{7} イタリアへの夢(大阪・京都・神戸;関西の婚活小説『あなたへのドルチェ』)
第4回『あなたへのドルチェ』
この小説は、大阪・京都・神戸;関西の婚活に創業18年、約5,000組の成婚実績のある結婚紹介所エムロード
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小説(大阪・京都・神戸;関西)『マリッジ・コンサルタント優子の結婚(婚活)物語』
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■最初から読む →{1}条件のよすぎる女性
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■最新のお話はこちら ↓{7}イタリアへの夢
多田謙治と国枝絵梨子の交際は3ヶ月でプロポーズに進展した。
「私、イタリアで挙式したい」
絵梨子が言うと、謙治は小さな目を輝かせた。
「結婚してくれるんですか」
「そのつもりで結婚相談所に登録して、あなたに会って、うまくいってるんやもん。当たり前でしょ」
あまりにもストレートでスマートな女性側からのプロポーズに、謙治は胸を高鳴らせた。
そんなことを恥ずかしいと思うより、うれしさが先立った。
「ピエモンテの田舎の教会なんかどうかなあ。
修行してた店のシェフに頼んでみましょか」
「最高。その後、ミラノへ行ってフィレンツェへ行って、帰ってくるの。
あ、でもシシリー島に素敵なホテルがあるって聞いたことがある。それもいいな」
絵梨子は挙式から新婚旅行の計画へと、涼しい眼をきらきらさせて言った。
だが、突然、謙治の顔がくもった。
「でもまず、絵梨子さんのご両親に会って、結納とかせなあかんでしょ。
ぼくのところは、普通の家なんです。
そんなにものすごくお金があるわけじゃないし、今のぼくは絵梨子さんの何分の一しか稼いでないし。
まだもうちょっと、店の借金も返さないとあかんし。
あんまり贅沢なことできないですけど、いいんですか」
「そんなん」
絵梨子はさわやかに笑った。
「私のわがままで言うてることやから、私が出したらええんとちゃうの?
謙治さんにはこれから一生、美味しいご飯食べさせてもらうんやもの」
「それはそうですけど...」
謙治は急に現実を感じた。
これから超えなければならない、いくつかのハードルがあるように思えた。
ぼくは、超えられるんかな。...
そのとき、マリッジコンサルタントの山本優子の顔が頭に浮かんだ。
そうや、相談してみよう。
そう思いつくと、少し心が晴れた。
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