量子場師&心屋カウンセラーのむかえです
☆前者・後者って?
人間は実は、2つの人種に分かれているーー
それぞれはお互いに基本的な生態、世界観、機能が全く異なるが
それを知らない、気づいていないことが様々な場面で誤解やすれ違いを生んでいる。
これは「人間のOS」の発見と理解であり、世界を変えるかもしれない話である・・・。
元祖;by 心屋仁之助さん
『■【永久保存版・全体概要】前者後者は世界を救う?!前者後者ってなんだ?』
私の記事
⇒『前者後者の過去記事一覧』
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~①『「できない」と言えない人々。』
~②『「ふつう」の人々。』
~③『同意の3段階 』
続き。
これまでの内容をまとめると
~~~~~~~~~
①
後者は自分の「能力」を高く見積もり
前者は自分にかかってる「負荷」を低く見積もる。
②
自分が人よりできて、評価があって、それを知っていて
かつそれが自分の標準キャパをオーバーしてる状態ですら
前者は 自分を「ふつう」とする感覚があって、
その「ふつう」に人を巻き込んでいく習性がある。
(そして後者がMax見積もりでそれについていこうとする)
③
更に前者は
「こうなったらいいね」 (状態への同意)
=「こうするのいいよね」 (行動への同意)
=「私(みんな)する」 (責任への同意)
がノータイムで”自動ワンセット”にして話を進めてしまいがち。
~~~~~~~~~~
・・・て話でしたね。
わかりやすい。
まだ続きがあるんですよね?
これで最後です。
今日話すのは前者だけの話じゃないけどね。
前回の前者さんの「自動ワンセット問題」は、
それ自体は別に
そういう習性があるって自覚だけしておいてね、て感じなんですが
まさに「問題」と言ってもいいのがこっちの
「労働力ゼロリセット問題」です。
前者さんの「負荷を低く見積もる」性質からくる謎の持病で、
後者の「能力を高く見積もる」性質からくる不治の病、
「Max見積もり問題」の対局と言えます。
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病気なんだ
Max見積もりと同じレベルの病(やまい)です。
Max見積もりと同じで、自覚して対応してる人もいっぱいいるけどね。
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どういう性質かというと、
前者さんて、いったん全員で同意・共有された
作業や手順や習慣ができると、
なぜか、それにかかる労働力を
突如ゼロリセットするんです
そこにかかる労働力が
脳内で「ないこと(ゼロカウント)」化されるらしく
そこをスタートとして
また次々と改善を進めて行こうとするんですよ。
つまり・・・・
「状況をよくするために今度からみんな毎回これしましょうね~」
「「「はーい」」」」
となって、みんなが同意した何かが
「やること」として共有されたとします。
言ってみれば1つ段の上がった平面ができる感じです。
これはあくまで1段高い平面であって、
毎日その1段を登る労働力はかかってるんですが、
なぜか前者さんはその1段高くなった平面を
地面(スタート地点)扱いにするんです。
共有された手順はもう「終わったステップ」で、
そこはもう既に達成されならされた地面。
次の課題をみつけ
更に「よりよき状態」を次々と目指していきます。
そしてその状態が達成されるたび、
再びゼロリセットして次の平面を目指します。
みんなのための善意の建設作業で
労働力は無視されますが
もちろんキャパは毎回ちゃんと削られています。
そして前者の「大したことない」は
後者の「けっこうストレス」だったりするのですが、
「やった方がいい」(状態としては)のは確かで
1つ1つがそこまでの負荷じゃない場合
反対しずらいんですよね。
だから 「嫌な顔」 をするのですが、
前者はこれを「なんでやらないんだ」と批判的にとらえたりします。
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わかるー!!
でも決まっちゃうともう後戻りしないし・・・。
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しかもこの「共有された手順」て
準備段階や条件のとこの話で、
本来は本題のサポートや、そっちに力をかけるために
効率をはかるためのものだったはずなんですが、
これが変に積み重なると
後者のキャパはあっという間に圧迫されたりします。
突破力やダッシュできるのが持ち味なんですが
ダッシュの前に毎回1000Mくらい寄り道させられてる感じです。
そして前者も、
かかってる労働力を無視してますが
実際はそんなわけないので
これくらい↓は普通にキャパ取られてたりします。
ちなみに後者は瞬間的ならキャパが拡張しますが、
前者のキャパはほぼ固定です。
あと、後者のキャパが圧迫されてると
後者の「できる」の未達率が上がりますので
そのフォローでキャパが更に削られます。
ちなみにこの「余計に」取られたキャパは
前者自身も把握しています
下手したら、その下で無自覚にかかってたキャパの分まで
そこに上乗せられて把握されて・・・・ないですかね。邪推ですかね^^;
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あー・・・・・。
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ここに前回の「自動ワンセット問題」を
かますとどうなるでしょうか。
「これやった方がいいA」
「これやった方がいいB]
「これやった方がいいC」
「これやった方がいいD」
・・・・・・
があったとして、
※瞬間的なものではなく日常的な作業
前者はこれ、
できるところから次々やろうとするんです。
(自動ワンセットだから)
別に一概にそれを間違いとは思いませんが、
・ A~D全てをやることがトータルキャパにはまってるのか
・ はまっていてもキャパを割り当てるに値する内容なのか
その吟味が必要です。
ハマっていない場合、
あるいはキャパの割当や費用対効果的に
全部をやるのが見合わない場合
実行できるからといって
A→B→C→Dでさっさと取り掛かってやるのではなく
優先順を最初に考えなきゃいけない。
時間軸とのバランスはあるでしょうが
キャパが30しかないなら、30の中で割り振るのが先です。
A~Dの費用対効果がイマイチなら、
やらない、というのすら場合によっては正解です。
なぜかというと、これ、前者さんはよく
頭から飛んでるから繰り返しますが
人のキャパは一定だからです。
前者さんがやりがちなのは、
あれやった方がいい(やらないよりはやった方が確かに)
これもやった方がいい(やらないよりはやった方が確かに)
それもやった方が・・・・
をできるところから単純に
順番に積み上げていった結果、
キャパ内の純度(質)が悪い。
という状態になりがちなんです。
逆に後者はこれには敏感です。
質の悪い負荷へのモチベーションが異様に低い。
(後者は省エネ主義/そしてモチベーションがないとキャパと能力が落ちる)
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確かに・・・・・。
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そして、ここに今度は
前者の「自分がふつう」基準と
後者のMax見積もりをかませてみます。
どっからスタートでもいいですが
ゼロリセット(前者)⇔ Max見積もり(後者)
成立
「それがふつう」化
ゼロリセット(前者)⇔ Max見積もり(後者)
なんとか成立
「それがふつう」化
ゼロリセット(前者)+後者のフォロー⇔ Max見積もり(後者)
ぼろが出つつギリ成立
「それがふつう」化
ゼロリセット(前者)+後者のフォロー⇔ Max見積もり(後者)
ぎすぎすしながら一応成立
「それがふつう」化
ゼロリセット(前者)+後者のフォロー⇔ Max見積もり(後者)
自転車操業だが成立(脱落者多数)
「それがふつう」化
ゼロリセット(前者)・・・
無限連鎖です。
(どっかで物理的に破たんしますけど)
いえ、やりたくてやってるならいいんですけどね。
出世のためとか
一丸とした目標があるとか
愛する会社が倒産の危機だとか?
誰かが「無理」と言えばいいのですが
誰もチキンレースを降りたくないんですよね。
(⇒『 その行き着く先と、やめかた』)
ちなみに一番手に負えない存在なのが、
前者アプリのフル稼働で「できる」を成立させてる
「前者もどきの後者」で、
こやつらは自分もいっぱいいっぱいで成立させてるくせに
「これがふつうでしょ!」「なんでやらないの!」
と、自分と同じくらいやらなかったりできなかったりする相手を
迫害し始めるんですよね
あるいは正気に返った人が「無理です」とか言ったり
実際についていけなくなっても、
全滅するか破たんするまで誰かがやろうとしちゃいます。
この構造の上で何をやっても何も変わらないだろうなと思います。
延命くらいはできるかもですが。
プラスじゃなくてマイナスができるか。
人でも組織でも話は同じなんじゃないでしょうか。
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これが1年前の記事、
後者の悪意のチキンレース
『「わたし頑張ってないんです」の正体 』の補完版で、
これが社会全体の大きな構造なんじゃないかと、
ワタクシは想像するわけですよ。
・・・・でもなんで今破綻してきたんでしょう。
上の記事にもちらっと書いてるけど、私の予想では
・情報が一気に無限大になった
・サービスの「やろうと思えばやれる」も技術的に無限大になった
・「成長」という観点では日本の社会全体が飽和している
のが大きいんじゃないかなと。
昔はやればやっただけ見返りがあったからね。
代償はあっても、
幸福値に直接関わる、明らかな生活レベルの上昇があった。
「やれるだけやる」も昔は
人間の限界の前に物理的限界があったでしょ。
同じ方向にだけ頑張ってればよかったから
ある意味何も考えなくてよかったのよ。
その時代は、後者もむしろ強かったと思うよ。
無理してたには違いなくても。
でも今は
「幸福の在り方」を問われてるんだよね。
おお・・・・。
・・・・ま、長くなるので、それはそのうち。
このシリーズはここまでです
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