくて、5粒食べてちょっと遊んでから3粒食べに行く、という悠長な食事ぶりだった。
最近になって、ようやく、ムルカのそういう食習慣に気づいたまりあにとって、ムルカの置き餌は
絶好の獲物
である。
・・・( ̄_ ̄ i)
また、一昨日は私がそれに拍車をかけるようなことをしでかしてしまった。
まりあに何とか「噛む」という動作を学んでもらおうと、シーバ・デュオを与えてみたのだ。(もちろん2にゃんともに。)あちらこちらの猫ブログで猫が大好きだという話を読むし、売り場にあった中では一番粒が大きかったので、「とっっってもおいしいものを食べたかったら、努力して食べるだろう」と思って与えてみた。
うーん、いい匂いにゃぁ~![]()
これがいけなかった。
こんなにおいしいものなら、お皿から自分で食べるにゃっ。
お互いに、「相手はいつもこんなにおいしいものを食べているのか」と思ったらしい。2匹とも、シーバを初めて食べて以来、お互いの皿を何度も何度も覗きに行き、何か入っていれば盗みとろうとする。
はーーーーっ。(-"-;A![]()
そして昨夜。
またもや、食べ残しのカリカリをまりあに完食されてしまったムルカ、怒り収まらず、ショックを押さえられず、暗闇の中、納戸の入り口にあるこのソファでじっと「見張り」を始めた。かわいそうに思って、「やきがつお」を差し入れしてやったが、そんなことでは気持ちが治まらないらしい。二度ほど下に連れて下りたが、すぐに見張りに戻り、今朝もかなり遅くまでこの場を離れなかった。
見張ってないと、せっかくとっといたカリカリがすぐに消えるにゃっ![]()
最初にまりあにゃんのカリカリを盗み食いしたのは、ムルにゃんでしょうに。 (^_^;)
まあ、ニンゲンの兄弟だって、おやつやおもちゃの取り合いはするものだ。これは生存競争、と割り切って、お互いがサバイバル術を身につけるのを見守るしかないのだろう・・・とも思う。
でも、まりあちゃんのダイエットはどうなるんだ・・・。(-。-;) ムルカも一応、準処方食なんだけどさぁ・・・。キ、キミタチ・・・。(((( ;°Д°))))
真似る
帰宅すると、こんななごやかな感じで迎えてくれた。
まりあがうちの子になってから8週間、家全体を解放されてから4週間が過ぎた。
毎日毎日、おもしろいなぁっと思うのは、まりあとムルカ、お互いがお互いをよく観察し、真似しあっていることだ。特にまりあは、ここのうちの子になり、ニンゲンとうまくやっていくためには、ムルカの何を真似、何を利用すればよいか、よく心得ているように見える。最初のうちは、ただおとなしいだけのまりあだったが、この家の猫(=ムルカ)はニンゲンとどのようにつきあっているのかが徐々にわかってきたらしい。![]()
たとえば。
まりあはすでに猫トビラ
の開け方をマスターしている。けれども、自分が来たことをアピールしたいときは、わざと外でしつこく鳴いてニンゲンに開けさせる。これはムルカがよく使う手である。
また、最近のまりあは、お皿にカリカリが残っているのに、私を呼びつけることがある。どうも、自分も手から食べさせて欲しいらしい。ゴハンを手から食べる習慣はムルカにも止めさせたいので、まりあには最初からしてやっていないが、とても不服そうである。
さらに、今日はついに、「鬼ごっこ
」を挑まれてしまった。
・・・なんだぁ、遠慮してただけで、ホントはまりあも鬼ごっこ、したかったんじゃんっ☆
一方、ムルカの方がまりあの影響を受けたこともある。
それは、ゴハンを皿から食べること!
今でも私が家にいれば、お腹がすいたとき、3回に2回は、ゴハンを手から食べさせて欲しいと言って、私を納戸につれてゆく。でも、以前は私が家にいれば、寝ている時を除き、100%の確率だった。それから、一緒に納戸に行っても、そこで、ムルカがゴハンを食べたり水を飲んだりするのをじっと見てやってさえいれば、自分で食べることも増えてきた。
これは、この4年間になかった大進歩
だ。
まりあがゴハンを皿から食べているのを見ていて、真似しているのだろう。(それともネコ語で馬鹿にされたから、意地になって皿から食べてるとか??(;^_^A)
それから、現在、夜寝るときの基本形は、ニンゲン2人とまりあがベッド、ムルカがソファの上だが、それにも、最近、疎外感を感じているらしい。おふとんに対する関心は並々ならず高く、ベッドメーキングをしているときなど私と寝室でふたりきりになると、必ずといっていいほど、おふとんを試してみたがる。上に乗ってみたり、中にもぐってみたり、そばで匂いをくんくんかいだりする。きっとまりあがうらやましく、自分もおふとんで寝ることができないかどうか、色々考えているのだ。
こうして、2匹一緒に暮らすことによって、お互いがお互いの影響を受け、真似したり、意地になったりしながら、生活習慣が少しずつ変わっていくのだと思う。
考えてみると、今までのムルカは妙にニンゲン臭い猫だった。それは、真似する相手が私たちニンゲンしかいなかったからかもしれない。これからは徐々に、猫っぽくなっていくのだろうか。
猫っておもしろいですね♪
せっかく、きてぃにゃんが喜んで写真撮ってんだから、もうちょっとモデル続けてやったら?
いやにゃ、もう、十分撮らせてやったにゃっ!
テリトリー
ここ数日、2にゃんの勢力図に異変が起きている。
ムルカが納戸を奪回して以来、どういうわけか、1階リビングの優先権がまりあに移ったようなのだ。それが、猫の世界の暗黙の掟
なのか、腕力(?)
による取り決めなのかはわからない。
元々、リビングでのまりあのお気に入りの場所は、センターテーブルの下で、部屋の真ん中だった。しかもそこは、テーブルの足に顎が乗せられて、なおかつ、床暖房の管が通っている絶好のポイントで、かつてはムルカのお気に入りの場所だったところだ。それが、数日前から突然、まりあがムルカ席やその横のイスにまで座るようになってきたのだ。それどころか、夜中にこっそり起き出して、朝まで1匹だけで下で寝たりするようにまでなった。
まりあだけを見ると、とってもいい光景なんだけど・・・
これとは対照的に、ムルカはリビングでは常に遠慮がちになった。
部屋の隅っこやダイニングテーブルの下、またはダイニングのイスの上など、陽も当たらずひんやりとしたところに座っていることが極端に増える。それだけではなく、みんながリビングにいても、自分だけ2階のベッドの上やぽかぽかマットの上で過ごすことまである。また、私がパソコン部屋に行くと、嬉しそうについてきて、本棚や机の上の、とても座り心地がいいとは言えないゴチャゴチャしたところで寝てしまう。一度はまりあに明け渡していた寝室の東側の窓辺でも、ムルカを見かけることが増えた。
一応陽は当たってるんだけど、隅っこだし・・・
暗くて寒そうだし・・・
どうやら、まりあがリビング、ムルカが2階、と、テリトリーを交換したように思えてならない。
やはり猫の本能上、同じ場所を2匹でなかよく共有するということは、できないことなのだろうか?できるだけ人間が介入しない方がいいとは思うのだが、リビングでシュンとしているムルカを見ると痛々しく思うし、また、あまりにもムルカが私にべったりなので、まりあのことを不憫に思う。
そして2階のコンピュータルーム、私に差し向かいの本棚の上でくつろぐ。
あれぇ、ムルカ、ファンヒーター嫌いじゃなかったの?
このまま、私が毎日家にいなくなって大丈夫なんだろうかっと、ちょっぴり不安になる。
















