先月の火曜日、Ng氏が家に雪崩れ込んできた。
3年前の交際から、彼の体調、身長、二人の関係などを、朝顔の日記のようにつけるのが私の趣味になっていて。
まあ、ほかの男と一緒にいるところを目撃されても、「ニコレッタはどうせNGだから」みたいなレッテルが貼られてきているらしい。
オーランドの入る余地も、おそらくなさそうだ。
ところで、朝顔の日記なのだけれども。
彼の音楽院の仕事帰りにピザ、というなんとも嬉しい夫婦関係っぽいシチュエーション。
焦ってきたのか、音楽院にカバンを忘れてしまったようだった。
で、音楽院にカバンを撮りに行くNG氏。
そして、帰ってこない。
その間に、私はオーランドに電話している。
必殺、ニコレッタの「NG氏のいない寂しさを他の男で潰す術」
小悪魔なようだが、これが結構恋愛ではきくらしくて。
「お前がいないなら他の代わりがいるんだぜ」という緊張感が、男の狩本能を揺さぶるらしい。
今の歌の相方、Sergioは元彼女がいて。
Sergioが、彼女と結婚の予定を建てた時に、彼女はSergioの言うことを聞かずに、友人とTorinoで働く約束をした。
そして、Torinoで壮絶な孤独を味わった後に、Sergioのもとに帰ろうとしたが、その時は精神のストレスで体が太ってしまい、
Sergioは今日まで「太った女との交際はできない」と断り続けていたらしい。
その彼女の分析(?)をするにあたって、彼女は、厳格なカトリックなだけあって、人生ではSergioという男しか知らないらしい。
しかしそれによって「情報不足」になり、友人に惑わされてTorinoへ働きに行き、人生が破綻してしまったのかもしれない。
Sergioは、「僕に何度電話をかけても、答えることはできない」というが、
私だったら、すぐ他の男に乗り換えて他の経験して、ダイエットしてから、機会があればSergioに再チャレンジするだろうな、と考えてしまった。
男は狩人であって。
一度手に入れた獲物には興味がなくなる。
そのことをよく知っているから。
また話が逸れてしまったが。
Ng氏との3年の交際。
毎年何かしらの進展がある。
彼の肩と腰は完全に治ってしまって。
シャキッとまっすぐ歩くすがたをみるのは清々しい。
で、一緒にピザを食べる。
あれだけ砂糖のこと嫌がっていたのに、「デザートめちゃめちゃうまかった」
嬉しそうにデザートを食べていた。
喋っていることと本心が違う、ひねくれ者。
彼の本当の気持ちを知るのは、至難の技。
で、結構ピザ家に長居、ピザ家で一緒にいるのが心地良かったのか、外に出るのを渋っていたのもかなり●。(なんや)
昔は絶対そんなことなかったよ。
話の内容も、結構シビアな将来の計画。
いつまで結婚したい、とか子供が欲しい、とかそういう花が咲いたことではなくて、
自分と同じプロジェクトをしている人間で失敗した人の例、私のプロジェクトの詳細、税金の支出はいくらになるか、
そのためには、幾つの楽器を売らなくてはいけないか、売るためにはどのように改良するべきなのか。
。。。
…こいつ良妻!!!!!!😭
だんな(私)の見落とすビジネスの罠をかたっぱしから炙り出してくれている。
いろいろプロジェクトで行ったり来たりする私には、そういう計算する暇はないし、よく計算ミスで会計ゼロということが、よくある。
だから、そこをしっかりテーブルの前であぶり出す、ということで、第一会合終了。
(あれ?ピザデートじゃなかったっけ?)
「明日の朝、暇?」
奴がそう聞いてきたのは2回目で。
うちの家で泊まるのが大分心地よくなってきているようだ。
まあうちの家超心地いいからな。静かだし、近所も迷惑してこないし。
(こんな感じで同棲、そして結婚に持っていこうと、少し計画を立てている。今は焦らずになにも言わず、都合の良い女役に徹底。)
3年前は、あいつが家に来た時は、縋っていたのは私の方で。
こんな状態になるとは、夢にも思っていなかった…
何気にベッドは間接照明に羽毛の白い布団、すべて計画済。
ところで、
Ng氏は、私の抱えている問題を一発で解決する投資能力がある。
彼の投資能力が発揮されたのは、3回目だ。
まあそんな感じで、ピザとデザート(私はピスタッキオとチョコレート)を堪能し、お家に帰る。
お家に帰る時は、きまってランニング。(家まで猛ダッシュする二人のいい大人)
で、家に着いたら、NG氏速攻ベッド。
私は、ちゃんとソファーでくつろいでイチャイチャして、みたいなシナリオを想定していたのに、奴は疲れていたのか、
ベッドにダイビング。
そして、爆睡。
なんか、おとんがうちに帰ってきた時みたいだ…。
で、調子乗って私が膝枕させてやったのだけれど、特に膝の上は気持ち良くはなかったらしい。
布団の中に入って、「カモン」の体勢に入り、そのまま自分を腕の中に入り込ませようとする。
…なんというロマンチックな情景(!?)だ
そのまま恐る恐る腕の中に入る自分。心臓がバクバクでとまらない。
そして、抱きしめられたまま、数時間。
NG氏、爆睡。
私。緊張。
一睡もできなかった。残念。こりゃ同棲できない。泣
最終的にじぶんの腕に頭乗せて腕枕状態で猫のように眠るNG氏。
う、動けん…
そんな感じで朝の9時。
別れた後に、虚な目で練習体勢へと入る。
同棲難しいわ。笑
確かにこれは一人の方が楽。確実に。
自由だし、夜はよく眠れる。笑
というか同棲のメリットわからねぇ…。
一見ロマンチックで、同棲と結婚に執着した時期もあったが、
結局はクラウディオと同棲していた時も、自分の父親への思いや、過去のトラウマを利用されていただけで。
やっぱり家は離れていて、個人のスペースをちゃんと作った方がカップルは成立する気がする。
なんやかんや、NG氏との交際は、クラウディオよりも長くなっているし、自分の中で、不満があったことも特にはない。
ただ、周りの人間がただひたすら「利用してるだけだ!同棲しないなんてありえねぇ!もっと尽くさせろ!」とうるさく煽ってくる。
試しに一緒に寝てみたけれど、お互い自立している関係なので、おそらく3日が限界だろう。
結婚も、したところで何が変わるの?という感じだし、
子供や結婚みたいな幻想よりも、現実的な明日の仕事の計画を二人で相談して、改良した方がやはりカップルとしてお互い意義が深いし、尊敬できる仲なのでは?
そして、「尊厳」をもって、お互いスペースを与えて、仕事で全力投球できる環境を「配慮」するのが、人間的権利を与えるというものなのではないか。
彼の人間関係を見たときに、仕事ではなく、彼の友人や家族そのものが、彼をぶっ潰す原因になっていることをすぐに発見した。
だから、彼に自分ができることは、仕事に全力投球して、音楽に自分の自我を忘れるほど没頭する事なのだと悟った。
今日の朝顔の観察日記、以上。
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バツイチ。
薬剤師の息子。
パリと、Pugliaというイタリアの大学で育った彼。
ありとあらゆる(おそらく500人以上)女性と寝続け、
なぜかニコレッタにたどり着いた。
息子はニコレッタの元音楽生徒。
同居人でもあるので、ニコレッタの壮絶な、公式不倫が始まる。
人生を変えてくれた優秀な手帳、15年愛用
彼氏の愛用グッズ↓肩甲骨の間にぴったり挟まるタイプ。