{9}始まったもめ事(大阪・京都・神戸;関西の婚活小説『あなたへのドルチェ』)
第4回『あなたへのドルチェ』
この小説は、大阪・京都・神戸;関西の婚活に創業18年、約5,000組の成婚実績のある結婚紹介所エムロード
のサイト上で、連載している婚活
小説(大阪・京都・神戸;関西)『マリッジ・コンサルタント優子の結婚(婚活)物語』
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9月の祝日に、謙治と絵梨子の結納がとり行われることになった。
その数週間前に、今度はエムロードに絵梨子がやってきた。
「優子さん、ちょっとご相談があるんです」
「ごたごたし始めてきましたか」
優子は大げさに明るく言った。
絵梨子は驚いてその顔をまじまじ見た。
「なんでわかるんですか」
「世の常よ」
優子は腕を組んで、老眼鏡を鼻にずらした。
その表情にちょっと笑いそうになりながら、絵梨子は席についた。
「うちは田舎なので、何かにつけておおげさなんです。
私、もうこんな年齢だし、結婚できるだけでもありがたいのに。
結納の金額とか、指輪のこととか、いちいち親に言われて。
披露宴だってね、
うちの父親の関係や親類の数が圧倒的に多いから、
うちが出すのが当然だと思うんですよ、私は。
それは両親もわかっているんだけど『あまりにもうちばっかり』って、
何かにつけて嫌味を言われて」
絵梨子は悔しそうに顔をあげ、肩でハアッとため息をついた。
その話は優子の想定内だった。
メガネをはずして机の上に置くと、落ち着いて絵梨子に話し始めた。
「絵梨子さん。謙治さんとどうしても結婚したいですよね」
何を今さらと言う顔で、絵梨子は言った。
「もちろんです」
「じゃあ、これから私の言うようにしてもらえますか」
「どうしたらいいんですか」
優子はにやりと笑った。
「ちょっと作戦があるの」。
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※この小説は、大阪・京都・神戸;関西の婚活に創業18年、約5,000組の成婚実績のある結婚紹介所エムロード のサイト上で、連載している婚活 小説(大阪・京都・神戸;関西)『マリッジ・コンサルタント優子の結婚(婚活)物語』 のアメブロ版として、連載しています。
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