昨日のことになりますが、企業訪問に行ってきました。
就労支援が自分の仕事ではないのですが、一度ご挨拶に行く必要を感じていたので、行ってきました。
行ったところは、特例子会社。企業名は言えませんが、航空関係の会社です。
親会社の仕事をサポートしているのが主な仕事で、そこで利用者さんが働いています。
場所に迷ってちょっと遅れたけど、先方はすべての指導員の方が対応。
こういう対応を受けたのは初めてのこと。ちょっと恐縮してしまいました。障害者の雇用人数はそんなに多くないけど、雇用人数に対しては多く配置されている印象です。むしろ、職場自体が親会社の中にあるので、広い職場を全員で見るのは難しい状態。当然親会社の社員の力も必要かな、と感じました。
担当の方には、うちで支援をしている現状について報告。
センターを利用するようになってのご本人の変化や今取り組んでいること、ご家族から聞いたご家庭での様子などを説明しました。担当の方からは「支援が最後まで残っていた方で、今回支援機関が入ってもらい、安心しています」とのこと。別に全く入っていなかったわけじゃないけど、当時は市役所が支援機関であり、ご本人の就労状況も非常に安定していたので、そこまで支援に行く必要はなかったのだと思います。ただ企業としては何もなくても様子を見に来てほしいとの思いがあり、今回自分が訪問したことでそれが実現した形になりました。
担当の方とは、意見交換もしました。
将来のことや支援体制、あと有給休暇の使用についても相談しました。障害者雇用をされている他の方はグループホームの旅行で有給をとっており、企業としてもそれを推奨。なので積極的に利用してほしいとのことでした。最初お母さまからは「有休をとるのがあまりよくないみたい・・・」なんてことをも聞いていましたが、直接担当されている方からお話を聞けたので、今後の支援に「有給休暇の利用」も入れられます。
意見・情報交換をした後は、見学。
自分も通行証と安全のための帽子をかぶって、仕事の様子を見ることに。見学して一番最初に思ったのは、みんな同じであったこと。違うのは、帽子の色。「安全第一」の職場であって、特例子会社の社員は目立つ色の帽子を着用。でもそれ以外は何も変わりません。親会社の人と同じ制服(作業着)を着て、社員証も全く同じつくり。説明がなければ、障害を持っている人の見分けはできません。当たり前のことだけど、なんかそれが新鮮に感じました。あと、1人1人を尊重していること。ちゃんとその人の障害特性を見極めたうえで、その人に合った仕事を提供する。それが「フロアの一角」で仕事をするのではなく、親会社の従業員と一緒に仕事をしているのに、本気の姿勢が感じました。特に自分が担当している利用者さんは「安心・信頼して仕事を任せられる」とのことで、一人で取り組む仕事を黙々と取り組んでいました。特定の仕事に限らず、依頼があったら柔軟に対応することができているとのことで、利用者さんと会った時も少し嬉しそうな表情をしていたのが印象的でした。
特例子会社っていうと、企業ミッションの1つとして取り組んでいる印象があります。
ただ、どちらかというと「法定雇用率の達成」を目的として設置されたところが多いような印象を持っています。でもこの会社は20年以上も前から特例子会社として障害者の雇用を行っており、そのために障害者職業センターと連携を取りながら仕事の切り出しや支援について向かい合っていました。そして一番自分が感じたのは、主従の関係ではないこと。名目上は「指導員」という形だけど、それが何か上からというわけではなく、全く対等な関係。指導的に何かをしているわけではなく、本当に普通の会社の「上司と部下」という関係。いや、それ以上にフランクだったかも。話すことは本当に世間話のようなことも普通に話せる関係で、壁というものを全く感じませんでした。
不思議なことに、特に説明がなくてもそういうものを感じるんですよね。
それは企業風土として対等であることがきちんと定着しており、単に雇用率を達成させるだけではないことが仕事の中から感じました。隣では英語が飛び交っている場所の中で、障害を持っている人も普通にその場で仕事を行っている。企業の本気度を感じることができた訪問でした。
(余談・・・こぼれ話)
仕事が終わって、いつも通りにバイクで帰宅。
その途中、中央分離帯で区画されている道路に入りバイクを走らせていると、対向車が。あぁ、対向車・・・
えっ、
対向車?
ここ、中央分離帯で仕切られているのに、なんでこっちに対向車がいるの???
ハイ、相手の車、逆走です。人生で初めて逆走した車と対峙。
慌ててスピードを落とし、クラクション。すれ違った後に対向車は本来の車線に戻りましたが・・・いやぁ、超怖い。こればかりは自分ではどうしようもないこと。こんなことって、あるんですねぇ。



