2024年11月7日(木)午後3時59分 北海道斜里郡斜里町/知床斜里駅
建物が増えてきたところで知床斜里に停車し、ここでの下車が多かった。ウトロへはここからバスで向かうこととなり、駅前から出ている。こちらも観光施設らしくなっているようで、何かと気にさせる。
21.網走15:16発→釧路18:43着 普通4727D/釧路行き H100-97
知床斜里を出ると海から遠ざかっていく。ここからは釧路に向けて、路線や車窓の性質が変わってくるのだ。さあ、あとはどこまで景色を見られるか…。
農地が広がってきたのかと思えば、並行する道路はやや不可解なクランクカーブをなして踏切となる。捉えにくくなった夕刻帯となり、余計にタイミングもつかみづらく形にはなってくれない。走行速度そのものはあまり高くないので、何とかしたかった。
清里町まで来た。デジカメを介せば外をなんとなく見られるも、肉眼ではそろそろ限界だろう。反対を待つということは…?
予定に含まれていた、釧路からの普通が来る。同じく電気式のH100となり、あちらを見たところまあまあ乗っていた。ここから網走へボックスを狙うというのは難しそうだ。
清里町からは見られるところまで見ていこう。基本は農地の広がる風景となり、駅前などたまにちょっとした"まち"となっている程度かと…。
線形のあまりよろしくない釧網本線とはいえ新型気動車の性能がよく、直線ではそこそこ飛ばしていくように感じられる。デジカメを通すと何やら農業用施設が現れており、何だろうかと思わせよう。シャッター速度も落ちるためか、あまり明確な形にならず流れていく、
工夫次第では山林など、シルエットのように映し出すことはできそう。建物は見られなくなっており、もう少しいけるのかもしれない。
緑を始発、終着とする普通もあるようだ。まあ外を撮影できるのはここまでだろう。ここから先は気になった駅部分だけ収めていって、後はそのまま流していこうか。
そのまま川湯温泉までの間、気づけば雪がかなり強く降ってきていた。すっかり海から遠い内陸なので、雪は降りやすいのかもしれない。時刻そのものはようやく午後5時ぐらいながらも、川湯温泉はすっかり静かな夜を迎えている。
摩周も温泉の最寄りとなっている。阿寒摩周国立公園の玄関口とされており、バスで通じているという。調べれば元々阿寒湖周辺(カルデラ地形など)が国立公園に指定されたところ、摩周湖などが追加指定されて現在に至るらしい。
標茶からは釧路湿原へと入っていく。反対方向へ入ってきた普通を先に発車させるため、5分停車する。
塘路への停車をもって、釧網本線を全て制することとなった。ここでも少々の停車時間があり、発車後は消化試合みたいなものとみてよさそう。釧網本線内ではログハウス調の駅舎がいくつか見られ、釧路湿原に入るとさらに目立ってくる。
網走から3時間27分かけ、釧路に到着した。ここでは特急へ乗り換える17分しかないため、特にすることなく終わるだろう。階段など介する乗り換えも、南千歳から塘路を往復した2016年以来だ。
(超ぐるっと!北海道大周遊記 つづく)
めぐ「ということで旭川から網走の石北本線と、網走から釧路まで釧網本線をクリアすることができました。2020年計画は日の長い4月後半を見越していまして、釧路までギリギリ見られるのかというぐらいですか…。まあそれだけではありません。」
めぐ「釧路からなんですけど、実は大変なことになってしまいまして。詳しくは次回以降見ていただく形になるんですけど、それはそれはもう…。当初計画からの崩壊ぶりが著しくなります。」
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