
【2579】 コカ・コーラウエスト (東証1部)投資判断 Inline継続
現在値 2,091円/100株 PER48.5 PBR 0.89 6月配当優待12月配当優待
近畿から九州までカバーする日本コカ・コーラのボトラー大手。
配当金は6月12月の年2回合計年41円で、配当利回りは1.96%となります。
コカ・コーラウエストは株主優待制度を導入しておりまして、
配当金同様に半期に1度1,800円相当の選べる清涼飲料水詰め合わせを進呈
しております。これらを合算した配当優待利回りは3.68%となります。
業績を確認していきます。
■2011年12月期 売上高 3,997億円、経常利益 160億円 EPS 70.0円
■2012年12月期 売上高 3,866億円、経常利益 138億円 EPS 60.3円
■2013年12月期 売上高 4,317億円、経常利益 166億円 EPS128.2円
■2014年12月期 売上高 4,300億円、経常利益 106億円 EPS 41.1円
■2015年12月期 売上高 4,271億円、経常利益 96億円 EPS 43.0円 ce
□2015年6月中間 売上高 2,050億円、経常利益 28億円 EPS --.-円 四e
前2014年12月期の売上高は前年同期比1.7%減の4300億円、経常利益は同
36.1%減の106億円となりました。いずれの数字も期初計画比で大幅未達と
なっており、昨年10月に減額修正した水準での落着となりました。原因は
西日本地区での天候不順による販売減に加え、利幅の出る自販機が伸び
悩み、チェーンストア販売にシフトしたのも痛手となりました。
今2015年12月期の売上高は0.6%減の4271億円、経常利益は9.5%減の96億
円と続落計画となっておりますが、ここ数年甘い見通しにより期中減額修正
を強いられてきたので、さすがに大風呂敷を広げず市場平均並みの予想を
出して来ました。継続的にリストラに取り組んでいるため利益が出しやすく
なっている筈ですが、それ以上に売上が落ちているのは厳しいところです。
当社の場合は売上減を積極的なMAでカバーすることを志向しており、青汁
大手のキューサイの買収に加え、南九州コカ・コーラなどの地域ボトラー
の買収なども進めてきましたが、本年4月になって日本製紙子会社である
四国コカコーラの買収を決定しました。同社は元々は上場企業でしたが、
10年前位に日本製紙が株式交換で完全子会社化していたものの、最近は
業績が伸び悩み、利益が出ていませんでした。今後は当社との統合である
程度コストメリットが期待出来ると思われます。なお通期の売上高で460億
円もオンされるので、この買収効果は決して小さくありません。
以上、投資判断についてはInlineでカバーを継続します。
ちなみに選べる株主優待ギフトはお茶セットにしました。本当は単価の高い
「からだすこやか茶」の12本セットを選ぶのが経済的には一番おトクですが、
新製品の日本式ウーロン茶の「つむぎ」も飲んでみたかったので、詰合わせ
を選びました。ブログの絵的にも詰合わせの方が良い気がしますしね。
*参考記事① 2014-04-03 1,739円 投資判断Inline継続
コカ・コーラウエスト(2579)から選べる株主優待が来たのでレビュー。
*参考記事② 2013-09-25 1,963円 投資判断Inline
コカ・コーラウエスト(2579)から株主優待案内がきますた!
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*本記事の内容記述は一般に入手可能な公開情報に基づき、作成されています。
特定の証券・金融商品の売買の推奨ないし勧誘を目的としておらず、本記事に
基づいて投資を行い、何らかの損害が発生した場合でも責任を負いません。




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