【タック先生のおもしろ科学教室①-4】「かみ」を作ってみよう!~A3サイズに挑戦~ | 共明塾 × キッズアース播磨町校

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1970年から兵庫県加古郡・加古川地域て信頼と実績を積み重ねてきた共明塾。
2007年からは東大卒講師を迎え、2017年からはキッズアースと提携し、小学生向けの科学実験教室を始めました。
共明塾はこれからも学ぶ楽しさを発信していきます。

播磨町放課後子ども教室「みんなでアソビバ!」特別講座として開催される「タック先生のおもしろ科学教室」。

6月8日に行われた第一弾『「かみ」をつくってみよう!』のレポートその4です。

 

その1では、顕微鏡で紙を見て、紙は植物から出来ていることを学び、

その2では、紙の作られ方について勉強し、

その3では、絵葉書サイズの紙漉きをしました。

今回は、A3サイズの紙漉きに挑戦します!

 


 

とは言え、前回と作り方は変わりません。

 

今回は少し紙の量を減らして、アントシアニンを加えます。

 

 

普通に紙を作るだけなら、アントシアニンは加えなくて良いのですよ。

しかし、キッズアース播磨町校として、「おもしろ科学教室」に3回の機会を頂いたからには、全部がつながって意味を持つ形でやりたいということなのです。

 

A3サイズの、アントシアニンの入った紙...

これが、第二弾・第三弾の「おもしろ科学教室」でどう活躍するか、ご期待ください。

 


さぁ、紙漉きをしていきましょう。

 

2Lのペットボトルが一人一本!

準備が大変だったのが分かって頂けますでしょうか(笑)

(配合については、前回記事をご参照ください)

 

絵葉書サイズの紙漉き体験なら、たらいに液を入れておいて、「漉く」形でも良かったのです。

しかし、このサイズでは、小学校低学年には厳しいかな、というのがあったので、「枠に流し込む」形にしました。

 

大きいので、まず外側を一周させて、丸を描くように、内側も埋めていきます。

だいたい埋まったら、薄そうなところに液を追加します。

 

 

2Lでちょうど(「漉く」より少し分厚めですけど)枠が埋まりました。

 

前回と同じように水分を切って、干します。

干すのに移行する作業には、もう一工夫必要ですね…ひっくり返したり、移したりの作業で、シワや破れが出来てしまいました。

 

 

ピンク色の紙が出来ました。

 

各チーム4人、一人一枚なので、出来た人は、チームの他の人を手伝うこと!なのですが、自分のが出来たら飽きてしまう子がいますね…。

また、アントシアニンは紫キャベツの煮汁から作っているので、「臭い!臭い!」と騒いでしまう子もいました。

 

どうしても作業の手伝いに回ってしまうので、そこまでのフォローが出来なかったのは申し訳なかったです。

みんなで協力しないと出来ないよ!」ということをしっかり伝えれば良かったかな...。

 


 

最後のまとめでは、みんなよく出来たね、というお話と、今後の日程、今回資料提供いただいた各種施設の案内をさせて頂きました。

施設の案内については、夏休みに向けて「兵庫の科学あそびマップ」を作成して配るつもりです。

 

それと、「キャベツの煮汁の匂いは、料理の匂い。本当はこのあと美味しい匂いになるものです。今回は実験用だから、美味しい匂いにまではなっていませんが、皆さんのご両親やコックさんたちは、ここから美味しい料理にしていくんですよ。」という話をさせて頂きました。

 

絵葉書・A3用紙は、当日中には乾かなかったので、後日皆さんの手許に...というか、これを使って、次の「おもしろ科学教室」を行いますよ!

 

 

次回もお楽しみに!