後塵を拝す(故事)

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後塵を拝す(こうじんをはいす)
  意味: 他人に先んじられる。
       身分の高い人や勢力のある人に媚びへつらう。
       人につき従う。
       人を仰ぎみる。
 
  由来:  潘岳(はんがく)は、西晋時代の文人。字は安仁。中牟(河南省)の人。
        陸機と並び称され、妻の死を悼んだ「悼亡詩」で知られる。
 
        十二歳の時に西晋の外戚である楊氏出身の楊肇に才能を認められ、
        後年には楊氏の女を妻に娶る。
        楊氏没落後も楊氏のライバルであった賈氏の賈謐(かひつ)に才能を惜しまれ
        「賈謐二十四友」として引き立てられた。
        しかし、この時石崇とともに賈謐に追従する様は些か過度であり、
        「後塵を拝す」の故事を生んだ。
 
        美男の代名詞ともされる。
          友人の夏侯湛(かこう たん)と「連璧」と称されるほど、類稀な美貌の持ち主
          としても知られている。
           『世説新語』によると、潘岳が弾き弓を持って洛陽の道を歩くと、彼に出会った女性は
          みな手を取り合って彼を取り囲み、彼が車に乗って出かけると、女性達が果物を投げ入れ、
          帰る頃には車いっぱいになっていたという。
 
        讒言(ざんげん)により刑死。
          司馬允がクーデターを起こし失敗した際に、孫秀の讒言(告げ口)で共謀していたと見なされ、
          友人の石崇などと共に処刑された。
 
最後に処刑されてしまう人生も自業自得か・・・・・!
 
2013年5月24日
第一生命がサラリーマン川柳のベスト10を発表した。
 ①いい夫婦 今じゃどうでもいい夫婦
 ②電話口 「何様ですか?」と 聞く新人
 ③「辞めてやる!」 会社にいいね!と 返される
がベストスリーである。
 
特に三位は私が早期退職を上司に告げた時を思い出す。
あのころは 「はぁ!」 「いいね!」は無かったが 「はぁ!」。