本邦最大の商業特化型REITである、三菱商事系の日本リテールファンド投資法人(JRF/8953)の旗艦物件のひとつである川崎ルフロンの2度目の視察を行いました。ルフロン床のおおよそ4分の1はヨドバシカメラで、4分の3は丸井川崎店でしたが、丸井は2018年に撤退しています。
そのため、JRFとPM会社である住商アーバン開発がテナントをバラで再誘致し、2019年より段階開業させていましたが、3期目となる本年夏に上層階の「かわさき水族館」を開業し、グランドオープンとなりました。そんなわけで今回は水族館の視察です。入場料は大人2,000円(昼)ですが、年間パスポート同4,000円ですので、お近くの方は年パスの方が良さそうです。
本館は魚類の生息エリアでゾーニングされていますが、特に良かったのが最初にある多摩川ゾーンです。川崎は多摩川のお膝元ですが、実際にどんな魚が泳いでいるのか知らない人が多いと思いますが、背後のスクリーンの多摩川の映像とともにリアルな展示がなされています。
その辺にいくらでも泳いでいそうな淡水魚なのに、かっこよく展示されて魚たちも本望かと思います。
他ゾーンには鳥なども居ました。こちらはオーストラリアのワライカワセミです。カワセミと言えばサントリー社のシンボル的存在でもあり、魚を捕食することでもよく知られています。
アマゾンゾーンはガラス張りのサンルームみたいになっていて、こちらにはなんとカピバラまで居ました。カピバラはガラス越しの観察でしたが、一日数回のイベントで別途料金を払えばふれあい的なことも出来るようですが、大人気のイベントらしくチケットは直ぐに無くなってしまうそうです(・・・というのを、飼育員の方が他のお客さんに話しているのを横で聞きました)。
注意したい点は、本施設内は全てQRコードが読める端末を持っていることが前提となっており、それがないと魚類等の名前すらわからない点です。QRコードをかざすことで、スマホに名前や生き物の解説が出てきますので、入館前にフル充電にしておきたいところです(生き物ごとに毎回カメラ機能と通信をともなうのでバッテリーを食います)。
ちなみにルフロン1階の大型スクリーンに混雑状況がわかるサインが配されているので(この混雑状況を示す信号サービスは“トクバイ”のロコガイド社が提供)、川崎によく行く人は年パスを買っておいて1Fでこちらを確認して、空いているタイミングでふらっと入館する・・・という使い方がいいのかもしれません。
また、ルフロン施設内の回遊性をもたせるために、ルフロン内では水族館のチケット協賛サービスを実施しています。折角なので、下階のフジオフードの運営する「えびのや」で10%オフの恩恵にあずかってきました。こんなに立派な天丼が500円そこそこで食べられるのは有難いですね。
かわさき水族館はJR川崎駅というメガターミナル駅近の水族館ということで利便性もあり、館全体の集客力向上に少なからず寄与するかなと感じました。既に東芝側(ラゾーナ側)に流れてしまった川崎の商業動線を引っ張ってくるのは大変かとは思いますが、頑張ってほしいところですね。
*参考記事① 2020-04-26
*参考記事② 2020-04-11 *本業態は閉店済につき注意
スシローの別業態、「スシローコノミ」川崎ルフロン店に行ってきました!
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