2月は1年の中で一番タイトな月。
稼働日数が少ないのはもちろんのこと、なぜかモニタリングの多い月。さらに今年は社会福祉士の実習生を受け入れる都合で、そのための準備もしている状態。結構大変です。
そして目前にあるのは、新規依頼。
そのうちの1件を今日は契約してきました。先日インテーク面談をした方で、正式にご本人から「お願いしたい」との依頼を受け、改めて訪問してきました。
今日は計画を始めるにあたっての契約と、詳細な聞き取り。
前回のインテークで概要は聞いていますが、今回は正式に書類を作成するため前回より詳細な話を聞かせていただきました。まだ関係もできていないので、聞き取り方も慎重。人によっては「こんなことも聞くの?」と思う方もいるので、ちゃんと聞き取りの目的も説明しながら行いました。
初回の計画作成の場合は、聞くことがたくさんあります。
計画を作成するためのアセスメントをすることも必要ですが、合わせてこれまでの生育歴や病歴なども確認が必要です。また正式に支援関係を結ぶので家族構成などプライベートなことも聞き取りを行います。インテークの時は本当に必要最低限のことしか聞いていませんが、実際に関係構築となるともう少し詳しい情報が必要です。
その背景には個人票(書類的には「申請者の状況」)の作成もあります。
計画書(今の段階では計画案)にはニーズ・課題や目標・役割、支援方針などを書き込みますが個人に関することは書かれていません。計画案と一緒に申請者の状況を提出することで、行政にも支援を必要としている人を把握してもらう目的があります。そのため計画案と同じぐらいに個人票も大事な書類になります。
となると・・・この聞き取りには、ものすごく時間がかかります。
今までの経験上、最低1時間はかかると考えていますが人によっては2時間かかることも。そして今回も、2時間かけて色々とお話をお聞きしました。ただその人を知るにはその位の時間は必要です。かといって長すぎると相手の体力も消耗するので、その点は様子を見ながらかつ効率的に話を聞きます。
もちろん話の中には、いわゆる「脱線」もあります。
事実ご本人から色々と話を聞く中でご本人が色々と話したくなり、長くなってきてご自身で「すみません、脱線してしまいました」と話されることも。でも自分は「いえ、全然構いません。むしろそんな話から大事なものもありますから、気にしないでいいですよ。」と返しています。
個人的には脱線した話をしてくださる方、歓迎しています。
必要なことだけの話でも構わないのですが、一見関係ないようなことであってもその話の中から人となりを知ることもでき、また普段どんな考え方をするのか、どんな思いを持っているのかを理解するきっかけにもなります。関係なさそうな話の中に、実は大事なことが結構隠れていたりします。
一通り話を聞いて終わる時には、半ば定型的に話す言葉もあります。
自分の終わりの挨拶は「長い時間ありがとうございました。色々と話をしてくださって助かります。」とすると今日の方は「Mitakeさんは話しやすかったです」と、思わぬ言葉をかけていただきました。
自画自賛ではないですが、話しやすさはかなり重要なことだと思います。
自分は相談支援専門員の立場ですが、実際の現場では世話人さんや支援員さんなど直接関わる人が多いです。今回グループホームの入居が前提にありますが、そこでも話しやすい職員がいないとちょっとしたことも話せず、それが積もり積もっていくと不満だけが残っていきます。不満にならない場合でも、言えないことから精神面の不調を来たすこともあり、些細なことでも話せる関係は非常に重要です。
前回のインテーク時にご本人に「拒否する権利もある」と話した自分。
その言葉を受けて色々と考えたみたいです。でも最終的には自分を選んだことについて、ご本人からは「同性の方がいいなと思っていたけど、色々と話してみて異性の人でもいいのかなと思ってお願いしました」と話されました。ご本人としては色々と考えられての結論だったことを感じました。
自分も同性か異性かについては、結構大事にしています。
どうしても同性がいいという方もいますし、どっちでも構わないと話される方もいます。ただ実際に関わることで考え方が変わる方がいるのも事実で、やはり支援は「人」というのがかなり重要であることを改めて感じました。関わる人がどんな人かで、支援も変わっていくのでしょう。さっきのグループホームの例もそうですが、話しやすい人と関係が作れれば円滑な支援がありますし、逆に話しにくい人だと支援もうまくいかない可能性があります。
この仕事をする上で知識や経験は大事です。
しかしそれ以上に「誰が関わるか」も大きな要素になるのかもしれません。支援者を見つけるには、その人にとってどんなタイプが合うのかを見極めていくことが必要ですね。



