【振り返り】DgS11社株価レビュー。 | なちゅの市川綜合研究所

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標題のとおりです。あくまで競馬感覚で、昨年7月3日に当面の株価推移を漠っと予想していました。7ヶ月ほど経ったので、振り返りをしてみたいと思います。

 

なお、本エントリの作成に当たって特定のDgs銘柄を買ったり(または既に買い増し)、売ったりする予定があるわけではありませんので、強気評価でも私とセイムボート投資になるとは限りません。また、改めて業績のチェックもしていないため、当方の20年超の投資キャリアに基づく直感的な相場観が予想のベースとなります。凡例は【◎〉〇〉▲〉△〉×〉無印】です。見方は競馬と一緒ですが、▲や△のマークが現株価水準に対してニュートラル(現状維持)くらいのイメージです。

 

【株価は2022年7月3日(*7月1日終値)→2023年2月10日】

株価の後のマークは対象期間における投資成果ではなく、当初の予想を示しています。

 

①サンドラッグ(9989) 3,005円→3,525円 〇

②マツキヨココカラ&カンパニー(3088)5,460円→6,270円 △

③アインホールディングス(9627) 7,210円→5,340円 ×

④ウエルシアホールディングス(3141)2,672円→2,921円 ◎

⑤ツルハホールディングス(3391)7,200円→9,200円 ▲

⑥クリエイトSDホールディングス(3148)2,978円→3,445円 △

⑦コスモス薬品(3349)12,770円→12,330円 ×

⑧カワチ薬品(2664)2,116円→2,300円 〇

⑨クスリのアオキホールディングス(3549)5,740円→7,110円 △

⑩Genky DrugStores(9267)3,295円→4,235円 ×

⑪スギホールディングス(7649) 5,810円→5,540円 ▲

 

【短評】

ベンチマークの同期間の日経平均株価が25,935円→27,670円へ1,735円ほど(+6.6%)上昇に留まっていることを考慮すると、DgSセクターは相対勝ちと考えられます。

 

唯一◎を付与した本命級のウエルシアHDは(+9.3%)となり、指数勝ちとなりましたが、想定より伸びなかった印象です。全国展開でインバウンド恩恵もさほど多くありませんが、買収したコクミンは中国人が戻れば大阪中心に回復が顕著になると思いますので、浮上余地がありそうです。

 

逆に対抗級として〇を付与した2銘柄は、サンドラッグ(+17.3%)、カワチ薬品(+8.6%)とウエルシアより伸びました。サンドラッグは都心店が多いためインバウンドの回復期待、食品割合の多い北関東のカワチはウエルシア同レベルのパフォーマンスになったのかなと思います。

 

また、中穴級として▲を付与したツルハHDが(+27.7%)、スギHDが(▲4.6%)とまちまちの結果となりました。ツルハHDは△のマツキヨココカラが(+14.8%)と強かったことと整合的であり、素直にインバウンド回復期待を織り込んだものとみます。スギHDは足許の光熱費の急悪化が想定超で嫌気されていますが、ここからあえて狙うのならスギHDかな思います。

 

×として相対劣後を予想したアインHDは(▲25.9%)、コスモス薬品は(▲3.4%)と予想通り低調なパフォーマンスとなったものの、Genkyは(+28.5%)と大幅増となりました。Genkyの好調はいまいち理解出来ない部分はありますが、直近の決算を過度に好感しているような印象を受けます。

 

そんなわけで、概ね予想どおりの落着になったのかなと思います。機会があればまた振り返りたいをしたいと思います。

 

*参照記事(本企画ローンチ時) 2022-07-03

DgS11社株価レビュー(2022年7月)。

 

*本記事の内容記述は一般に入手可能な公開情報に基づき、作成されています。 

特定の証券・金融商品の売買の推奨ないし勧誘を目的としておらず、本記事に 

基づいて投資を行い、何らかの損害が発生した場合でも責任を負いません。


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