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【読書感想文Blog】ネタバレ注意⚠

読んだ本の感想とたまーに日常( ᐛ )

狭い部屋でスッキリ心地よく暮らす

すばる舎編集部

2024/01/30




★ひとことまとめ★

収納アイデアがいっぱい!

 

 

 

↓以下ネタバレ含みます↓

作品読みたい方は見ないほうがいいかも

 

 

 

【Amazon内容紹介】

1Kひとり暮らしから、2LDK4人暮らしまで。総フォロワー数、38万人超。
大好評!『ていねいなひとり暮らし』の著者shokoさんをはじめとする、人気インスタグラマー25人による「狭いスペースでスッキリ心地よく暮らす」アイデア集。
狭さを感じさせない、すっきりと整った暮らし方の工夫が満載!
便利なおすすめアイテムや、実際の使用例など、目からウロコのアイデアや、心地よい暮らしを実現するための工夫を、多くの写真を交えてご紹介します。

 

 

 

【感想】

お家のインテリアはなかなか真似できないけれど、収納アイデアは真似してみたいなと思って読みましたひらめき電球


書いてある収納方法の中で、私もよくやっているのは浮かせる収納。

ダイソーのフイルムフックを使ってなんでも浮かせています目がハート

フックといいつつ商品としてはポール受け 


(伸縮ポールをかけるフック)なんですけどね。


普通のフックよりもフック部分が大きいため、掛けたものが落ちづらいので重宝しています。

キッチンではゴム手袋・哺乳瓶洗うスポンジ・シリコン製の蓋を掛けたり。

洗面所では排水口の栓や洗顔料を掛けて浮かせたり、外したメガネを掛けたり。

とにかくなんでも掛けていますよだれ

外れづらいのに簡単に綺麗に剥がせて、再利用できるのも好きなポイントです。


別のシリーズのフイルムフック 


だと、耐荷重1.5kgなので重いものもイケるので助かるのですが、外すのにかなり力が必要な上にフイルム部分が再利用不可能なほどボロボロになってしまった…赤ちゃん泣き


浴室でもマグネットフックを使って洗顔ネットをかけたり、お風呂の椅子用のマグネットホルダーで椅子も掛けたり、マグネットタオルバーを使ってタオルをかけたり…。


洗濯機にもマグネット収納でドライヤーをかけたり、ヘアブラシをかけたり…

とにかくなんでもマグネットでつけています笑い泣き


あれこれマグネット収納は買ってきましたが、やっぱり一番はtowerです。 

 100均に比べるとかなり高い〜ネガティブ

マグネット収納にこんなにお金かける…真顔?って躊躇してしまいますが、マグネットの強さだったり、商品自体の作りも100均とは全然違う!

Amazonとかで安い謎の海外メーカーの物を買って失敗するよりは、おとなしくtowerを買っておいたほうが間違いないです。

全然壊れもしないし、ニーズもあるので不要になったらメルカリとかで中古でも売れますニコニコ




以下、試してみたいと思ったアイデアです晴れ


・ワイヤーネットをテレビの後ろに貼り付けて配線整理。透明粘着フックを留め具に使う。

→ゲーム・音響・テレビ本体などの電源をとるためにOAタップを使っているので、そちらを浮かせるのに使えそうだなぁとひらめき電球

 

・粘着テープフックを2つ斜めにつけて、鍋蓋収納

→早速試しましたうさぎ

鍋蓋が落ちたら怖いので、ある程度の耐荷重があるフイルムフック(↑で書いたダイソーのもの)で試しましたが、剥がすのにひと苦労悲しい

賃貸なので粘着テープは使えないので、フイルムフックがいいんですけどね、、

やはり耐久性と原状復帰のしやすさは反比例してしまうのか…、、


 

・キッチンペーパーはマグネットタイプのホルダーでレンジフードにつける

→キッチンにはニトリのパネルをつけているので、そこに調理器具やティッシュ、キッチンペーパーなどをマグネットでつけています。

ですが、最近いろんな調理器具をつけすぎてキッチンペーパーがつけられなくなってしまい、どこにつけようか悩んでいました。

冷蔵庫だと導線的にちょっと微妙だし、電子レンジも同じく。

そんなときにこれを読んで、ちょっと位置は高くなるけれどレンジフード良いなと!

いまはレンジフードにつけていますにっこり




つぎに私が狙っているのはこちら花

 調味料出しっぱなしなのが見栄え的にちょっとなーと思っているので、次の収納グッズはこちらを買うことになると思いますよだれ

側面にはマグネット(またかいw)がつくので、towerのマグネット鍋蓋フックも買って鍋蓋収納も叶えようと思いますニコニコ



見せる収納とか憧れるんですが、いかんせん飾る場所がないんですよねぇ…赤ちゃん泣き

子供産まれてからは服や物が増えまくって、しまうこともできなくなってきましたえーん

おもちゃも絵本もお洋服もみんなどうやって収納しているんだ、、、


こちらの本にも載っていた、ミニマリスト的な空間には憧れますが、今の物量じゃ絶対に無理〜えーん

考えごとしたい旅 フィンランドとシナモンロール

益田ミリ

2024/01/30



 

★ひとことまとめ★

旅行中っていろんなこと考えるよね飛行機

 

 

 

↓以下ネタバレ含みます↓

作品読みたい方は見ないほうがいいかも

 

 

 

【Amazon内容紹介】

ベストセラー『美しいものを見に行くツアーひとり参加』の著者が綴る、
「食べて」「「歩いて」「考える」フィンランドひとり旅の記録。

温かいコーヒーとシナモンロールを頬張りながら、通りを歩く人々をぼんやりと眺める。
そして考える。時間とか、人生とか、自分について。
1章フィンランドの空の下で考えたこと 2章未来から今を懐かしむ 3章自分の直感を当てにして生きる
イラストと写真満載の心が自由になる旅エッセイ。

 

 

 

【感想】

 また益田さんですハート

海外旅行なんてしばらく行けないけれど、旅行気分だけでも味わいたいよだれ


タイトルにあるシナモンロールって、スウェーデンが発祥なんですね。

IKEAにシナモンロールがあるのもそれでか〜キョロキョロ

フィンランドはスウェーデンのお隣なのでシナモンロールも多いのかな〜

 

 

フィンランド、私が知ってる事前情報としては

・ムーミン

・サウナ

・マリメッコ

くらいでしたうさぎ

 

イッタラ、アラビアもフィンランドだったのか〜!

最近アラビアのこのお皿を手に入れましたニコニコ

 

ARABIA アラビア Paratiisi Yellow イエロー パラティッシ プレート 21cm お皿 皿

 

 

以下メモです鉛筆

 

 

・かわいい雑貨ももちろん欲しくて買うのだけれど、以前ほどではなくなった。今はむしろ、家にあるものを少しずつ手放し、すっきりしたいのである。(P37)

・買えても、買えないのがわびしかった。(P127) 

→年齢によって旅の楽しみ方もおみやげも変わってきますよね。

学生の頃だったら、可愛い!買っちゃえ!でなんでも買っていたと思うけれど、この年齢になると「本当に使うか?」「家のテイストに合うか?」とか色々考えた結果買わない、ということが増えてきました赤ちゃんぴえん

経済的に買えるようになっても、もう買えない(今の自分には合わないから…)。

本当にいつも思うけれど、もっと学生のうちに色んなところに行っておくべきだったなあえーん


 

・わたしを知る人間も必ず死ぬ。なにも残りはしない。

そう思っていた頃もあったけれど、今は、少し違う。出会った人たちの中にもわたしのかけらは残り、わずかでもこの世界に反応し続け、原型を留めずとも消えずに伝わっていく。

そんな風に感じる。わたし自身もそういうものだと思う。 読んだ本、観た映画、詩、 絵画、たくさんの会話。

ぼんやりと影響を受け、混ざり合い、わたしという人間になっている。 わたしは、わたしだけでは出来上がっていない。

かけらは、さらに砕かれ小さくなりつつ、しかし、 残りつづけるのではないか。(P51)

→祖父母が亡くなったときに同じようなことを思いました。

90年近く生きた人間がこの世から消える。その人が生きた証拠は、遺された人たちの記憶にしか残らない。さらにその人たちもいなくなったら、もう誰も覚えている人はいなくなる。

 

ですが最近、子供を産んで少し考えが変わりました。

たしかにあと数十年もすれば、自分や兄弟・従兄弟以外、祖父母を覚えている人はいなくなるのかもしれない。

けれど、遺伝子として受け継がれていく。

祖父母がいなければ、母も私も私の子供も産まれていなかった。

私や私の子供のなかにも、DNAの一部として祖父母は存在し続ける。

そういう意味で、自分たちの一部として残り続けていく。

 

益田さんが言っていることも確かになあと思いますキョロキョロ

同級生、かつて好きだった人、お気に入りの曲、お気に入りの映画、好きな小説。

そういったものの影響を少しずつ受けて、私が出来ている。

考え方も、今の生活もそう。

いろんな人、物のかけらで私は出来上がっている。 

 

 

・教会の照明は、最初、夜空のたくさんの星に見えた。しかし、次第に「音符」のように感じられた。空間に漂う光の音符。そのせいでなにも聞こえないはずなのに、リズムを感じるのではないか。(P58)

→ミュールマキ教会きれいだなあ〜。

静寂の中、ぽつんと佇んで照明を眺めていたい。

(画像はこちらのブログからお借りしました。)

 

 

・「もう二度と来られないかもしれないし」

という思いに支配されるのはしょうがないことだとも思う。自分の人生が、どのあたりまできているのかはわからないのである。(P75)

→人生何が起こるかわからないですからね。

もう一度、は無いものと思ったほうがいい。

行きたい国もいついけなくなるかわからない。

国の治安が悪くなったり、戦争などで行けなくなる場合もある。

見ておきたいもの、行きたい場所は行けるうちに行ったほうがいいのだと、最近特に思います。

 

 

・旅に出ると、いつもより「死」を思う。

(中略)たとえば、私が長生きして、突然、死を迎えるのではなく、ゆっくりと死んでいくのならば、その時ベッドの上でこの旅の日を思い出すのだろうか。(中略)

わたしは、まだここにいるのに。元気でいるのに。なぜだろう、未来から、この今を懐かしんでいたのだった。(P132)

→私もよく未来から今を懐かしく思う癖があります。益田さんも同じように考えるんだなあとなんだか嬉しくなりました看板持ち

 

子供の時から、いつか今を懐かしく思うんだろうな〜と考えることが多かったです。

学生時代彼氏とのデート中でも、「いつか今日を懐かしく思う日が来るんだろう」と思ったりしていました。

なんとなく、いつか思い出すときはこの彼とはもう一緒にはいないんだろうなあ、とも思ったり。


子育てしていると毎日思いますね。

いつか子供が大きくなったとき、今の日々…赤ちゃんだったころの日々を思い出すんだろうなぁと泣くうさぎ

よく、出生時の体重と同じお米とかぬいぐるみとかを結婚式で親に渡す、ってのを見たことがありますが、出産する前は全く感動しなかったんですよね。

けれど、今ならわかる…。

例えそれが何十年先に貰ったとしても、一瞬で産まれたあの日のわが子を思い出すと思う泣くうさぎw

 

 

・人生には限りがある。別れる場所があれば別れる人もいる。(P152)

最近、もしかしたらこの人とは人生でもう二度と会わない・会えないのかも、と思うことが増えました。

SNSで友人や同級生をフォローをしていると、みんなのことがとても身近に感じるのですが、よくよく考えてみたら卒業以来会っていない人が多くて。

卒業以来ってことは、高校だったらもう15年以上会っていないことになります驚き

身近に感じているけれど、現実ではもう二度と会わないのかもしれない。


大学の友人でも、Uターンで実家に戻ったり、結婚出産育児でなかなか容易には会えない人達がいます。

結婚式とかそういう機会がなければ、おそらくもう会えないのかもしれない。

二度と会えないのかも、と思うと、会えるうちに無理してでも会っておきたいと思ってしまいますえーん

人生何があるかわからないし、いつ誰に何が起こってもおかしくない。

あの時会っておけばよかった、あれが最後になるなんて、と後悔する前に、行動したいなと思います赤ちゃんぴえん


30代ももうそろそろ後半…。

人によっては健康に問題が出てきてもおかしくない年頃悲しい

行きたかった、やりたかった、会いたかった、そういうのをできるだけ減らしていきたいなと思います。

 

 

 

フィンランド、おそらく私は人生で行くことはないんだろうなと思いますうさぎ

北欧とかヨーロッパとか、憧れる気持ちはかなりある。

けれど、実際に行くかと考えると、無理かなと。いや、行こうと思えば行けないことはないんですが、多分行かない赤ちゃんぴえん

東南アジアとかリゾート地に行きたい気持ちのほうが強いんですよねぇ。


最近、マリメッコに興味があって照れ

エプロンとかカップとか可愛いなあ〜。。

けれど、カップって壊れない限り増える一方になってしまうので、家の収納を考えるとそんなに持てないし…えーん

ほしいけれど、うーん、と思ってしまいます真顔

買えるお金はあっても、買わなくなっちゃうんだよなあえーん

悲しみ。。

掲載禁止 撮影現場

長江俊和

2024/01/19




★ひとことまとめ★

犭の王った人々のお話

 

 

 

↓以下ネタバレ含みます↓

作品読みたい方は見ないほうがいいかも

 

 

 

【Amazon内容紹介】

不気味な廃墟で言い合いをする二人の男の衝撃的結末「例の支店」、自分が犯人だと自首してきた男と、問い詰める側の間で進行する奇妙な議論「哲学的ゾンビの殺人」、カリスマ映画監督の作品に出演した役者が見た、とんでもない光景「撮影現場」、仕掛けが冴える著者の真骨頂特別書下ろし「カガヤワタルの恋人」。その他「ルレの風に吹かれて」「この閉塞感漂う世界で起きた」「イップスの殺し屋」「リヨンとリヲン」など、怖いのに読むのが止められない全八編。心臓の弱い方は、ご注意ください。

 

 

 

【感想】

放送禁止、出版禁止、撮影禁止シリーズの最新作です本

調べて見たら、来月の2/28に出版禁止シリーズの最新作が出るみたいですオエー

 

短編が8編収録されているのですが、そのうちの「例の支店」は「あなたの後ろにいるだれか」で読みましたひらめき電球

 


・ルレの風に吹かれて

大学時代の友人・國野が失踪したことを知り、彼の捜索に乗り出した主人公。

様々な関係者から情報を得た結果、國野が暮らしているという"ある国"にあるタイタの森に辿り着く。

國野と無事再会するも、すっかりこの国の虜になってしまった彼は、もう日本には帰らないという。

この国では、日本では決して得ることができない、人生の深遠にたどり着くことが出来るかもしれない。

そこまで言われると、この国のどこがそんなに魅力的なのかを確かめてみたくなった主人公は、この国にしばらく滞在することを決めた。


そのうち主人公は農夫の娘・デウタと結ばれ、子供も生まれた。

2人目の子が生まれた頃、國野とその妻レラの婚姻の儀式が行われた。

年に一度、選ばれた男女が神の許しを得て、正式な夫婦となる。

この国では夫婦同然だとしても、神の許しがなければ本当の夫婦とは言えなかった。


儀式を終え國野たちが正式な夫婦となり、主人公たちに3人目の子が生まれた頃、レラが亡くなった。最愛の妻が亡くなったにも関わらず、國野はピンピンしている。

違和感を感じた主人公が國野に質問すると、國野は主人公の知らないこの国の由縁について話し始める…。



その土地だけの風習、儀式…ミッドサマーを思い出しました真顔


この国では、儀式で選ばれることで、食人を許されるわけです。

夫が妻を…かと思いきや、どちらでもいいんだ…。

主人公は自分を切ったのかな?

あんな食べ方していたら、医療も発達していない場所ではすぐに死んでしまうのでは…と思いましたがそうでもないのだろうか。。 



あれ?もしや?ではなく、ちゃんと最後に答えを載せてくれているところが優しいですよね。

わかりやすく"天地が返った"=逆さから読めよーと書いてくれています。




・哲学的ゾンビの殺人

最後まで読んでもう一度読み返しました。


哲学的ゾンビを殺したという容疑者・森数馬。

哲学的ゾンビとは、人間と同じように生きているが、クオリア―その個人しか経験することのできない特有の感覚、感覚質―が抜け落ちた存在を指す。

哲学的ゾンビは思考実験における仮定の存在のはずだか、実は哲学的ゾンビは人間にまぎれてこの世界で生活している。

森は、被害者が哲学的ゾンビかどうかを見分けるテストを行い、哲学的ゾンビであることが証明されたため被害者を殺したという。

哲学的ゾンビを信じる森と、埒が明かないと業を煮やす警察のやりとりなのですが…



はじめに死んでた男性こそが森ってことですかね?

森は、相手が哲学的ゾンビかを見破るテストをまさにしている最中だった。警察と思われた2人はテストを受けさせられている哲学的ゾンビだった…ということかしら。




・この閉塞感漂う世界で起きた

結構無理あるよね〜?!と思いながら読みました。


体を壊し、職も住居も家族も失った隅田肇。

かつて運送会社で働いていた際に担当していた高級住宅地をあてもなく彷徨っていた。


自分の境遇やこれからについて考えながら歩いていると、一軒の古めかしい立派な2階建ての留守宅を見つけた。

このままでは寒空の下自分は野垂れ死ぬのではないか。

生き残るためには方法など選んでいられない。

追い詰められた隅田は留守宅に侵入した。

しかし家探しをしている最中、家主の老夫婦が戻ってきてしまい…



老夫婦の娘は失踪中。昔この住宅地で起きた通り魔に殺されてしまったのでは?と隅田は思っていましたが、実は通り魔はこの老夫婦の娘でした。

老婦人は善人に見せかけて、隅田を通り魔の犯人に仕立て上げようとしていたのでした…。

娘の存在が周囲にバレないよう、娘に犬のフリ?をさせていたのは無理があるのではないか…。

犬の鳴き真似や犬の格好させて散歩って、さすがにバレるだろう…。




・イップスの殺し屋

起業家・丹羽の殺しを依頼された殺し屋。しかし丹羽を前にイップス(プレッシャーなどが原因で今まで可能だった動作ができなくなること)を発症し、殺すことができなかった。

にもかかわらず、丹羽は殺された。それも、自分が殺そうとしていた方法で。

果たして誰が丹羽を殺したのか?


登場人物のうち、誰が殺し屋なのか?と推理するも、ほぼみんなグルだったという。

丹羽…囮にさせられて可哀想だな…




撮影現場

三十半ばを過ぎても花開かず、飯島和人はそろそろ役者を辞めようかと考えていた。

しかしそんなとき、なんと鬼才・アザマコレヤ監督の新作映画オーディションに合格し、無人島での撮影に参加することとなった。

島にたどり着いた難破船の乗客たちの人間模様を描いた作品だというが、台本もシナリオもない。ありのままのリアルな感情をぶつけてほしいのだとアザマは言う。


アザマの映画では誤魔化しは一切許されず、暴力も飲酒も食虫も実際に行われた。

そして、殺人も…。



監督かと思っていた人物は監督ではなく、本当の監督は一番近くで和人を見ていた…。

最初からずっと騙されていた。そして、殺人まで犯してしまった和人の行く先は…。

役者、辞めていたほうがよかったですね。




リヨンとリヲン

生き別れた双子が再び再会させられる村。

双子のリヨンとリヲンは村で再会。平和な日々を過ごすが、少しずつ関係は変化していく。

そんなある日、リヲンの恋人が殺される事件が起きる。


人間は遺伝と環境、人格形成においてどちらがどんな作用を及ぼしているのか。

一卵性の双子を別々の家庭に預け、時期が来たら村に集める。

そして、その双子たちにどんな違いがあるのかを観察し、人間性の解明に役立てる。

村人たちは言わば実験台だったのだ。


結局、村での殺人事件の犯人はリヲンでした。

リヨンとリヲンはお互い殺人衝動があり、村に来る以前も多くの殺人を犯していた。


うーん。。

殺人衝動は置いておいて、実際人間は遺伝と環境どちらの影響を強く受けるんですかねうさぎ

調べたらいろんな記事が出てきましたが、一概にどっち、というのはなさそうですね。




カガヤワタルの恋人

殺人の容疑をかけられた加賀谷亘と、その弁護を引き受けようとして面会中の芹沢との会話。


亘の交際相手・理緒が失踪した。

犯人は自身のストーカーである乾まどかの仕業だと考えた亘は、まどかの家に乗り込む。

まどかの家を探すも交際相手はいない。

さらにまどかが言うには、本当のストーカーは理緒なのだと言う。突然のことに混乱しつつも家探しをしている最中、亘はまどかにスタンガンで襲われ気絶してしまう。

目を覚ますと、まどかが血を流して事切れていた…。



音声も映像もない小説だからこその引っ掛けですね。

先日読んだ澤村伊智さんの作品の「笛を吹く家」と似たような感じです。

話し方から男だと勘違いして読み進めていくと、え、あんた女だったのか…と。

まあただ現実でなかなかこんな喋り方する人いないから、無理やり感はありますが。




最後の解説が真梨幸子さんなのがいいですね!

あの真梨さんの小説のスタイルは長江さんから来てるのかあ…なるほどね!


"犭の王"って何?って思いましたが、"狂"かな?

たしかに真梨さんも長江さんも狂った人書くのがお上手ですよね…。




久しぶりに放送禁止シリーズ見たいなあキョロキョロ