μ's「Angelic Angel」の感想です。エンジェリックエンジェル。歌詞。意味。 | A Flood of Music

今日の一曲!μ's「Angelic Angel」

 【追記:2021.1.4】 本記事は「今日の一曲!」Ver. 2.0の第七弾です。【追記ここまで】

 本日の出目は【8, 8, 2, 2】だったので【2ndの829番】の楽曲、μ'sの「Angelic Angel」を紹介します。『ラブライブ!シリーズ』の楽曲にがっつりふれる機会が今までありませんでしたし、来月からサンシャインの2期も始まるので良いタイミングで選ばれましたね。

劇場版『ラブライブ!The School Idol Movie』挿入歌 「Angelic An.../ランティス

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 「Angelic Angel」(2015)はμ'sによる楽曲で、劇場版『ラブライブ!The School Idol Movie』劇中歌シングルの第1弾としてリリースされました。『ラブライブ!シリーズ』との出会い関しては過去にこの記事の中で簡単に書いたのですが、ここにも一応経緯を書くと…

 非アニヲタ期にベスト盤に手を出し楽曲にハマる→その後アニヲタに出戻ったのでEテレの再放送で作品にもハマる→シングルにも手を出す→サンシャインを観てAqoursの楽曲にも手を出す→スマホを新調したのを機にスクフェスもやり出す…といった具合です。楽曲に関しては今のところ特典曲(BDや前売券付属の曲)以外は一通り揃えてあります。

 要するにファン歴としてはまだ2年にも満たない(楽曲だけなら3年以上ですが)新参者なので、以降のレビューは生温かく見守ってもらえると助かるということです。参考までにキャラの好みを書いておくと、μ'sだと3年生組が好きで特に希推しです。ミニユニットで好きなのもリリホワで、3人のバランスがいいと思います。曲の好みを書き出すと長くなるのでそれはまたの機会に。




 ということでここでは「Angelic Angel」に絞って紹介します。先述の通り劇場版関連の楽曲なのですが、その中では「Hello,星を数えて」(2015)と共に個人的なヒットナンバー1, 2です。つまりこの両A面シングルは神だと言いたい。

 2曲ともそれまでのラブライブ楽曲になかったタイプの大人っぽさを兼ね備えていて、アレンジの繊細さが際立っているという評価です。これは劇場版の舞台が海外であったため差別化を図った結果の産物だと思いますが、作中での使われ方も含めて効果的であったと評するほかないでしょう。


 具体的に見ていきます。まずイントロのギターからして格好良いです。音としては暖色系だけれど奏でている旋律には切ない雰囲気が宿っていて、これだけで曲の趣が一気に固まるという予感的なギターだと表現したい。

 とはいえAメロ部はドラムとピアノのリズムが軽快なのでポップだと思います。しかしここが無いと全体的にセンチメンタルな印象が強くなり過ぎてしまうので、歌の入り口としてはキャッチーであることにこしたことはないでしょう。

 Bメロに入ると徐々に胸に訴えかけるモノが滲み出てきます。やはりギターの力が強いという気がしますが、メロディ自体が持つ哀愁もなかなか素敵です。特に"そんな恋してみたかった"に潜む遠くを見つめる感じはガーリーだなと。


 そしてサビですが、正直最初はあまり印象に残らない旋律だと感じていました。しかし何度か聴いているうちに涙腺にくるものがある綺麗なメロディだと思えてきて、今では大のお気に入りです。流れるような音運びが"Angel"で「タン・タン」と軽やかにまとまるのが美しい。

 歌詞も好みで、"Ah!「もしも」は欲しくないのさ/「もっと」が好きAngel"とシンプルな欲求を表現しているだけなのですが、この素直さだからこそ響くものがあるのでしょう。


 敢えて最後に残しましたが、「Angelic Angel」という不思議なタイトルにも注目してみます。英語も一語に複数の意味があるため自然な日本語に置き換えることは勿論可能ですが、そうせずにストレートに意味を並べてみると、「天使のような天使」という重語表現じみた訳になりますよね。

 適切な例かはわかりませんが、'doggy dog'とか'kitty-cat'みたいな感じでしょうか。いや、前者はともかく後者は法則性も異なるのでどうかと思いますが、ともかく歌詞に天使要素があるのは間違いないので、天使性(純真さ)を強調する意味で「Angelic Angel」なのではないかと結論付けます。


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