〔6〕 少々難あり?(第1回『花火』)
第1回『花火』
この小説は、大阪・京都・神戸;関西の婚活に創業18年、約5,000組の成婚実績のある結婚紹介所エムロード
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彼が帰ると、優子はさっそくCAを辞めたばかりの恵に電話をした。
「いい人がいるの。ハンサムよ。それに心もきれいな人。ただ、少々難あり」
「難って...?」
「バツイチなの」
「... 」
沈黙のなかに、憤りがあった。恵の不快な思いが優子のもつ受話器にまでぴりぴり伝わってきた。
しかし、優子は畳み掛けた。
「それでねえ... 子どももいらっしゃるの」
電話の向こうで恵の「えっ」と息を呑む感じがあった。
「あの、優子さん。私... 」
元CAというプライドが蘇ったのか、恵の声がワントーン高くなった。
「待って。よーくわかる。あなたの憤り。でもね、考えてみて。あなたにバツイチで子供ありという人を紹介するには勇気がいるの。そこには訳があるの。相手はそういう条件でもそれを超える魅力がある方だということよ。一度会ってみて考えてみない?きっと気に入ってくださると思うのよ」
優子は渾身の声で言った。
「そこまでおっしゃるんなら。... わかりました。お会いします」
大木と恵のお見合いは、6月の終りに決まった。
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