つなプロの調査分析結果がこちらでご覧いただけます。
http://blog.canpan.info/tsunapro/archive/36
つなプロのブログでは経過報告もありますので、ぜひ参考にしてみてください。
このプロジェクト以上に詳細な調査を大規模に行っている団体はないため、貴重なものになるかとおもいます。
自衛隊や、文科省からも情報提供の要望があったそうです。
着実に役立っているようです
分析結果で気になる点はほとんどありませんでした。
僕は十数か所の避難所をまわりましたが、感じた事はだいたい調査結果と同じようなものです。
★偏った食生活
本当にその通りだとおもいます。また特にアレルギーを持っている人は、加工食品に何が含まれているか明確ではない場合ほとんど食べないようです。アレルギーを持たない人は気にしませんが、ほとんどの加工食品に卵が使われています。
食糧物資の支援を行う方は、よくあるアレルギーの品目がその食材に含まれていないかどうかを明確にしてからおくるとベストだと思います。
★集団感染
僕がまわった避難所でも、一時はほぼ全員が風邪をひいたというところがありました。
みんなの咳の声がうるさくてその日はほとんど寝ることができなかったという方の話もありました。
集団で就寝すると、いびきのうるさい人や赤ちゃんがいると、神経質な方は寝にくいということがあるかとおもいますので、耳栓を支給するのも良いかもしれません。
また、居住スペースに入った瞬間に、空気がこもっているのがすぐにわかる場所もありました。
★高齢者
場所により、高齢者の数がすごく多い場所がありました。
そのような避難所では負担が若い人に偏ってしまいますし、高齢者のニーズも漏れがちになってしまいます。
ボランティアの派遣はまず、高齢者の比率の高い場所にすべきだと個人的に思いました。
介護などの資格がなくても、避難所の清掃、洗濯、料理の補助など一般の方にできる仕事はたくさんあります。
また、話相手になるということも良いことだと思います。
避難所では動ける人は日中なんらかの仕事をしている事が多く、避難所外にでかける人がほとんどです。その間、一人になってしまう方もおられます。たくさんの方が深い悲しみ、恐怖、不安と向き合っています。
避難所に関する写真はほとんど撮影していません。
避難所は、避難者の方の自宅です。むやみに撮影する事は控えましょう!!