育てられ方(1)
人を育てる方法については、いったん4回でおしまいにして、今回は逆に「うまく人に育ててもらうコツ」について書いていきます。できれば若い人にこの記事が届くと良いのですが。管理職には部下を育てる役割がありますが、管理職と呼ばれる人も人間なので、教えやすい部下と教えにくい部下がいます。まず教える側から見れば、素直に言うことを聞く人が教えやすいということはあまり疑問がないと思います。でも、教わる側にとって「素直に言うことを聞く」のは簡単ではありません。相手の言ってる意味が分からなかったり、言われたとおりにできなかったりすることがあります。そこで、まずは上司(ここでは教えてくれる人を指します)の目に止まることから始めるのが良いでしょう。親鳥が雛にエサをやる時も、盛んに泣いて大きく口を開けている雛にまずはエサをやります。『ここにいるよ』と相手に認知してもらわないことには、育ててもらうことはできません。私の若い頃は(今もですが)生意気で、上司にも平気で反論する社員でした。この際その当時の言動についての当否は置いておくとして、目立つ社員だったことは確かだと思います。それゆえ上司の時間がある時には「ここで注意しておかねば」と思ったかどうかはわかりませんが、ずいぶんと上司には注意をしてもらったり呆れられたりしていました。内容はあまり覚えていませんが、上司と話をする機会が他の若手社員よりもあったように思います。注意されるばかりでなく、何かに選ばれる機会も自然と多かったと思います。育ててもらうためには、まず「ここに手をかけた方が良い素材がいるぞ」と上司に認知してもらうことが必要だと思います。