コスメコンタクト注力で、越境ECも開始。SHO-BI(7819)。 | なちゅの市川綜合研究所

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【7819】SHO-BI (東証一部) --

現在値 442円/100株 PER 32.9 PBR 1.14 3月配当優待 9月配当優待

卸から発した化粧・服飾雑貨のファブレスメーカー。キャラクター品に強み。
配当金は3月9月の年2回・合計10円のため、配当利回りは2.26%となります。

SHO-BIは株主優待制度を導入しており、9月末に3単元株以上を保有する

株主に対して、3,000円相当の自社企画製品を進呈しておりますので、配当

優待利回りは4.52%となります。

業績を確認していきます。
■2014年9月期 売上高 160億円、営業利益 2.4億円 EPS 17.0円
■2015年9月期 売上高 162億円、営業利益 2.5億円 EPS 8.9円
■2016年9月期 売上高 177億円、営業利益 4.6億円 EPS 13.6円 
■2017年9月期 売上高 170億円、営業利益 3.4億円 EPS 14.3円 

■2018年9月期 売上高 176億円、営業利益 3.5億円 EPS 13.4円 ce
□2018年3月中  売上高 88.6億円、営業利益 1.7億円 EPS 7.5円 ce

2017年9月通期の売上高は前期比3.9%減の170億円、営業利益は同26.8%減

の3.4億円となり、期初予想を下回りました。仕入販売から自社企画商品への

切替が長引いた点や、“つけまつげ”の不振、コンタクトの新製品の認可取得

遅れなどにより売上高が未達となったほか、販促費用も想定を上回ったため、

差異は大きくないものの、増収増益予想から一転して減収減益となりました。

 

進行期である2018年9月期の予算については、売上高が0.2%増の178億円、

営業利益は同12.0%増の5.2億円を予想しています。前の期で出遅れたコスメ

コンタクト(サークルレンズ兼カラコン)の国内外での拡販を推進していくほか、

利幅の厚い自社企画商品の比率を7割まで引き上げる計画です。足許では

仕入及び在庫管理が強化されていることもあり、廃棄ロスの削減効果から、

本来であれば利益率がさらに良化する筈ですが、開発および広告宣伝費へ

の費用投下を予定しているため、利益の伸びは限定的となります。

 

当社は中/長期経営計画を公表していませんが、今後の成長の柱となるのは

既述のコスメコンタクトであり、当社が海外展開を実施している15ヶ国のうち、

既に7ヵ国に本商品の投入を済ませているほか、上海・台湾における法人と

しての現地拠点や、EC担当部門に至るまでコスメコンタクト事業部の管轄下

に置き換えたりしているので、最注力分野であることが見て取れます。実際、

昨年7月にはアリババの傘下の中国最大の通販サイト「天猫国際」にて日本

メーカー初出店を果たしており、コスメコンタクトの越境ECを開始しています。

 

そもそも当社は雑貨卸から出発しており、そこにファブレスのメーカー機能を

くっつけて、しまむらやPALTAC(※要はドラッグストア)の雑貨売場を自社の

企画品と、都合よく仕入れた他社品を混ぜてMDごと担ってしまうことにより、

売場を独占し成長してきました。そのため、昨今の自主企画製品へのシフト

や前述のコンタクトの注力に見られる急速な“メーカー化”は、これまで培った

マーケットインのノウハウで、売れ筋商品を作って送りこむことで、「雑貨売場

専門のSPA」のような事業モデルを志向しているものと推察されます。

 

当社は業歴65年を超える老舗卸であり、2009年上場したもののこれといった

見せ場もなく、公開から8年近く経った現在も、株価は公開価格の380円近傍

で推移しています。ただその間に単なる雑貨卸から、コスメコンタクトメーカー

に変貌を遂げつつあります。なお、配当金は今期も10円を予想しており、卸で

はあるものの、自己資本比率も4割を確保しているので、ファブレスをやめて

工場を作ったりしない限り、財務・還元面でも特に問題がないように思います。

 

*参考記事① 2013-12-30  407円 --

SHO-BIから株主優待のファンシー雑貨が来たので短評。

 

*参考記事② 2012-12-25 383円 --

SHO-BIから株主優待がキタので分析。

 

 

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