4月1日14時から、ZOOMにてLIVE配信した、タック先生の「家でもできる科学実験2」。
「目の不思議(ふしぎ)」の第4回です!
過去の配信分はこちら
すぐにでも家で出来る実験を紹介していきましょう!
お子様と一緒に、おうちで科学実験を楽しんでみませんか?
第1回では、大きさが変わって見える「錯視(さくし)」を見ていきました。
第2回では、目が二つあることを利用した実験を行いました。
第3回では、「あるはずのものが見えない」ということを体験しました。
今回は、「ないはずのものが見える!」という実験をしていきましょう。
<実験ナンバー10>
【タイトル】黒い点が見える?
【用意するもの】特になし
【実験手順】
- 下の図を見る。
- 黒い点/灰色の点を見つける
格子の交点には、黒い点なんて書かれていません。
でも、左の二つには黒い点が見えますよね。
一番右では、灰色の点が見えると思います。
次は「残像」を使った実験を二つお見せしましょう。
<実験ナンバー11>
【タイトル】バナナは何色?
【用意するもの】特になし
【実験手順】
- バナナの中にある白い点を集中して、じっと眺める
- 7秒後に白くなった画面に何が映るか確かめる。
※ 図は「バナナ」→「白紙」を7秒ごとに繰り返します
<実験ナンバー12>
【タイトル】白黒なのにカラー?
【用意するもの】特になし
【実験手順】
- 中央の黒い点をじっと眺める
- 7秒後の画面に一瞬色がついて見えたら成功
最初見えなくても、繰り返し見ているうちに、一瞬色がついてみえるかと思います。
これらは補色残像(ほしょくざんぞう)と呼ばれる現象です。
この補色(ほしょく)について調べると、手術着の色の理由などが出てきますので面白いですよ。
今回の画像を作成するのに、使ったアプリがありますので、
そういったものを使って、写真を展示してみても、十分な自由研究になりそうですね。
次回は、「ありえない絵!?」です。
その前に...
今回は、「錯視」について、様々な書籍、サイトを参考に資料を作成しています。
第1回、第2回については、私が作成しておりますが、
第3回については北岡先生のサイトから画像をお借りさせて頂きました。
今回も、最初の錯視については、北岡先生が監修された、『錯視完全図解』の内容を中心に構成しています。
写真の色彩変換に使ったアプリはこちら。
また他の「錯視」についても、より深く知りたいという方は、是非下記各サイトをご利用ください。
古典的錯視 | illusion forum |
立体視 | キャノンサイエンスラボ・キッズ |
補色残像 | カラフルモノトーン(アプリ) |
動く錯視 | 北岡明佳の錯視のページ |
立体錯視 | 杉原厚吉 |
さて、この記事は、ZOOMを使って、4月1日14時から配信した実験に基づいています。
ZOOMは、スマホでもPCでも、リンクにアクセスするだけで、会議などにリアルタイムで参加出来るシステム。
今回、この場を提供してくださった「こねくとらいん」さんは、様々な「好き」や「特技」を持った人たちの世界をWeb会議ソフトZoomを使って皆さんとシェアしあうコンテンツ。