前回たくさん書いたけど、思い返すとまだまだ出てきてさ。吐き出させてください。笑
まず娘の健康診断・健診について。
義父はヤブ医者だ。
ヤブというか、もう80歳近いので医療知識とか話してる内容が、現代じゃもうネットとかで広まって誰でも知ってるようなことばかり。
特に赤ちゃん系の知識は私の方が知っていて、義父はうろ覚えとか昔の変な方法ばかりで、間違っている。
更に義父の専門は整形外科。
子供の病気や内科系の知識は専門外だ。
義父が詳しいのは、打撲とか骨折とか。
義家族や息子である夫は、義父に絶大な信頼をおいている。そりゃそうだろう。実の父であり、大黒柱だ。若い頃は現役のお医者さんでもっと知識もしっかりしていただろうし。
しかし、私は会話の節々で感じていた。
整形外科医だった80歳のおじいちゃんが話す子ども内科のことは全部間違っていて、Google検索した方が正しいということに。
我が家と義実家は違う国にある。
私の娘はもちろん全ての定期検診や予防接種を受けている。
私たちの住んでいる国の方が先進国なので、医療制度やお医者さんのクオリティーは悪くない。
それに娘はありがたいことに超のつくほどの健康児。体も他の子よりも大きく、とても元気な子だ。基本的に検診で心配することはない。先進国のお医者さんが元気だと言えば、十分だ。見て分かる。笑
しかし、義実家は私たちの住んでいる国は適当だとか汚いだとか差別し、義実家へ帰った際に義父の知り合いの病院で検診を受けるよう、勝手に予約される。
私たちは娘が生後2ヶ月の時から2ヶ月ごとに飛行機で義実家へ帰っていて、滞在期間も1〜3週間ととても長く、私は寝不足の中苦労していた。
義家族はおむつ替えやミルク、それに哺乳瓶や服を洗うなどのことを一切してくれなかった。
ゲストルームももはやゲストルームではなく、ノックなく昼夜問わず入ってくる。足音もうるさいし、朝5時から電気つけてラジオつけて、気遣いのかけらもない。
私はまだ貧血がひどく、ご飯もしっかりしたものを食べなければいけないのに、食事を作ってくれなかったり、自分たちはお腹がすいてないからと野菜だけが続くことも。
結局、忙しいなか自分でご飯を作ったりしたが、ハードスケジュールで熱中症になってしまった。
私は疲れ果てていたのに、せっかく義実家にいるのだからと一日中ショッピングや観光に連れまわされたのが原因だ。
その合間に家事育児。赤ちゃんのお世話以外でも、義母からは「働かざるもの食うべからず。息子(夫)はたくさん働いていて偉い。あなたは専業主婦でダラダラしている。義実家にいる時は、ベッドシーツを洗ってアイロンかけて、息子のYシャツにも毎日アイロンかけて、ご飯の用意も手伝って働け。」とキレられるので、自分の家にいる時よりも家事をしていた。
更には部屋にこもっていると、「なんでこんなに天気がいいのに部屋にこもっているんだ。陰気なやつだ。」と言わんばかりに35°の下、肌を焼けと日焼けさせられる。
日焼けは大好きだが、本当に貧血でクラクラして結局パニック発作のようになって熱中症になって、脱水症状を起こした。
そして本当に死にそうだったので夫がヤブ医者義父を呼ぶ。
体内に高温の熱がこもっている感じで、動悸が止まらず、脳が溶けておかしくなってしまうような感じでパニック。
しかし義父は私の脈を数えて「問題ない」と言って終了。
うん、外見的には何も変わってないけど、体内の細胞が沸騰してるのよ。
めまいと動悸と体内の熱がひどく死にそうだったが、結局ハードスケジュールを何日も続けて帰国した。
それでやっと娘の定期検診の話に戻るが、
義実家の国はヨーロッパ圏だが、先進国というほどの大国ではない。
それに住んでいるエリアも都市でなく、田舎の方。
定期検診は都市の方と近所とに予約される2パターンがあるのだが、どれも意味ないし迷惑だ。
というのも、娘は自国で検診済みの超健康児だし、いつも予約したから行くぞと言われるのが1時間前とかだからだ。
赤ちゃんと外出なんて用意も大変だけど、がんばるぞ!っていう心構えがないと場面で行くのは結構つらい。
観光や親戚の家に遊び行くとかも10分前に言われるので本当につらい。ノーメイクでパジャマでいることがほとんど。むりむりむり。
(それで何度かキレて、親戚主催の食事会など行かないことあり。もちろんその日の食事はなし。)
都市の病院へ行くには1時間かかる。往復で2時間。車酔いで90%娘は吐く。本当に大変だ。
それに特別検診なので何万円もかかる。
出してくれることもあるが、こちらが出すこともある。
そして近所の病院。
先進国でない田舎の病院。
話を聞いてても技術的に少し遅れてる印象。
行く意味ある?
絶対私たちの住んでる先進国の検査で十分だよね。
どちらもわざわざ行きたくない。
先ほども言ったが、娘は超のつく健康児だ。
そして過保護な義父がついに失礼な発言をする。
愛からだろうが、どう見ても健康なのに間違い探しのように娘の体を凝視する。
そして失礼発言。
「なんか寄り目だな。斜視か?足も内股座りするなんておかしい。普通じゃない。足が曲がってるんだ。」
おい、いい加減にしろよ?
本当そろそろ黙れ?
娘は日本とヨーロッパ圏の白人のハーフだ。
日本では、つり目の子が少し寄り目に見えることはよくあることだ。
アジア人特有の蒙古ヒダのまぶたの皮などによっても寄り目に見えることもあるが、日本で赤ちゃんがこのように見えるのはよくある。
私は毎日娘を育児してきて、たくさん顔を見てきて知っている。娘の目は普通だ。
それに自国での検診でも指摘されたことはない。
少しアジア人特有の可愛らしいつり目の寄り目があるのは気づいていたが、目の錯覚だ。
しかし義父はアジア人をよく知らない。
医療知識でなく、無知ゆえに寄り目と発言した。
内股座りも日本の子供は全員する。おねえさん座り?というやつだ。
立ち上がる際の足が右からだから変だとか、本当に意味不明なことまで言ってくる。
それから頻繁に目や足の検査が必要だとか、変だとか言われ続け、私はついに泣いてしまう。
もう意味のない検査なんて行きたくない。
娘が可愛いから見ているのではなく、間違い探しをするようにジロジロ見て、ここが変だとかあーだこーだ言うのやめてほしい。
それで私はおかしくなって爆発する。
夫に言うが
「でも親父は医者だから。知識がある上で言ってるんだよ。検査しても減るもんじゃないし、やって損はないよ。」
と言ってくる。
我慢ならず、泣きながら義妹にも電話した。
「私の娘はおかしくない。常に娘に障害があるだとか検査検査言って、無断で予約しないでほしい。私が母親だ。」と。
しかし義妹も夫と同じことを言う。
それで結局、都市と近所の病院二つで検査をすることになった。
近所のほうはもはやクソだった。
義父のように医療知識が少し遅れてるだけでなく、アジア人を知らない。
「問題ありません」と言いたそうだが、義父の手前、なにかしら義父に賛同した方が良いという雰囲気もあり、断言できない田舎のヤブ医者。
「問題ないとは思います... が、たしかに少し寄り目には見えますね。心配なら大きい病院で検査をしてください」
うん、それ誰でも言えるわ。
そして都市の病院へ。
都市の病院はちゃんとしているのもあり、全く私と同じ意見を言われて終わった。
「寄り目に見えますが、目の錯覚です。アジア人の目なので目があがっていてそのように見えるのです。何も問題はありません。」
ほら、言ったろ?ヤブ医者義父が。
私はお前よりも医者だな。笑
足も異常は何もなかった。
勝手に大騒ぎして、私に無駄な体力とメンタルを消耗させた生後からの1年。
これも本当に「産前産後の恨みは一生」で忘れられないことです。