台北で行きたかった店のひとつの「小籠包を食べられる店」があります。
地元の方に紹介してもらった店、地元の人しか入らない小さな店、日本人駐在員がよく使う店などありましたが、今回は2つ行きました。
両方ともに美味しかったのですが、やはり、小籠包を世界に広めた立役者、
「鼎泰豊(ティン・タイ・フォン」の信義店 本店は一度行きたいと思っていました。
同行していたO社長は前回いらした時に「1時間以上待って入りましたが、もう1回はあきらめました」とのこと。
今回は2人なので待ってでも入りましょう ということになり、整理券をもらいに店へ。
18時に店に着くとすでに店の前には大量の入店を待つお客さんが。
もう道の方まで溢れています。
私たちも整理券をとりましたが、その時点ですでに50~70分待ち。
とりあえず周辺を散策しながら待つことにしました。
小籠包は元々、上海などの中国・江浙地方の料理だそうです。
台湾ではもともと繁盛店だった鼎泰豊。
同店はニューヨークタイムズ紙で「世界の人気レストラン10店」に選出され、また、東京に出店以降も行列が続き、さらにミシュランのビブグルマンにも2018年に選ばれて、「台湾へ行くなら鼎泰豊」というブランドになりました。
「台湾へ行くなら小籠包」
「小籠包を食べるならティンタイフォン」となったのです。
結局、店にはいれたのは80分後。
店に入ると当然ながら満席。
しかも地元、台湾のお客さんが多く、家族連れで食べに来ている方々も多くいらっしゃいました。
整理券の呼び出し番号を見ると、1~2人、3~4人、5~6人、7人以上という4つのグループごとに呼び出し番号がふられていたのも、とても機能的だと感じました。
これなら、何人が座れるからどの番号を呼び出せばいいかがすぐわかるので、店もお客さんもわかりやすい。
入店後もお客さんたちが満足そうに大量の小籠包を食べているのを見て、とてもワクワクしました。
Oさんおすすめは「トリュフ入り小籠包」。
私は東京では何度も同店を利用していましたが、トリュフ入りは食べたことがありません。
「これは一度食べてみてください」とのことでしたので、楽しみにいただきました。
これは絶品。たっぷりのトリュフが練りこまれた小籠包をはじめていただきましたが、他では食べたことがない味で感動しました。
どれも熱々でおいしい。しかも、熱すぎない。日本では小籠包を食べると、中から熱々の種が飛び出してきて口の中を火傷する!!というのがよくあります。
ここの小籠包は絶妙な温度。熱いのですが熱すぎない。
このあたりの絶妙な蒸し具合も人気の理由なのだとわかりました。
1階には小籠包をひたすら手で包むスタッフの姿が。
総勢20~30人で小籠包を作り続けていました。
店のフロアで働くスタッフはとにかく反応が速い!!
すみません と呼ぶと何かの作業をしていても運び途中でも、「はい」と言ってすぐに対応してくれます。
反応の速さ台湾一ではないでしょうか。
いや、日本の飲食店と比べても圧倒的な速さ。
1人だけでなく全員のスタッフが速いのです。
これはとても気持ちがいい。
ですのでついつい次の一品を頼んでしまいます。
結局、たくさんの小籠包を何皿もいただきました。
おいしい店でした。
やはり繁盛店というのは、おいしい単品とともに、そこで働くスタッフ達がイキイキと働いています。
あれこれと文句を言っている暇もありません。
とにかくお客さんのために動く。ただそれだけなのです。
いい店はみんながキビキビ動く店。そう実感したのでした。
今日もキビキビと動いていけるいける!!