親と闘った文豪―昭和の名作はこうして誕生した (ゆうらくBooks)/山本 祥一朗
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先輩の古本屋さんが、最近アマゾンがもたつくので入力いらつくと愚痴ってましたが、

いろいろchangeしてたのね

本によっては、目次とか中身少し見れるようになったのですねー。すごいじゃん。

親と闘った文豪─目次


この本、円満な家庭の方には無縁の本だと前書きにあります。

でもちょっとでも興味のある方には、こんなすごい人たちだって苦しんでいたって

いうのはちょっと元気が出るかもしれないです。


ぼくは岡本太郎がとくにおもしろかったです。

漫画家の岡本一平と作家の岡本かの子の間に岡本太郎が生まれた事は、

有名だと思います。

文学に情熱を燃やしていたかの子は、悪戯ざかりの太郎を柱に縛りつけ、

一切振り向きもせず机に向かって物書きをしていた。

太郎は柱に縛られたまま後ろから見た母の姿に、神聖な感じを覚えた。

と。


とても真似できる話ではありませんが、

親の歴史や背景を想像して親とのコミニュケーションをはかるとかうんぬん、

前回、前々回の記事とはまた次元が違う、肉体を素通りして飛び込んでくる

人間のぶつかり合いのような。

そのときかの子は、太郎に何かを伝える思いなどさらさら無かった。

しかし100%かの子そのものが強烈な何かを放ち、

わずか3歳の太郎は強烈に何かをキャッチしていた。

すごい。奇蹟だ。人生そのものが爆発だっ。