BL注意！R18 台風ドルフィン神話 その7

BL注意！！ R18 指定

苦手な方は引き返してください。
かなり濃厚なBL展開のため💦


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こんにちは、じゅらいです( ⸝⸝•ᴗ•⸝⸝ )੭⁾⁾
これから話す内容は……
実在するパワーストーンから実際にわたしが読み込んだお話です。
しかも、現実世界でしっかりとその効力が現れた神話的な物語。
これはきっと、書いておかなければならない気がして、記述させて頂きます。
夢なのか現実なのか、その判断は皆様にゆだねます。
(❀ᴗ͈ˬᴗ͈)⁾⁾

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でも、クラールは絶望して……

大気の意思アースを説得できたのですが、クラールは既に疲れ切って何をしても起き上がらず…

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【登場人物紹介】

主人公……クラール
モルダバイトの王。16歳の美少年。
瞳は緑色。銀髪のショートに緑色の光が射す。
性格は活発で『俺様』が口癖。
……実は、この姿が本当の姿らしい。
父親に似て、めちゃくちゃエロイ事が判明。

父親……アレース
火星の嵐により荒れくれた隕石。
最初に息子を近親相姦した変態オヤジ。
現在、一連の台風と異常気象の影響を呼び起こした犯人として、留置所に身柄を拘束されている。

地球の大気の意思……アース
地球そのもの…というより、大地と切り離した、大気、空気、雨といった、それらの化身。
真っ白な着物姿で腰まで長い髪をした美青年。
豪雨を呼び起こしたのは、アースの仕業である事は間違いない。
たぶん、日本限定の大気の化身なのかも知れない。

保安官……ロック
天然石を護るのが役目。人間思いな優しさを持つ。
クラールが粉々に心が砕かれなかったのは、ロックが貸してくれたペタライトのおかげ。

ムーン　…… 月のカケラ。月の隕石。
まんまるお月様の姿をして、そこに手足が生えている。
絶望を光で照らし、希望を与えるチカラを持つ。
ビジョンのみですが、ワープ能力があるみたい。

ケイ　……  クラールの弟
モルダバイトらしくて癒し系。
だけど、正義感が強くて負けん気も強い。
優しくて思いありのある性格をしている。

ニケ ……  アレースの娘。長女
パラサイト隕石なのだけど、父親似の性質。
そのため、勝気で乱暴なところもある。
しかし、根は優しい美人なお姉様。

オルゴニャイト（総司令官）…… 猫型のオルゴナイト
ラピスラズリで出来ていて、金の瞳を持つ。
とってもかわいい外見なのだけど、この空間では司令塔で、隕石以外の天然石を指示する事ができる。
『この空間のボスは、ボクなのにゃ！』

フェナカイト　…… 看護婦さん
ロシア産のフェナカイト。
美女で優しい性格。
だが、悪には厳しい（特にアレース）
回復能力は最高峰。

Dr.涙のフェナカイト …… 心療内科医
ブラジル産のフェナカイト。
心の中に溜まったマイナスエネルギーを、涙を流すことにより取り除くチカラをもつ。
ふわっとした性格で、涙もろい男性医師。

Dr.癒しのフェナカイト　…… 外科医（イメージ的に）
ミャンマー産のフェナカイト。
涙から出てきた傷を癒すことができる。
涙で荒れた心も落ち着かせるチカラを持つ。
インテリ風だが眼鏡はかけていない。男性医師。
※今まで気づかなかったけれど、フェナカイトなのにキス魔だと判明して、ビックリ！

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台風　ドルフィン神話　その7
最終話

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ニケはクラールの寝顔を見て、胸が痛くなりました。
とても苦しそうに肩で息をしているからです。

クラール
『はぁ…。はぁ…んっ！はぁ…っ！！』

アレース
『フン、フンッ！ なんだか、ムラムラしてくるのは…どういったワケであろうか？（息子の喘ぎ声を聞きながら、何故か興奮したように鼻息を荒くして言う変態がココに）』

アレース『ドグァッ！！』

ニケは背後の父親に鉄拳を喰らわすと、早々に立ち去り、ナースであるフェナカイトを連れてきました。

フェナカイト
『これは大変！！』

フェナカイトは駆け寄ると、クラールの心臓…心の部分に亀裂が入っているのを感じました。

フェナカイト
『ドク！ドクターを呼んで来ます！』

ナースのフェナカイトはロシア産ですが、彼女は、白衣を纏ったブラジル産のフェナカイトである銀の短髪の医師を呼んできました。
その方は『涙のフェナカイト』
愛称は『なみだくん』と呼ばれています。

Dr.涙のフェナカイト（なみだくん）
『これは酷く傷ついていますね…』

触診をしながら、なみだくんはため息を吐きました。

Dr.涙のフェナカイト（なみだくん）
『しかし……ここまで酷く傷ついているとなると…。私一人のチカラでは…』

この場にいる誰もが絶望に抱かれそうになった時、

ガーーーーッ！！

どこからともなく現れた扉が開かれました。

フェナカイト『あれは！！』

開かれた扉から出てきたのは、一匹の二本足で立つ事ができるネコでした。
そのネコはラピスラズリでできている金の瞳を持つオルゴナイト。
通称、オルゴニャイト。
実は、この空間においては無くてはならない、総司令官であるのです。
オルゴニャイトはボス的存在で、隕石を除く、この空間においてのすべての天然石の能力を熟知しており、癒し方、元気の与え方、すべてを知っていて、どうやって行動すればいいのか？
その質問に答える事が出来る存在なのです。


ラフ画。こんな感じ。金の瞳。
ラピスラズリ色の毛並みを持つオルゴニャイト。

オルゴニャイト
『なみだくん。
アンタ、泣いてちゃダメにゃ！！
泣くのはアンタじゃなく、くらーるにゃ！！
最初に、くらーるを泣かせるにゃ！！』

ニケ
『それなら私が泣かせてやるよ！（嬉しそうに）』

オルゴニャイト
『ダメにゃ！
物理的に泣かせても意味がにゃい！』

Dr.涙のフェナカイト
『それなら、こう…（クラールの胸に手を押し当てて光を放つ）』

すると、クラールの瞳から涙がこぼれ落ちました。

クラール
『うっ…くっ！！……ひっく、ずびっ、…うっ…』

ケイ
『お兄ちゃん。苦しそう…』

Dr.涙のフェナカイト
『司令官。これで宜しいでしょうか？』

オルゴニャイト
『ダメにゃ！もっと、もっと、泣かせるにゃ！
体内にたまってしまった毒が、涙となって、すべて洗い流せられるように、めいっぱい泣かせるんだにゃ！！』

Dr.涙のフェナカイト
『かしこまりました、司令官。
それなら…！（さらに光を照らして治療をする）』


クラール
『うっ、うっ、…うう…っ！
う、うわぁああん！！
うわぁああんっ！！（号泣）』

クラールがたっぷり泣き終わると、その心の中に空いた傷がにじみ出てきました。

オルゴニャイト
『泣き終わったら、次！
癒しのふぇにゃかいと！！』

ガーーッと扉が開くと、やけにキラキラした銀の髪を持つ外見の白衣を纏った医者が現れました。

Dr.癒しのフェナカイト
『やあ、司令官。どうされました？』

さらりとショートヘアを手でなびかせ、読者の女性陣にウィンクすると（なぜかそんな感じを受けました）、司令官のオルゴニャイトに頭を下げました。

オルゴニャイト
『涙から出てきた傷を癒して欲しいのにゃ』

Dr.涙のフェナカイト（なみだくん）
『……うう。ぐすん（感傷的になって、クラールと共に泣いている）』

Dr.癒しのフェナカイト
『ほら。もう泣くなよ（涙のフェナカイトの頬にキスして涙を脱ぐう）』

Dr.涙のフェナカイト（なみだくん）
『あなただけだ…。この私の涙を拭えるのは…』

オルゴニャイト
『さあ！　癒しのふぇにゃかいと！！
早く、くらーるを治療するにゃ！（サッとクラールの方を示して、回復するように命令を下す）』

Dr.癒しのフェナカイト
『OK、司令官』

そして颯爽とクラールの前に行き、彼の衣服をすべて脱がして……。

ニケ『ケイ。アンタは見ちゃダメ！』

ニケは両手でケイの両眼を覆い隠しました。

ケイ
『えっ！？
ちょっ、何で見ちゃダメなのぉ？』

ニケ『ガキにゃ早いからよ』

Dr.癒しのフェナカイト
『ほら。ここと、この傷と……（クラールの肌にキスをして内部の傷を癒しながら）』

癒しのフェナカイトは、クラールの首筋、耳たぶ、頬、唇、鎖骨、胸、お腹、お尻、太ももなどなど、それぞれにキスをして、乱れてしまったエネルギーを整えてゆきます。

クラール
『はぁ……んー…はぁー。ふぅー…（乱れていた呼吸が、キスをされる度に整っていく）
はぁ……。ふぅ……。すぅー……すー……すー…（整って正常な寝息に戻りました）』

Dr.癒しのフェナカイト
『（眠っているクラールの唇にキスをして、そっと唇を離すと）……さて。これで、施術は済んだ。
それでは、僕はこれで失礼するとしよう。
他にも多くの患者や美しいレディー達を待たせているからね（手を振って立ち去る）』

Dr.涙のフェナカイト
『あっ！待って！！僕も一緒に行きます』

Dr.癒しのフェナカイト
『君はついて来なくてもいいよ？邪魔だし』

Dr.涙のフェナカイト
『そんな事を言わずに…。僕だって、あなたと共に患者を治したいのですから』

Dr.癒しのフェナカイト
『それでは、ついてきたまえ。
いいかい？くれぐれも、僕の足かせにはなるなよ』

と、いうやり取りの元、去っていくドクター達。

ニケ
『……ドクターって、あんな…ハレンチなもんなの？（唖然としながら見送る）』

オルゴニャイト
『さて。これで大丈夫にゃ！（ものすごく冷静）
くらーるはそのまま少し寝かせば、回復するはずにゃ！』

ケイ
『（ニケから解放されて）お兄ちゃん、治る？』

ニケ
『ああ。治るよ。
Σあっ、ああーーっ！！Σ(°д°lll)ｶﾞｰﾝ』

ケイ
『どうしたの、お姉っ！！（再び両眼を覆い隠されて）Σなっ？！なに！？何なの！！（ビックリしながら）』

ニケ
『看護婦さん。最後に傷の手当てを…してあげて///（恥ずかしそうに）』

涙のフェナカイトのあと、癒しのフェナカイトで心の傷は癒えました。
癒しのフェナカイトは内部からの思いを癒す時、開かれた傷口を塞ぐようにキスをしてくれたのですが……。
あまりにも、クラールの受けた傷が深すぎたために、キスマークとなった傷口が大量に残っていたのです。

首、胸、お腹、腕、足……。
傷ついたすべての箇所を丁寧に、癒しのフェナカイトは癒してくれたのですが…。
それによりできたキスマークを消す事は、彼にはできませんでした。

フェナカイト
『ヒーリング！（ブワッと光が放たれると、一瞬ですべてのキスマークが消えました）』

ニケ
『やっぱり、すごい！！』

フェナカイト
『でも、私は外部だけで…。
内部の施術が出来るのはドクター達だけですよ（困ったように微笑みながら）』

ニケ
『クラールってさ。
ホント、建前ばっかりで生意気だ！…って思っていたけれど……。
好きな人の為に、そのプライドを捨ててまで、しかも……こんなになるまで頑張るなんて…。
ホント、大馬鹿な弟だよ（優しくクラールの頭を撫でて）』

ケイ
『お姉ちゃん…。
いいことを言うかと期待したのに…
まさかの貶し言葉で終わるなんて（苦笑）』

クラール
『すー…すー…（寝息を立てて眠っている）』

アレース
『クラールは治ったか？（一旦部屋を出ていたのが戻ってきて）』

クラール
『（瞳を開けてみんなを見渡して）
あ…あれ？　父さん……みんな…！』

アレース
『よしよし。
よく頑張ったな（優しく頭を撫で）』

クラール
『怖かった……ひっく…怖かったよ…（ギュッと父親に抱きつきながら）』

アレース
『（グイッとクラールの顎を持ち上げて唇を奪う）さあ、それなら父さんが慰めてやろう』

クラール『えっ？（きょとん）』

アレース
『さあ、来い！！　ハハハッ！！
宴の準備をしよう♫（強引にクラールを抱くと、そのままかっさらって行く）』

クラール
『えっ！？ちょっ！ヤダッ！！
誰か！！誰か、助けてーーっ！！（泣きながら助けを求める）』

ニケ
『ロックさん。…やっちゃって（パチンッと指を鳴らして支持する）』

ロック
『オッケー、レディ！　ロックオン！
お月さん、大砲の中に入ってくれ！（拳銃ではなく大砲を用意して、その中にお月さんの弾を詰め込み）』

ロック
『ムーン・ロケット砲！！
発射！！』

ドッゴーーーン！！

アレース&クラール
『うぎゃあああっ！！（ぶっ飛んで倒れる）』

ロック
『しまった！（二人を見て、かなり青ざめ）
レディの前でカッコつけたら…
やり過ぎちまったぜ（照れ隠しにカウボーイハットで顔を隠し）』

ニケ
『ロックさん、サイコー💕
ありがとう！！助かったよ！（頬にチュッ）』

ロック『ヘヘッ////』

アレース
『う…うぐぅ…（ピクピクと痙攣）』

クラール
『う、うー…ん…（カクンと気絶）』

オルゴニャイト
『……な、なんという…（あぼーん）
これだから、ボクは隕石は苦手だにゃ💦
さあ、ふぇにゃかいと！！
くらーるだけ、治療してあげて。
……お月さん、アンタはあれーすをどっかに、ほっぽいて欲しいのだけど頼めるかにゃ？』

ムーン
『お任せください！そーれ！』

ムーンは伸びているアレースを両手で掲げると、そのままポイッとほかってアレースの寝室のベッドへとワープさせました。

オルゴニャイト
『……ら、乱暴すぎるにゃ💦
こ、これだから…ボクは…隕石が苦手だにゃ…』

その後、フェナカイトに再度治療をしてもらい、クラールはすっかり元気になりました。

＊ ＊ ＊ ＊

翌朝。

クラール
『わぁ！青空が広がってる！！』

雲り空が晴れて、綺麗な青空が見えていました。

クラールが行った行為は、人に号外して自慢の出来る行為ではありません。
しかし彼は、身と心を粉々に砕かれそうになりながらも、必死で自身を保つために、そして、より多くの命を護るために戦ったのです。

彼は、青空を見上げて思いました。
この空のもとに、みんなの笑顔が広がればいい。
……と。



END



꙳✧˖°⌖꙳✧˖°⌖꙳✧˖°⌖꙳✧˖°⌖꙳✧˖°⌖꙳✧˖°⌖꙳

ここまで読んで下さって、ありがとうございます。
台風に関するお話はこれで終わります。

これを体験したあと、本当に天候が良くなりました。
日本でも、まだ神話的みたいな事が起こるなんて…。
信じるかどうかは、皆様のご判断にお任せいたします。

このあとも、いろいろ大変でした。本当に…💧