一家ダイニングプロジェクトの主力業態「博多劇場」を訪店しました。 | なちゅの市川綜合研究所

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一家ダイニングプロジェクトの主力業態「博多劇場」の渋谷店を訪店しました。ヒューリックリート投資法人が2017年6月に取得した「HULIC &New SHIBUYA」に入居しています。当店は元々は高単価な「こだわりもん一家」業態でしたが、渋谷の若い客層?ではついて来られなかったとみられ、手頃な「博多劇場」業態に衣替えした経緯があります。

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ヒューリックREITの取得時のCAPレート3.4%からはじき出される想定賃料は、当店が入居する空中階でも坪3万円はくだらないとみられますが、「博多劇場」の客単価で賃料を払っていくのは難しく、しかもこういった新型肺炎禍の状況で店内がかなり空いていたのが気になりました。ソーシャルディスタンス、という観点は図らずも達成されてしまっているものの、入居条件については何とか家主側とうまく折り合って欲しいなと思います。

 

さてビルの話はその辺にして、テナント調査です。「博多劇場」といえば鉄鍋餃子が名物であり、DDHDの「九州熱中屋」でも似たようなメニューがありますが、当店の方が安価でいただけます。写真奥のホッピーもナカ焼酎が“ストップ”を言うまで注ぎ放題なので、なかなか良心的です。

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博多名物のごまさばととり皮串です。とり皮串は世の中的にわりとブームになっているので、東京でも出す店が増えてきた印象ですが、当店のものはカリッとした焼き具合でクセになります。写真二枚目のおでんも静岡おでんほどではないものの、味の沁み込んだ“黒おでん”仕様でした。

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〆の雑炊目的でモツ鍋(牛テール塩スープ)を発注しました。2人前で980円と安価ながらも牛もつが結構入ってしっかりとした内容であり、雑炊まで美味しくいただけました。

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ピーマンつくねチーズ巻き串や茗荷豚肉巻き串といった季節メニューも美味しかったのですが、似たようなメニューは他店でもあるので、ここでは写真2枚目のポテトチップス(わさびマヨ添え)をおススメします。揚げたてのわさビーフみたいであとをひく美味しさです。

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やはり個人的な意見としては、客席詰込型で賑やかなこちらの「博多劇場」よりは、高単価な「こだわりもん一家」の方が客層も落ち着いていて好みなのですが、「博多劇場」は値段のわりにクオリティーが高いので、他社チェーン居酒屋よりも競争力が高いと感じました。

 

「博多劇場」は一家ダイニングの注力展開業態ということもあり、店舗数は順調に増えていますので、お近くの方は訪店されてみてはいかがでしょうか。

 

*参考記事① 2019-07-07

一家ダイニングPJの「こだわりもん一家」を視察しました!

 

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