ムル☆まり同盟 -156ページ目

ロシア人の食生活

 少し前に、ロシア語会話のクラスで、ロシア人の食品群別年間摂取量の表を用い、ロシア人と日本人の食生活の違いについて話し合った。モスクワに住んでいた頃、日本に帰国した当時、それぞれ感じたことが、数字として証明されたようで、すっきりする。



smetana

スメタナ

 羅列された数字の中で、最初にみんなの目を引いたのは、milk乳製品チーズの摂取量の多さだった。(労働年代の)成人の場合で、年間210.7キログラム。365日で割ると、1日約580グラムということになる。どうやってそんなに食べるのだろう、と一瞬、目を疑ったが、あちらには、乳製品の種類も豊富だ。そんなに努力しなくても、たとえば、毎朝、ヨーグルトとチーズ、朝か昼に牛乳かケフィールのいずれか、夜のサラダやスープにスメタナ(サワークリーム)が少しかかっていればクリアできる数字なのかもしれない。そうそう、トゥボロクと呼ばれる乳製品のスナックもあった。 


 ロシア人の食生活において、大豆はさほど重要ではない。一応売ってはいるのだが、どの店にも必ずあるわけではないし、ましてや豆腐や味噌などの大豆加工食品は、いくら日本食ブームとはいえ、まだまだ一般的ではない。スーパーでの乳製品コーナーの充実ぶりを見て、「大豆の日本食文化、乳製品のロシア食文化」というタイトルで論文書けるな、などと話していた日本人の知人がいたが、この数字を見ると、まさにロシア人はたんぱく質やカルシウムなどを大きく乳製品に依存していることがわかる。



potato

 それから、じゃがいも*じゃがいもが89.4キログラムと異様に多い。確かに、キロ40円程度(当時)、と大変安い。けれども、これは日本人の自分にはどんなに努力しても達成できない数値だ。我が家では、低農薬野菜の宅配を頼んでいる。じゃがいもが入ってくることは、季節にもよるが、1キロ袋が月に2、3回だろうか。おいしいと感じて食べるには2回が限度、月3回も入ろうものならかなり持て余し、無理して食卓に並べても「またぁ?」とうんざりしてしまうので、冷蔵庫の「在庫化」してしまう。うちは2人家族だから、一人当たり月に1キロが限度、つまり年間12キロ程度、頑張っても15キロ程度というところか。


 にんじん 野菜の89.4キログラムについては、その場で意見が分かれる。1日250グラム弱。主婦組からは、「少ない」という声があがったのに対し、独身男性陣からは「これ、少ないの?」程度の反応。が、この数値にはじゃがいも以外の野菜すべて、つまり、かぼちゃや玉ねぎ、にんじんなど、いわゆる葉物以外も含まれているので、かなり少ないのではないだろうか。ちなみに日本歴7年のロシア人講師も「少ない」に一票。


 「スーパーに行くと、まわりの人たちが買うものと自分の買い物とどこが違うのか、よく、かごかごに入っている物を比べるの。すると、野菜と果物がうちよりは多めに入っているのよね。」


 ロシアに行く前、滞在中、「ロシア人は野菜を食べず、じゃがいもばかり食べているから栄養のバランスが取れていなくてあんなに太ってしまうのだ。不健康だ。」という話をよく耳にした。今回の表で、確かにじゃがいもの摂取量が非常に高いことはわかった。が、乳製品で足りない栄養素を補おうとしていること、野菜の摂取量も思ったほどは少なくないこともわかった。日本と同じ栄養素を日本と同じ食品群から摂取しよう、という発想を捨てれば、ロシアでも案外、健康的な食生活が送れるのかもしれない。


 


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あきたの物と景色 -- つなしまかすみイラスト展 --

友人のつなしまかすみ が、今日、3月16日よりイラスト展を開催します。


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あきたの物と景色 -- つなしまかすみイラスト展 --

2007年3月16日(金) - 3月29日(木)

9:30 a.m. - 4:30 p.m.

(但し、月曜は休館日)


秋田県立博物館・ミュージアムショップ前にて

〒010-0124 秋田市金足鳰崎字後山52
TEL   018-872-1770

e-mail apm-shop@lime.plala.or.jp



リボン 絵やオリジナルグッズの販売もしています。

リボン 入館無料

リボン 彼女のホームページには、右の「ブックマーク」から行くことができます。作品もたくさん掲載されています。


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お近くの方は、ぜひ、お立ち寄りくださいませ。m(_ _ )m

ホワイトデー・ギフト

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 数日前、きてぃ母より電話電話


 「今から出かけるんだけど、何か欲しいものがあったら、お父さんの代わりにホワイトデーのプレゼントとして買ってきてあげるわよ。」


 で、すぐに口をついて出た答えが、


 「キャットタワー!


 だった。


 きてぃ母「えーっ、何か自分のものにしたらぁ~?」


 夫も同じ意見だったが、一度思いついたら、どうしてもそれが欲しくなる、ということで、キャットタワーをもらうことにした。


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 ムルカはおもちゃの既製品をあまり好まない猫だ。あちらこちらのブログでキャットタワーでくつろぐにゃんずを見るたびに、ほほえましい光景だとは思いながらも、いまだに購入していなかったのは、ムルカに使ってもらえないことが心配だったから。けれども、まりあが我が家にやってきてから、再びタワーに興味が湧きつつあった。なぜなら、


 にゃー まりあは無趣味 にゃー


 だからだ。


 ネコムルカには、いっぱい趣味がある。


 - 鬼ごっこ 走る人

 - かくれんぼ とかげ

 - ホッケー(どんぐり、ねずみ、ペットボトルキャップ、ワインコルク、など多バージョンあり) ホッケー

 - パンチ合戦  グローブ

 - 天袋など高い場所の探検&征服(私を踏み台にして(-。-;))

 - 鏡ピカピカ遊び etc., etc. ... 鏡キラキラ


 まりあのことを一生懸命誘っているのをよく見かけるが、今のところ、まりあの反応は、


 うざっ!


 と切り捨てている様子。鬼ごっことパンチ合戦だけは、仕掛けてくるからしかたなく相手をしてやっているといった感がある。


 じゃあ、そんな無趣味のまりあにゃん、何が楽しみなのか、と観察してみると、今のところ、晴れひなたぼっこ人間のお膝ゲットくらいしか楽しみはないように見える。(ちょっぴり、ババ臭い・・・お茶。(-。-;))


 寝室の窓辺が気に入っているのは、午前中そこの日当たりがいいこともあるが、そこから、前のロータリーで子どもたちが遊んでいるのを見るのも好きらしい。それなら、お外が遠くまで見渡せるようなタワーがあれば、喜んでくれるのではないか?


 ちょうど、そういう結論に達した頃に、きてぃ母から電話がかかってきたのだ。


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 というわけで。 


 ホワイトデーの今日、我が家の女性陣のうち2にゃんは、キャットタワーを手に入れた。


 
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にゃー へぇ、上の方にも色々あるにゃ~。





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ねむっ。




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ネコ ほぉ~、お外が遠くまで見えるにゃ~っ。





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にゃー ここで昼寝の続きをしてもいいのかにゃ?




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ネコ ぱぁんち、ぱぁんちっ!ここ、パンチ合戦にいいにゃん♪
にゃー 油断もスキもないにゃ・・・。



 タワーひとつ与えても、性格の違いがはっきり出る、うちのにゃんずだった・・・。


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ナイショ話・・・?


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 納戸の復旧以来、2階に行く機会も増え、ムルカは2階でも落ち着いて過ごせるようになってきました。すっかり自信を取り戻したようです。そしてついに、こんな風景も見ることができました♪


 カーテンごしだとせっかくのツーショットがよくわからないので、そーっと開けてみたのですが・・・、



conversation2



 やはりカーテンが開くとともに、まりあにおもむろに拒絶され、ナイショ話のツーショットは撮ることができませんでした。A=´、`=)ゞ まりあがカメラ慣れするには、もう少し時間がかかるようです。

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ハムレット in 西宮


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 モスクワ・ユーゴザパト劇場 の演出家、ワレリー・ベリャコーヴィチ演出の「ハムレット」を、兵庫県立ピッコロ劇団が兵庫県立芸術文化センターにて上演している。演出家や出演者のアフタートークも聞けるということで、昨日、足を運んだ。


 劇場に一歩足を踏み入れると、モスクワのユーゴザパト劇場で見たのと同じ雰囲気を持つ無機的でシンプルな舞台上のセットが目に飛び込む。国もホールの規模も出演者も異なるのに、何だかなつかしい雰囲気が漂っていて、芝居そのものに対する期待感が高まる。床は、幅の広いグレーとダークグレーのボーダー、その上に柔らかそうな樹脂素材の柱が12,3本天井から吊るされている。これだけのセットで全ての幕の話が展開することになる。ボーダーは宮廷内の床や階段、ある時は森をある時は広場を表現し、ポールは柱や木立、形を変形させて船や部屋などの形を作ったりもした。


 ユーゴザパト劇団の公演は二度だけ観たことがある。「どん底」は、安宿を想定した数台の簡易二段ベッドのみ、また、「巨匠とマルガリータ」は、大鏡のように見える縦長長方形の鉄板(?)が、横一列に何枚か並んでいるのみだった。それらが、場面によって、ドアになりポスターになり窓になり、と色々な物に見立てられる。


 衣装もまた、シンプルだった。多少のバリエーションはあるが、王妃から墓堀まで、ほぼ全員が写真のような衣装をまとっている。

hamlet

衣装や音響効果、照明もユーゴザパト劇場のスタッフが担当。


 大道具と衣装がシンプルなだけに、音響や照明が効果的。余分なものをすべて取り払った状態で話が進行するからこそ、登場人物のセリフも、まっすぐに観客の心に届く。


 ということで、モスクワの客席数200程度の小さな芝居小屋、ユーゴザパト劇場の芝居が、日本でも最新の大きな舞台で再現されることになる。不思議なもので、ホールの規模や建物の建築時期がまったく違うのに、舞台上のセットに違和感は感じなかった。



 舞台が始まる。


 ロシア人演出の芝居を日本人が演じたら、どんな感じになるのだろう、やはり、「模倣」になってしまうのではないだろうか。そんな懸念はすぐに払拭される。日本人の役者は、あくまでも彼らの持ち味を活かしながら、ベリャコーヴィチの世界を表現している。 衣装とともにロビーに展示されていた資料によれば、ユーゴザパト劇場の「ハムレット」が、ハムレット役の看板俳優の個性的な演技で高い評価を得たのに対し、2004年、初演時のピッコロ劇団の「ハムレット」は、役者たちの醸し出すハーモニーにより高い評価を得たのだという。


 彼らが話すのは、現代日本語だ。関西弁もコメディ感覚で組み込まれている。それから、感性も現代日本人の感性で、イギリス人やロシア人の感性は伝わってこない。けれども、彼らが演じているのは、間違いなくモスクワで観たことのある世界だった。不思議な、そして見事な融合だった。


 この芝居の宣伝ポスターに書かれているキャッチフレーズ通り、


 「こんなハムレットに会いたかった」


 と思った。




 ところで、つい先日、翻訳をしている友人にある本を紹介された。


 

鈴木 直
輸入学問の功罪―この翻訳わかりますか?

 友人によれば、日本に欧米の文学や哲学、法学や経済学などが輸入され出した当時、その日本語訳には大変硬い表現が使われていた。それは当時、学問というものはごく限られた一部の人たちの物であり、「このような難しい学問を理解するには、このくらいの文章が読めることが大前提だ」という考え方があったからだそうだ。それが、多くの素晴らしい文化や思想の日本での普及を妨げている。これからの文化の輸入、翻訳はそれではいけない。現代人に理解しやすいことばで翻訳し、よいものはできるだけ普及しやすくしなくてはならない、そんなことが書かれているそうだ。


 その話に共感したばかりだったので、現代日本人が現代日本語で演じる今回のハムレットを観て、まさにそれが実践されていると感じた。


 はっきり言って、ハムレットがあれほど多くの内容を含む戯曲だとは思っていなかった。それは恐らく、原作を読んだ当時、恐らく高校生か大学生の頃、古めかしい日本語に活字の詰まったレイアウトの本を、「何かムズカシイもの」を読んでみたい心境の時に読んだからに違いない。読んだ当時の自分は、ハムレットに対して、シェイクスピアに対して、心を開いてはいなかったように思う。


 ハムレットは、イギリス人シェイクスピアがデンマーク王朝を舞台に書いた悲劇だ。けれども、この物語の意味はそれだけではないことを昨日初めて知る。観客を見渡すと、50代以上の方の割合が思ったよりもずっと高かったように思う。その背景にはやはり、日本人の一般的ハムレット像が、「難しいものに相対したくなったときに読む古めかしいことばで書かれた古典」だからではないだろうか。


 それを打ち破ったところが、ベリャコーヴィチのスゴイところなのかもしれない。おそらく、日本だけではなく、他の海外公演でもそれぞれの国の人々にぴったり来るハムレットを演出しているのだろう。


 ロシアのこういう優れた芸術は、世界に向けてどんどん輸出して欲しい、と思った。



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