こんにちは。高橋です。

 

中学2年生の国語の教科書に『アイスプラネット』(椎名誠著)

という作品があります。

中2生の期末テストの範囲です。

 

 

主人公の中学生悠君と、母親の弟「ぐうちゃん」との物語です。

居候のぐうちゃんは定職に付かず、悠君の母親からは煙たがられています。

悠君に、ぐうちゃんのようにならずに

しっかり勉強して働いて欲しいのです。

 

一方、悠君はぐうちゃんの怪しくも面白い話が大好きです。

馬を飲み込むアナコンダという蛇の話や、体長3メートルのナマズの話、

見た者を幸せにするというアイスプラネットの話など。

半信半疑ながら聴くのを楽しみにしています。

 

ある日、ぐうちゃんから聞いた話を悠君がクラスメイトにすると、そんな話はでたらめだと

馬鹿にされてしまいます。

それを機に悠君はぐうちゃんへの信頼感を無くし、関係が冷めてしまいます

 

それからまた日が経ち、ぐうちゃんは貯めたお金で海外へ長旅に出てくると言い、

家を出ていきます。

出る直前に悠君とがっしり握手をしたぐうちゃんは、旅先から悠君に手紙を出します。

 

『若いうちに勉強をたくさんして、いっぱい本を読んで、いっぱいの「不思議アタマ」になって

世界に出かけていくとおもしろいぞ。

世界は、楽しいこと、悲しいこと、美しいことで満ち満ちている。誰もが一生懸命生きている。

それこそありえないほどだ。それを自分の目で確かめてほしいんだ。』

 

と書かれた手紙とともに、封筒には大きなナマズの写真と、

北極海に浮かぶアイスプラネットの写真が入っていました。

 

 

お話は以上です。

 

個人的にこの作品は非常に気に入っていて、

正に私から塾生へのメッセージと重なります。

 

昔から好奇心の強かった私は、学校の大半の授業は楽しみにして

聴いていました。

 

自分の知らないことを知って、その感動を母親などによく話したものです。

 

咲心舎に来てくれている塾生達にも、

そんな新しい世界を知る楽しさを知って欲しい

と思い、授業をしています。

 

 

ぜひ機会あれば御覧になって頂きたいです。

昨日は高橋先生、深松先生と一緒に、

えびす通りや周辺のゴミ拾いをしました。

 

 

咲心舎開塾以来毎月続けている、要町ゴミ拾い。

今月で63ヶ月目です。

 

今月もなかなか大漁です<笑>。

でもキレイになると気持ち良いですね。

 

ゴミ拾いは、ライフスキルの「つながる力:感謝力・貢献力」に通じます。

私自身、この町で仕事をさせてもらい、出会いがあり、喜びがあり。

よって事業や仕事での貢献以外で、何か町に貢献したいと考え、

ゴミ拾いを始めました。

ゴミ拾いをすると、町に対して感謝の念が生まれてきます。

ありがたいなあと。町とつながりを感じます。

 

咲心舎の中3受験生は、夏や冬などゴミ拾いを一緒に行う機会があるのですが、

そのうち、塾生全体に公募して一緒に行いたいと思っています。

手軽に楽しくつながる力が育めます。

そして、ゆくゆくは塾生だけでなく、

町の子供達も募って一緒にゴミ拾いができたらと考えています。

 

こんにちは、小学生担当の深松です。

 

咲心舎は中学受験をしない子たちにも、

1学期毎に全国規模の学力テストを受けてもらっています。

講師・塾生両方が、個人の実力を把握でき、指導や学習計画に非常に役に立ちます。

 

ですがこの学力テスト、偏差値が出るんです。塾生はもちろん偏差値に敏感に反応します。

偏差値のとらえ方一つで、勉強のモチベーションが上がるか下がるか、大きく変わります。

偏差値は”なりたい自分”になるために、できるだけ客観的に自分を把握するための資料です。

テストの結果をみて、「今回下がったから、やっぱりわたしは出来ないんだ。」

などと”なりたい自分”が”資料”のせいで左右されるのは本末転倒です。

 

なので、テスト結果が返ってきた時は

”なりたい自分”=”目標”の再確認から始めます。

そしてテスト結果の数字を使って「どうしたらなれるか」、計画を立ててもらいます。

そうしていると、前回と今回の比較、全国偏差の変化、

出来た単元と間違った単元など、色んなことを知りたくなって

どんどん質問をして、結果表を見ながら考えるようになります。

 

社会で出される数字は厳しくもあります。

小学生のうちに数字と仲良くなって

自分の成長の糧にしてほしいと思います。

 

 

 

こんにちは。高橋です。

 

今日はプライベートな話題です。

 

私たち夫婦共に動物、とりわけ犬が好きでして、

 

ゴールデンウィーク中に幕張メッセで開催していた、「ペット博」に行ってきました。

 

ただ愛玩犬が展示されているだけでなく(むしろ少ない)、

 

保護犬・保護猫や災害救助犬のブースもありました。

 

ステージイベントで特に私の興味を引いたのは、

 

介助犬・聴導犬のデモンストレーションです。

 

盲導犬の存在は皆さんもご存知の通りですが、

 

そういえば私、介助犬も聴導犬もどのようなものか知りませんでした。

 

介助犬は落としたお金やペットボトルを拾ってくれたり、車椅子を後ろから押して補助してくれたり、

 

聴導犬はアラームが鳴った時に前足をかけてくれたり、後方から自転車のベルが鳴った時に危険の無い方に誘導してくれたり、

 

 

状況に応じて適切な対応を選んでいることに強く感心しました。

 

また、塾生の学習状況に応じて、どのように介入するかを判断していくことに、

相通ずるものを感じました。

 

 

ちなみに、盲導犬・介助犬・聴導犬を合わせて補助犬と呼ぶのですが、

 

補助犬を連れて公共施設はもちろん、スーパーやレストランなどの民間施設も入ることができると

法律で定められているんですね。

 

恥ずかしながら存じ上げませんでした。

www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/syakai/hojyoken/html/a01.html

(厚生労働省HPより身体障害者補助犬法の記述)

 

登壇していた団体の方が、理解を広めていきたいと訴えられていたのが印象的でした。

 

 

私も引き続き塾生に寄り添い、学習や人生のサポートをしていきたいものです。

塾長の吉田です。

新年度になり、次々と各都立高校の経営計画が発表になっています。

 

・学校経営計画

・学校経営シート

この二つはHPにアップされている学校が多いので、

ここを読むと、一通り各学校の方針が理解できるかと思います。

 

特に学校経営シートはすぐにでも読める、読みやすいものです。

しかも、各校で比較してみると大変興味深い点が出てきます。

竹早高校:http://www.takehaya-h.metro.tokyo.jp/pdf/30keieisheet.pdf

北園高校:http://www.kitazono-h.metro.tokyo.jp/hazimeni/300411%2030keieisi-to.pdf


重点目標については、抽象的ではなく具体的に書いてある項目が、

恐らく力を入れる所です。

本地区偏差値トップの竹早高校は学習指導の充実の所に、

「教員相互の授業参観」という具体的な策を設けています。

No.2の北園高校は「信州北園プロジェクト」というグローバル人材を育てる

具体的な策を明記しています。

 

大学合格実績の目標も違いがあり、面白いです。

竹早高校は、平成29年度の「国公立大学合格者目標」を50名から、

今年は70名と20名もプラスのアグレッシブな目標を掲げています(更に3年後は90名目標)。

北園高校は、同目標は40名から、45名の5名プラスにしています(3年後は50名)。

若干コンサバな目標でしょうか。

 

経営計画は強く学校運営に影響するので、

この辺りも見ていくと、学校の理解が進むと考えます。

学校選びは、塾生の人生に非常に大きな選択です。

親御様には時間があるときに、是非ご一読頂ければ幸いです。