♩(朝顔…エルメスの観察)何事も起こらない秋の午後♩ | エルメスへの想い

エルメスへの想い

メス力磨いています。

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先月の火曜日、Ng氏が家に雪崩れ込んできた。

 

3年前の交際から、彼の体調、身長、二人の関係などを、朝顔の日記のようにつけるのが私の趣味になっていて。

 

まあ、ほかの男と一緒にいるところを目撃されても、「ニコレッタはどうせNGだから」みたいなレッテルが貼られてきているらしい。

 

 

オーランドの入る余地も、おそらくなさそうだ。

 

ところで、朝顔の日記なのだけれども。

 

 

彼の音楽院の仕事帰りにピザ、というなんとも嬉しい夫婦関係っぽいシチュエーション。

 

焦ってきたのか、音楽院にカバンを忘れてしまったようだった。

 

で、音楽院にカバンを撮りに行くNG氏。

 

そして、帰ってこない。

 

その間に、私はオーランドに電話している。

 

必殺、ニコレッタの「NG氏のいない寂しさを他の男で潰す術」

 

 

小悪魔なようだが、これが結構恋愛ではきくらしくて。

 

 

「お前がいないなら他の代わりがいるんだぜ」という緊張感が、男の狩本能を揺さぶるらしい。

 

 

今の歌の相方、Sergioは元彼女がいて。

 

Sergioが、彼女と結婚の予定を建てた時に、彼女はSergioの言うことを聞かずに、友人とTorinoで働く約束をした。

 

そして、Torinoで壮絶な孤独を味わった後に、Sergioのもとに帰ろうとしたが、その時は精神のストレスで体が太ってしまい、

 

Sergioは今日まで「太った女との交際はできない」と断り続けていたらしい。

 

その彼女の分析(?)をするにあたって、彼女は、厳格なカトリックなだけあって、人生ではSergioという男しか知らないらしい。

 

しかしそれによって「情報不足」になり、友人に惑わされてTorinoへ働きに行き、人生が破綻してしまったのかもしれない。

 

Sergioは、「僕に何度電話をかけても、答えることはできない」というが、

 

私だったら、すぐ他の男に乗り換えて他の経験して、ダイエットしてから、機会があればSergioに再チャレンジするだろうな、と考えてしまった。

 

 

 

男は狩人であって。

 

一度手に入れた獲物には興味がなくなる。

 

 

そのことをよく知っているから。

 

 

また話が逸れてしまったが。

 

 

 

Ng氏との3年の交際。

 

 

 

毎年何かしらの進展がある。

 

 

彼の肩と腰は完全に治ってしまって。

 

 

シャキッとまっすぐ歩くすがたをみるのは清々しい。

 

 

で、一緒にピザを食べる。

 

 

あれだけ砂糖のこと嫌がっていたのに、「デザートめちゃめちゃうまかった」

 

嬉しそうにデザートを食べていた。

 

 

喋っていることと本心が違う、ひねくれ者。

 

彼の本当の気持ちを知るのは、至難の技。

 

 

で、結構ピザ家に長居、ピザ家で一緒にいるのが心地良かったのか、外に出るのを渋っていたのもかなり●。(なんや)

 

昔は絶対そんなことなかったよ。

 

 

 

話の内容も、結構シビアな将来の計画。

 

いつまで結婚したい、とか子供が欲しい、とかそういう花が咲いたことではなくて、

 

自分と同じプロジェクトをしている人間で失敗した人の例、私のプロジェクトの詳細、税金の支出はいくらになるか、

 

そのためには、幾つの楽器を売らなくてはいけないか、売るためにはどのように改良するべきなのか。

 

 

 

。。。

 

 

 

…こいつ良妻!!!!!!😭

 

 

 

だんな(私)の見落とすビジネスの罠をかたっぱしから炙り出してくれている。

 

 

いろいろプロジェクトで行ったり来たりする私には、そういう計算する暇はないし、よく計算ミスで会計ゼロということが、よくある。

 

だから、そこをしっかりテーブルの前であぶり出す、ということで、第一会合終了。

 

(あれ?ピザデートじゃなかったっけ?)

 

「明日の朝、暇?」

 

奴がそう聞いてきたのは2回目で。

 

うちの家で泊まるのが大分心地よくなってきているようだ。

 

 

まあうちの家超心地いいからな。静かだし、近所も迷惑してこないし。

 

 

(こんな感じで同棲、そして結婚に持っていこうと、少し計画を立てている。今は焦らずになにも言わず、都合の良い女役に徹底。)

 

 

3年前は、あいつが家に来た時は、縋っていたのは私の方で。

 

 

こんな状態になるとは、夢にも思っていなかった…

 

何気にベッドは間接照明に羽毛の白い布団、すべて計画済。

 

 

ところで、

 

 

Ng氏は、私の抱えている問題を一発で解決する投資能力がある。

 

 

 

彼の投資能力が発揮されたのは、3回目だ。

 

 

まあそんな感じで、ピザとデザート(私はピスタッキオとチョコレート)を堪能し、お家に帰る。

 

 

お家に帰る時は、きまってランニング。(家まで猛ダッシュする二人のいい大人)

 

 

 

で、家に着いたら、NG氏速攻ベッド。

 

 

私は、ちゃんとソファーでくつろいでイチャイチャして、みたいなシナリオを想定していたのに、奴は疲れていたのか、

 

ベッドにダイビング。

 

 

 

 

そして、爆睡。

 

 

 

なんか、おとんがうちに帰ってきた時みたいだ…。

 

 

で、調子乗って私が膝枕させてやったのだけれど、特に膝の上は気持ち良くはなかったらしい。

 

布団の中に入って、「カモン」の体勢に入り、そのまま自分を腕の中に入り込ませようとする。

 

 

 

…なんというロマンチックな情景(!?)だ

 

 

 

 

そのまま恐る恐る腕の中に入る自分。心臓がバクバクでとまらない。

 

 

そして、抱きしめられたまま、数時間。

 

 

NG氏、爆睡。

 

 

私。緊張。

 

 

一睡もできなかった。残念。こりゃ同棲できない。泣

 

 

最終的にじぶんの腕に頭乗せて腕枕状態で猫のように眠るNG氏。

 

 

う、動けん…

 

 

そんな感じで朝の9時。

 

 

 

 

別れた後に、虚な目で練習体勢へと入る。

 

 

 

同棲難しいわ。笑

 

 

確かにこれは一人の方が楽。確実に。

 

 

 

 

自由だし、夜はよく眠れる。笑

 

 

 

というか同棲のメリットわからねぇ…。

 

 

一見ロマンチックで、同棲と結婚に執着した時期もあったが、

 

 

 

結局はクラウディオと同棲していた時も、自分の父親への思いや、過去のトラウマを利用されていただけで。

 

 

 

やっぱり家は離れていて、個人のスペースをちゃんと作った方がカップルは成立する気がする。

 

 

なんやかんや、NG氏との交際は、クラウディオよりも長くなっているし、自分の中で、不満があったことも特にはない。

 

 

 

ただ、周りの人間がただひたすら「利用してるだけだ!同棲しないなんてありえねぇ!もっと尽くさせろ!」とうるさく煽ってくる。

 

 

 

試しに一緒に寝てみたけれど、お互い自立している関係なので、おそらく3日が限界だろう。

 

 

結婚も、したところで何が変わるの?という感じだし、

 

子供や結婚みたいな幻想よりも、現実的な明日の仕事の計画を二人で相談して、改良した方がやはりカップルとしてお互い意義が深いし、尊敬できる仲なのでは?

 

 

そして、「尊厳」をもって、お互いスペースを与えて、仕事で全力投球できる環境を「配慮」するのが、人間的権利を与えるというものなのではないか。

 

 

 

彼の人間関係を見たときに、仕事ではなく、彼の友人や家族そのものが、彼をぶっ潰す原因になっていることをすぐに発見した。

 

だから、彼に自分ができることは、仕事に全力投球して、音楽に自分の自我を忘れるほど没頭する事なのだと悟った。

 

 

 

 

今日の朝顔の観察日記、以上。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

              

             

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                登場人物の説明です

 

ツインソウル NGアップ

宮本武蔵のように、ひたすらストイックにピアノの練習をする音楽院教授。

          

       サボテンとリクガメと猫と、動物全体をひたすら愛でる。

              NG天国の始まり1   

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                 天国の始まり3 

                 天国の始まり4 

 

 

 

昔の話、既婚クラウディオとの交際ダウン

                  バツイチ。

                 薬剤師の息子。

        パリと、Pugliaというイタリアの大学で育った彼。

    ありとあらゆる(おそらく500人以上)女性と寝続け、

             なぜかニコレッタにたどり着いた。

              息子はニコレッタの元音楽生徒。

 

        同居人でもあるので、ニコレッタの壮絶な、公式不倫が始まる。

 

            ニコレッタ(ブロガー)の紹介 

            地獄の始まり 

            

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彼氏の愛用グッズ↓肩甲骨の間にぴったり挟まるタイプ。