【子年】十干十二支(じっかんじゅうにし)のお話 | 共明塾 × キッズアース播磨町校

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2007年からは東大卒講師を迎え、2017年からはキッズアースと提携し、小学生向けの科学実験教室を始めました。
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2020年は「子年(ねどし)」です。

皆さんも年賀状で、たくさんのネズミの絵を見たことと思います。

 

この十二支の動物たちについては、面白いお話があります。

 

 

ところが、この十二支の動物、国によって少し違ったりもするのです。

こんなことを調べてみるのも、面白いかもしれませんね。

 


さて、以前、十二支について、

【子午線の街 明石散策】巽櫓・坤櫓と子午線

【古典入門】正「午」の正体

という記事の中で、昔は方角や時間も十二支で表していた、という話をしました。

 

 

「子」は、十二支のはじめだけあって、方角でも時刻でも起点になっているのですね。


 

今回の題名、「十干十二支(じっかんじゅうにし)」としました。

十二支」は上の図でも分かりますし、年賀状で馴染みもありますね。

 

では「十干」とは何でしょう?

 

十干」を並べてみます。

 

 

「甲・乙・丙」くらいは聞いたことがあるのではないでしょうか。

実はこれには続きがあって、全部で10個。

これが「十干」とよばれているものです。

 

そして、これは、「五行思想」とも結びついて、

」「」「」「」「」という5つの性質が割り振られ、

さらにその「」「」という形で10の性質を表しています。

 

昔は、この「十干」と「十二支」の組み合わせで、どんな年かを表わしていたのです。

有名なものだと「甲子園」。

この「甲子」は、起工式のあった1924年をさしています。

 

同様に、「壬申の乱」の「壬申」は672年。

戊辰戦争」の「戊辰」は1868年。

中国の「辛亥革命」の「辛亥」は1911年。

 

申年、辰年、亥年の出来事だったんだ、と考えると、少し親近感がわいてきますね。

 


 

2020年は「庚子」。

「かのえね」あるいは「こうし」と読みます。 

東京でオリンピックが行われる今年は、いったいどんな年になるでしょうか。

 

穏やかで楽しい年になることを願います。