こんにちは。
今日はお菓子作りに欠かせない「ボール」についてのお話です。
材料を混ぜたり、泡立てたり、湯煎したりと、ほぼすべての工程で使います。でも、ボールにもいろいろな種類があり、どれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。
今回は、お菓子作りでよく使われる「ステンレス」「ポリカーボネート」「耐熱ガラス」の3種類のボールについて、それぞれの特徴やメリット・デメリット、最適な使い方を詳しくご紹介します。
これを読めば、自分にぴったりのボールがわかるはずです
ボールの種類と特徴
① ステンレスボール
✅ メリット
- 熱伝導率が良い → 湯煎や氷水を使う工程に最適
- 直火にかけられる → バタークリームの分離直しなどに使える
- 丈夫で割れない → 長く使えてコスパが良い
- 軽い → 取り回しが楽
⚠️ デメリット
- 電子レンジで使えない → 温める工程があると不便
ステンレスボールは、特に温度調整が必要な作業に強いのが特徴です。ジェノワーズの卵の泡立てや、チョコレートの湯煎、生クリームの泡立てなどに最適。プロのパティシエも愛用する、頼れるボールです。
② ポリカーボネートボール
✅ メリット
- 電子レンジが使える → カスタード、ガナッシュ作りに便利
- 軽い → 大きなサイズでも扱いやすい
⚠️ デメリット
- 熱伝導率が悪い → 温まりにくく、冷めにくい
- 傷がつきやすい → 長年使うと劣化しやすい
ポリカーボネートボールは、電子レンジを活用するお菓子作りにピッタリ。例えば、バターを溶かしたり、カスタードを作ったりするときに便利です。ただし、高温には弱いので、キャラメル作りには不向き。
③ 耐熱ガラスボール
✅ メリット
- 電子レンジが使える → ポリカーボネートと同じく、レンジ調理に対応
- 透明で中が見える → 写真や動画撮影に最適
⚠️ デメリット
- 重い → 片手で扱うのが大変
- 割れる可能性がある → 取り扱い注意
- 熱伝導率はそこそこ → 冷やす・温めるのに時間がかかる
耐熱ガラスボールは、電子レンジOKでありながら、見た目が美しいのが魅力。特に動画や写真を撮るときに大活躍します。ただし、重さと割れるリスクがあるので、取り扱いには注意が必要です。
熱伝導率の比較
ボール選びのポイントのひとつが「熱伝導率」。これが高いほど、温まりやすく冷えやすいという特徴があります。
熱の伝わりやすさを数値で見ると、違いがよくわかります。
- ステンレス:16W/(m・K) → 圧倒的に熱が伝わりやすい!
- ガラス:1W/(m・K) → そこそこ熱を伝える
- ポリカーボネート:0.198W/(m・K) → かなり熱が伝わりにくい
こうして見ると、ステンレスが圧倒的に熱伝導率が高いことがわかります。つまり、冷やしたり温めたりする工程では、ステンレスが最も使いやすいということですね!
それぞれの最適な使い分け
【ステンレスボール】
✅ 湯煎で温めるとき(ジェノワーズ、チョコレートの溶解)
✅ 氷水で冷やしたいとき(生クリームの泡立て、ムース作り)
✅ 直火にかけるとき(バタークリームの分離直し)
💡 ポイント:温度調整が必要な作業に最適!
【ポリカーボネートボール】
✅ 電子レンジを使うとき(クッキー、バターケーキ、カスタード、求肥、餡の火取りなど)
💡 ポイント:電子レンジ調理を活用するならコレ!
【耐熱ガラスボール】
✅ ステンレスとポリカのどちらの代わりにもなる(直火以外ならOK)
✅ 写真・動画撮影をするとき
💡 ポイント:オールマイティに使えて、見た目がきれい!
結論:どのボールを選ぶ?
💡 わたしの使い分けルールは…
✔ 電子レンジを使うならポリカーボネート
✔ それ以外はステンレス
✔ 写真・動画撮影のときは耐熱ガラス
最近は耐熱ガラスボールの種類も増えており、3COINSなどで手頃な価格で購入できます。重さや熱伝導率が気にならなければ、ガラス製一択でもOK!
とはいえ、どのボールもそれぞれのメリットがあるので、使い分けることでストレスのないお菓子作りができますよ♪
ぜひ、自分に合ったボールを選んで、快適にお菓子作りを楽しんでくださいね!

①フォーチュンクッキー
②紅茶のキャラメルナッツ
③焼きチョコクッキー
PDFレシピと動画もついています!!
簡単なお菓子なので是非作ってください
