どこの官能小説?というかんじだけれど、
エルメスは、セックスについては全然わからない。
「俺は一人が好きなんだ」
「結婚したかったら、とっくの昔にやっているぜ」
そう言っていたが、私の目から見ると、
まあどこの誰がこいつと同居したがるだろう、と言ったところだ。
だって全然知らないから。笑
その一方で、ニコレッタは少しクラウディオ(元彼)に鍛えられたところがあって。
へたくそではない。
しかし、彼がどう体を触ってくるかよりも、
彼がどう密着してくるか、の方が興味がある。
あまり触っては来ないのだけど。
ハグした時の、指先までの絡み具合が、類を見ない。
指先が、皮膚に食い込む感じで。
そのままいびきを描いて、寝る。
ニコレッタは食い込んだ指と掌のエネルギーで高熱が出て、心臓がバクバクして、一睡もできない。
しかし、一睡もできないのは、自身のトラウマと闘っている証拠でもあって。
なぜここまで大袈裟に表現しているか、というと。
出会った時に、エルメスは一切ハグをしてくれなかった。
腰が曲がって、肩がカーブして、クラウディオに「ノートルダムのコブ男」と呼ばれていた。
それが、4年経過した今。
王子になってしまったらしい。
密着王子。
出会った時は、本当に出会った瞬間、なにもせず、やることだけやって、その後ベッドの角に放置。
ハグも何もなしで、解散。本当に悲惨だった。
当時は、このブログも 「the 不倫ブログ」で、クラウディオに尽くされまくって、クラウディオ豪邸に住んでいたニコレッタ、
こんな男に将来を託していいのか?という疑問で、
the 二股をかけていた。
(というかコブ男に心配したクラウディオに、いつも束縛されていた)
しかし、いつの間にかクラウディオとの交際期間3年を更新して、4年目に突入しているのは。
エルメスの絶え間ない努力、そして、おそらくニコレッタを凌ぐ愛のおかげだと思う。
で、奴がどれだけ自分のことを愛してくれているのか、のメジャーになるのが、この「密着」で。
「ハグ」をこえた、頭先から、足先までの彼の密着具合で。
いままで、どれだけ人知れず身体の障害で苦しんでいたか、毎晩寝れなかったのか、
そのうえで、毎日ピアノの猛練習をしなくてはいけなかったのか、
そして、ニコレッタと一緒にいてくれる勇気を持っていてくれたのか。
...考えているだけでも、涙が出てくる。
エルメスとは、本当にたくさん喧嘩をした。
動機は、いつも「愛されていない」と感じていたから。
ニコレッタ自身も、いろいろ心に病を抱えている人間なので、病が発症すると、すぐ浮気疑惑をかけたり、「もう合わない!」
といったり、嫌味をいったり、嫌がることをすることがあった。
エルメスは、そういうことが起こると、自分を放置して。
治ったところあたりで、「気は治ったかい?」と、とことこと近寄ってくる。
そんな感じだった。
いろいろ思い出すことは多いが、昨日の11時間の密着で、本当に肩はよくなっているんだな、という印象だった。
がんばれエルメス。
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