これは藤本義一さんのコラムにあった話なんですが、

(いい話や。記事にしよ。)

と思って載っていた週刊誌を残していたのですが、

ハイテンションな日につい勘違いして捨ててしまいました。


藤本義一さんが腎臓か何かの病気で入院された時の話です。

お医者さんから毎日おしっこの色をチェックするように指示されたのですが、

藤本さんはタイガースファンで阪神が負けた日は、アツくなっているので、

おしっこが黄色くなることを発見した。と。


ストレスがからだに影響を与えるということはわかってるつもりなんですが、

なかなかそれを瞬間に確認するのは難しいですよね。

将来的には、ただいまのストレス度をチェックするキットがコンビニに

売り出されるかもしれませんが。


こういう自分のからだのサインに気を配るというのは、

自分探しには、とってもいいヒントになると思ったのです。

ストレスを感じているから悪いとかではなく、

(なぜ自分は今ストレスを感じているのか?)というのは、

自分探しのとってもいい切り口になるのではないかな?とおもいました。


↓ストレスのことわかりやすく書いてありました。
ストレスから自分を守る脳のメカニズム (角川ソフィア文庫)/高田 明和
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親と闘った文豪―昭和の名作はこうして誕生した (ゆうらくBooks)/山本 祥一朗
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先輩の古本屋さんが、最近アマゾンがもたつくので入力いらつくと愚痴ってましたが、

いろいろchangeしてたのね

本によっては、目次とか中身少し見れるようになったのですねー。すごいじゃん。

親と闘った文豪─目次


この本、円満な家庭の方には無縁の本だと前書きにあります。

でもちょっとでも興味のある方には、こんなすごい人たちだって苦しんでいたって

いうのはちょっと元気が出るかもしれないです。


ぼくは岡本太郎がとくにおもしろかったです。

漫画家の岡本一平と作家の岡本かの子の間に岡本太郎が生まれた事は、

有名だと思います。

文学に情熱を燃やしていたかの子は、悪戯ざかりの太郎を柱に縛りつけ、

一切振り向きもせず机に向かって物書きをしていた。

太郎は柱に縛られたまま後ろから見た母の姿に、神聖な感じを覚えた。

と。


とても真似できる話ではありませんが、

親の歴史や背景を想像して親とのコミニュケーションをはかるとかうんぬん、

前回、前々回の記事とはまた次元が違う、肉体を素通りして飛び込んでくる

人間のぶつかり合いのような。

そのときかの子は、太郎に何かを伝える思いなどさらさら無かった。

しかし100%かの子そのものが強烈な何かを放ち、

わずか3歳の太郎は強烈に何かをキャッチしていた。

すごい。奇蹟だ。人生そのものが爆発だっ。


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この本の話ではないのですが、最近NHKで放送されたドラマ『遥かなる絆』

原作は城戸久枝さんのノンフィクション「あの戦争から遠く離れて~私につながる歴史をたどる旅」

というのは皆さんご存知の方も多いのだと思います。

この前、城戸久枝さんがインタビューに応えておられるのを見ました。


(父親のことは、わかっているつもりだったが、実はわかっていなかった。

いろいろな事を調べだして、そういう背景があって父の行動があるのだ。

ということが、やっとわかってきた。)


激動の時代に生まれた父親の思いを感じ取ろうという気持ち。

とってもあたたかい。素晴らしいと思いました。

わたしも戦争を知らない世代ですけど、はたしてそんな時代に自分が生まれたとしたら、

はたして何を思っただろう。

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前書きに筒井康隆氏の興味深い記述があります。

(・・・・新聞社が各界の第一線で活躍中の地名士の何人かに

『父親を語る』と題して、手記やアンケートなどを求めたことがあった。

するとどうだ、『父のことはしゃべりたくない』『そのことにはふれないでほしい』と、

新聞社の求めを拒絶した地名士がかなりいたということである)


最近、介護問題などもあって、親に対する思いがクローズアップされている

ような気がしますが、簡単な話ではないとは思います。


こんなのはどうだろう。

PHPの『幸福論』から佐藤愛子さんの記述を。


(先日、「親子のコミュニケーションがとれないで悩んでいる人が多いけれど、

どうすればいいか」という質問を受けて改めて思ったんですけどね。

昔は「親子にはコミュニケーションが必要」だなんて考えませんでしたよ。

世代が違う者同士にコミュニケーションが成り立つ筈がないんです。)


なるほど。気持ちがいい!

さすが。


自分探しのための読書
PHP研究所 2006







石井貴士さんのオフィシャルブログ「1分間で 人生は変えられる」で見ました

すばらしい!!