セブンが動き出した!!
昨日、コンビニのレジ横つくりたて飲料の話をここで書きましたが、今朝、新聞をとりにいって開くとたくさんのチラシが新聞に折り込まれていました。
久しぶりにさまざまな飲食店や住宅、家電量販や紳士服などのチラシが山のように折り込まれていました。
チラシはその時々の景気の影響をもろに受けます。
これだけ新聞購読者が減っている中で、チラシを折り込むということは、それだけ業績が好調の企業が多いということと、今はあらゆる販促手段を講じないと集客につながらないという2つの理由があります。
その典型が、セブン-イレブンの宅配アプリダウンロードチラシでしょう。
このエリアでは初めて見ました。
(写真 セブンのチラシ)
先週、九州のセブン全店でセブンナウが導入され、今年の全店展開に向けて動きはじめたようですが、東京でもこの春から本格的に広がりだしそうです。
これはセブンの商品を30分以内に宅配するというサービス。
それをアプリによってより簡単に注文してもらえるようにするものです。
狙いはずばり、新しい客層の開拓です。
店舗と競合する位置づけではなく、店舗に行かないような人たちに買い物をしてもらい、セブンの新しいお客さんを獲得しようというもの。
売り上げ動向をみると次のような傾向があるそうです。
(以下、食品新聞 2023年11月10日より)
「上位50単品のうち76%をオリジナル商品が占め、オリジナル商品上位単品のうちコロッケやアメリカンドッグなどの店内調理品5品が上位10位に入っている」
店内調理品を除くオリジナル商品上位5位は1Lの牛乳や大容量サイズであることから「『7NOW』は出前的ニーズと買い置きニーズの両面で受け入れられていることを示していると認識している」
(以上ここまで一部抜粋)
ということですぐに食べられる総菜やちょっと重くて持ち帰るのが面倒な商品を宅配で賄おうというニーズを拾えているようです。
これであればセブンの店舗に立ち寄るのがなかなかできない高齢者や、最近店頭に行かなくなり始めている20代以下の若者も気軽にセブンに注文できるのかもしれません。
セブンナウアプリはこうした新しい客層の拡大につながる可能性があります。
まさにラストワンマイルを必死でとりにいってる様子がうかがえます。
これからはセブンだけでなく他のコンビニ、スーパー、ドラッグストアなども宅配に参入してくるでしょう。
いよいよ店+宅配+ネット=小売業という時代がやってきています。
小売りはお客さんの利便性にどこまで寄り添うかが鍵。
もう一歩、お客さんの近くに入れるかどうかで決まります。
セブンナウアプリを使ってその利便性を実感してみたいと思います。
今日も宅配の可能性を実感していけるいける!!