Ash Crow - 平沢進ベルセルクサウンドトラック集 / 平沢進 | A Flood of Music

Ash Crow - 平沢進ベルセルクサウンドトラック集 / 平沢進

【お知らせ:2019.5.14】令和の大改訂の一環で、本記事に対する全体的な改訂を行いました。この影響で、後年にアップした記事へのリンクや、本作がリリースされた後に得た情報も含む内容となっています。


 平沢進のアルバム『Ash Crow - 平沢進ベルセルクサウンドトラック集』(2016)のレビュー・感想です。ディスク名の通り、『ベルセルク』関連の楽曲のみを収めた一枚となります。



 現在二度目のTVアニメシリーズが放送されている『ベルセルク』ですが、人気の漫画を原作としているだけはあって、過去にもTVアニメ化・アニメ映画化・ゲーム化など多くのメディア展開が行われており、その度に平沢進による楽曲提供も話題となっていました。

 作品数の多さゆえに今までネックとなっていたのは、関連楽曲が方々に散らばって収録されていたことでしたが、本作のリリースによって有名曲を一度におさえることが可能となったため、意義のあるコンピ盤だと言えるでしょう。本作を初出とする純粋な新曲も2曲ありますし、リアレンジ・バージョンとして初収録された楽曲も4曲あるので、過去作を揃えている方でも新鮮に聴けるサントラ集です。



 さて、平沢進と『ベルセルク』。両者とも然も昔から認知していたかのように書き出しましたが、前者については未だファン歴4年ほど、後者に関しては現在放送中のアニメで初めてまともにふれたという、僕はその程度の受け手であることを先に白状しておきます。従って、本記事に於けるレビューは、作品内容にまで深く切り込む類のものにはなりません。

 しかし、少なくとも平沢進の音楽に対しては一家言あるつもりでいるため、記事内容の説得性を僅かでも上げる意味でも、本題に入る前に平沢進のアーティスト性・ミュージシャン像を語るところから始めさせてください。早く本作のレビューが読みたいという方は、ここをクリックすれば当該部をスキップ出来ます。



 僕が初めてふれた氏の音楽は、後追いで観たTVアニメ『妄想代理人』のOP曲「夢の島思念公園」(2004)でした。今敏監督による映像作品としての妙味も含めて、そのあまりにも独特な音楽性に異様に惹き込まれてしまい、過去作にまで手を出すのにそう時間が掛からなかったことは言うまでもありません。

 平沢進の名義では、オリジナルアルバムは勿論のこと、サントラやその他のコンピ盤までほぼ全て揃えましたし、P-MODEL時代の作品も、『太陽系亞種音』(2002)の新パッケージ版(2014)のおかげで、殆どは網羅することが出来ました。残るは中古での購入がメインで申し訳ありませんが、旬およびマンドレイクのディスクや、PEVOおよび他の元P-MODELメンバーによるソロ作も、見かけ次第入手しています。主にディスクユニオンを発掘場にしていますが、何れも未だに大規模な値崩れを起こしていないどころか、モノによってはプレミアなのか定価以上の高値が付いていることさえあるものの、これを出費的に痛手だと思う反面で嬉しい気もするくらいには、信者的な蒐集家と化してしまいました。笑


 心酔していることのわかりやすいアピールとして物量的なリストアップを試みた次第ですが、質的な面でも氏の音楽性については非常に高い評価を下すほかなく、僕が今日まで音楽好きで居た理由は、平沢進という存在と出逢うためだったと言っても過言ではないとまで考えています。前述のように、邂逅を果たしたのは僅か4年ほど前と直近ですが、その活動は僕が生まれる十年以上も前から続いており、生まれた頃には既にバンドからソロへの転換期で、そして現在でも精力的に音楽を続けているバイタリティの高さには感服の至りです。僕が聴きたかった音或いは求めていた音楽というのは、技術が進んだ現代か未来にこそあると思っていたのに、「過去でもう完成しているじゃないか!」と、衝撃が奔ったのを覚えています。

 歌詞・メロディ・サウンドの全てが氏独自のものと形容するしかない唯一性を備えていて、その作風はミクロもマクロも過去も未来も自由自在であると感じられるほどに超越的であり、聴き手を何処か知らない世界線や時間軸へと連れ出してくれるような、共時的な可能性の波に曝される感覚が段違いであると絶賛したいです。


 本記事は当ブログ上で初めて平沢進にふれたものであるため、こうしてイントロダクション的な前置き部を用意したわけですが、2019年の改訂時までに関連記事を数本はアップしているので、以下についでとリンクを貼っておきます。いずれも「今日の一曲!」として取り立てたもので、掲載は更新日時が古い順です。

■ 核P-MODEL「崇めよ我はTVなり」(2004)
■ P-MODEL「LEAK」(1985)
■ 平沢進「アディオス Adios」(2015)
■ 平沢進「GHOST BRIDGE」(1998)
■ 平沢進「スケルトン・コースト公園 Skeleton Coast Park」(1989)






 お待たせしました。ここからが漸く『Ash Crow』のレビューとなります。本作収録曲の「(カラオケ)」バージョンを除いた、全10曲を通時的に見ていきましょう。


01. 灰よ

 本作が初出たる純粋な新曲のひとつで、現在放送中のTVアニメ『ベルセルク』の劇中歌です。次回予告での使用が恒例でしたが、本編でもガッツが印象的に登場するシーンで効果的に流されていた覚えがあります。絶望的な状況に陥っていても、本曲のイントロが聴こえてくると何とかなりそうな一縷の希望を抱けたのは事実ですが、闇を払う光と表現するのは適切ではなく、闇を押し退ける更に強い闇といったイメージです。有り体に言えば、後味の悪さを伴う勝ち確の楽曲。

 ダークなオーケストレーションと、ドラムスの鼓笛隊然とした趣がひたすらに格好良く、闇の軍勢の行軍歌と形容したいサウンドスケープが冴え渡っています。しかし、その裏で断続的な電子音がベースの役割を担っており、この手のハイブリッドなアレンジは平沢進の得意とするところだよなと納得です。


 表題の「灰よ」に纏わる言及を幾つかしますと、まず驚かされたのは、冒頭の勢いのある掛け声が"灰舞え"という日本語であったことです。歌詞を見るまでは、てっきり鼓舞の為の謎言語かと思っていました。これまでの『ベルセルク』関連楽曲の中でも、「Forces」を冠するシリーズでは"Hai Yai"という歌詞がお馴染みでしたが、それに類するものかなと。ただ、これらと音を合わせた(「灰よ」=[hai yo])語彙選択であるのは確かだろうと推測します。もしくは、『ローン・レンジャー』よろしく馬への掛け声としての'Hi-yo'の意味合いもあるかもしれません。

 歌詞に"灰よ"が登場するパートは、Aメロの後半("灰よ 灰よ 胸のくびきは千年の")、サビ前のコーラス("(灰よ 灰よ 灰よ 灰よ)")、サビの後半("灰よ 舞えよ")の都合三回ですが、何れも異なるメロディラインで歌われており、この変化が焔と風を、延いては灰を連想させるようでお気に入りです。


02. BERSERK-Forces 2016

 リアレンジ楽曲のひとつで、オリジナルは5thシングル曲「BERSERK -Forces-」(1997)です。サントラ『剣風伝奇ベルセルク ORIGINAL SOUNDTRACK』(1997)に収録されているのは同曲の「TV version」ですし、変則ベスト盤『SOLAR RAY』(2001)に収録の「BERSERK - Forces 1.5」はキーを変えた大胆なアレンジバージョンであったので、原曲キー且つフルでアルバムに収められたこと自体が、そもそもレアだと言えるかもしれません。一応ナンバリングアルバムに於いても、7th『救済の技法』(1998)のHQCD盤(2009)に追加で収録されてはいましたが、今回改めて『ベルセルク』関連のディスクに据えられたことで、漸く収まるべきところに収まったなという感じです。

 本曲はその2016年バージョンとして、約20年の時を経たリアレンジトラックというわけですが、基本的には原曲の良さをそのまま活かしたつくりとなっています。全体像に大幅な変更を加えるのではなく、原曲に存在していた僅かな音の隙間に、この20年で培った技術を刻み付けて昇華させるといった、加算的な方向性です。ゆえに新たに追加されたサウンドが随所に認められる一方で、原曲で鳴っていた音もミックスや音色が改善されているのか、一段と聴きやすくなっていると感じられます。まあこういった細かな点を除いたとしても、イントロと間奏の変化はとりわけ大きいので、リアレンジの妙はすぐに理解出来るでしょう。

 余談ですが、僕の中で『ベルセルク』は『HUNTER×HUNTER』と双璧をなす休載が多い漫画というイメージです。しかし、これだけ作品が長く続いているからこそ、こうして2016年バージョンが聴けたのかなと考えると、複雑な心境になってしまうのは否めません。笑


03. Aria

 2012年にリリースされた7thシングル曲で、アルバムへの収録は本作が初となります。アニメ映画『ベルセルク 黄金時代篇』三部作の主題歌です。

 本曲の最大の特徴は、謎言語・造語で歌われているところで、実質的な意味を有しない音素の集合体を使って、これほど雄弁な楽曲を仕上げたことに、脱帽する以外の選択肢があるでしょうか。この高次元の帰結に至った理由を推測すると、大きく分けて二つの観点が思い浮かびます。ひとつは音韻的な要素で、「意味を有しない」とは言っても、音の響きが持つ意味については計算し尽くされているからというのが一点目です。もうひとつは体系的な要素で、一見意味不明に思える謎言語でも、その背景にきちんとした文法規則や統語構造が窺えるアウトプットであるからというのが二点目となります。何れにせよ、本曲を聴いて出鱈目もしくは非秩序な印象を受けないのは、新たな言語の造成が正しく行われた結果であると言いたいのです。

 話が音楽から逸れているので絡めた言及で補足をしますと、勇壮なAメロと優美なBメロが交互に出現する楽想を経て、サビで両者が融合を果たしたかの如き荘厳な旋律が満を持して登場するという流れが、シニフィエを規定する一助になっているとの主張につなげられます。後にレビューする09.「Sign」も本曲と同じく造語歌詞による楽曲ですが、曲名的にはそちらのほうがシーニュ(仏:signe)に結び付けやすいかもしれません。

 あとは小ネタ的な情報というか、今回改めて聴いて気付いたことですが、Bメロの最後の歌詞が「Ash Crow」に空耳可能だと思いました。意識したのだろうか。


04. FORCES Ⅱ

 『ベルセルク 千年帝国の鷹篇 喪失花の章 Original Game Soundtrack』(1999)からの一曲で、個人的には「Forces」を冠する楽曲群の中ではいちばんのフェイバリットです。

 「BERSERK -Forces-」の"Hai Yai Forces"に慣れてから、本曲の"ハイヤイ FORCES"を聴くと、メロディの変化に意表を突かれますよね。前者は力強く突き進んで行くようなイメージですが、後者は痛みと共に歩を進めて行くといった印象です。"胸のFORCES"と、内面的な修飾が施されているせいもあるでしょう。

 「Forces」シリーズに限らず、同一の曲名で「I(無印)」と「Ⅱ」が存在するトラックは、どちらの旋律も甲乙付け難い場合が多いです。他には例えば「ソーラ・レイ Solar Ray」(1989)と「ソーラ・レイ 2 Solar Ray 2」(2001)や、P-MODELの「Rocket Shoot」(1996)と「Rocket Shoot Ⅱ」(1997)などの対は、一曲の中で両パターンを聴きたくなる欲が出ます。


05. ZODDO Ⅱ

 出典は04.と同じで、本作中唯一のインストナンバーです。トライバルなビートの上を不穏なクワイアが渡って行く、そのエキゾチックなサウンドからは宗教音楽然とした趣を感じます。

 アルバムの折り返し地点に配されたことで、ヘビー級の楽曲が揃い踏みしている本作に於いて、良いアクセントになっているとの認識です。


06. 冠毛種子の大群 (Large Chamber ver.)

 リアレンジ楽曲のひとつで、オリジナルは12thアルバム『現象の花の秘密』(2012)に収録されています。元は『ベルセルク 黄金時代篇 堕ちた鷹』のED曲で、これはアニメ映画の公開に合わせて地上波で放送された記念特番です。

 ラージ・チャンバーというだけはあって、より広く深く響くような空間処理を施された編曲がポイントとなっています。そもそも12th自体が、オーケストレーションの極みとも形容出来る意匠の凝らされた作品でしたが、中でも原曲たる「冠毛種子の大群 Horde of Thistledown」は、特にダイナミクスの振り幅が大きいと感じられる大胆な編成が印象的でした。本曲はこの差を更に際立たせたアレンジバージョンだと換言してもよく、感覚的に言えばより迫真の仕上がりとなっています。一層「大群」らしさが出たと表してもいいかもしれません。


07. INDRA 2016

 リアレンジ楽曲のひとつで、オリジナルの出典は04./05.に同じです。或いは『映像のための音楽~平沢進サウンドトラックの世界』(2007)にも収録されていましたね。

 リアレンジの中では最大のお気に入りです。より精緻且つ壮大なアウトプットとなったアレンジの妙味が、低く優しく歌われるA/Bメロを経てサビで俄に熱量を増すという山なりのメロディ展開と完全に響き合い、原曲を圧倒するほどの聴き応えを得ていると評します。

 しかし、こうして比較対象が出来たことで、元は元でストイックなつくりに美点を見出せるようになり、とりわけ歌唱をメインで堪能したいという場合には、オリジナルに分があるかもしれません。


08. Ash Crow

 表題曲ゆえ当然ながら、本作が初出たる純粋な新曲のひとつで、01.と同じくアニメ『ベルセルク』の劇中歌です。正確には、第1期最終話のED曲および第2期の劇中歌となります。

 カラスの鳴き声が奏でる不気味なハーモニーが象徴的なイントロの不吉なアレンジには、歌い出しまでオーケストラ主体なのか電子音主体なのかわからない緊張感があって素敵でした。結果としては後者が冴え渡るタイプのナンバーであったため、12thに入っていてもおかしくないといった印象です。流麗と激情を往来する旋律の揺さぶりも実にヒラサワ節で、更にギターソロもしっかりあってにやにやしてしまいました。

 ついでに無知ぶりを晒すと、歌詞に出てくる"羈縻"(きび)という言葉の意味が全くわからなかったことを正直に告白します。手元の辞書曰く、意味は「つなぎとめること」で、漢字はそれぞれ馬の手綱と牛の引綱を表しているとか。由来は中国王朝らしく、世界史でも「羈縻政策」との形で出てくる用語みたいですね。詳細は各自でお調べくださいと丸投げしますが、本曲に於ける"羈縻に悟り"という用法は、"獣が 虚無に 芥を食らう"から判断すれば家畜的な理解へ、"蹂躙の怯えに生まれ"から判断すれば統治的な理解へ、どちらへも至れる余地があると思いました。


09. Sign

 初出は『ベルセルク 千年帝国の鷹篇 聖魔戦記の章 オリジナル・サウンドトラック』(2004)ですが、後に『映像のための音楽~平沢進サウンドトラックの世界』にも収録されていますし、顔文字付きの空耳歌詞も有名ゆえ元より知名度は高いと推測します。

 03.「Aria」と同じく造語で歌われている楽曲のため、係る作り込みの深さについては、前掲の記述を本曲にも適用していただければ幸いです。とはいえ、比較対象としては非常に都合がいいので、引き続き「Aria」を例に取りますね。

 リリース順的には前後しますが、「Aria」に確かな気品と美しさを見出せることを敢えて前提とすると、「Sign」はその境地へと向かう精練の過程と言いましょうか、荒削りの感がある点が魅力だと認識しました。調べたところ、どうも『ベルセルク』の作中時系列的には、【「Aira」(黄金時代篇) →「Sign」(千年帝国の鷹篇)】となるらしく、この流れが意識された結果かなと見ています。付焼刃ゆえ誤認しているかもしれませんが、当該の二曲に限らずとも本作の曲順はストーリーと大体対応しているように受け取れます。ともかくこれを考慮すると、「Aria」では在りし日の栄光が歌われていて、挫折を経た後の「Sign」が再生の歌かなと、そのような所見を抱きました。


10. Sign-3

 リアレンジ楽曲のひとつで、09.の初出としたサントラには「Sign-2」も収録されていましたが、本曲はそのアップデート版といった趣ですね。ボイスコラージュによる旋律の再構築が光るアレンジとなっています。

 険しさよりは心地好さが優勢の質感で、途中の歌詞が「休め 休め」と空耳出来ることも相俟って、「もういいんだよ」と大きな存在に諭されているかのような心持になりました。アルバムのラストを飾るのに相応しいトラックであるとまとめます。


 11.~13.は、「Aria」「灰よ」「Ash Crow」の「(カラオケ)」バージョンです。



 以上、全13曲でした。05.の項でも少しふれましたが、本作はヘビー級の名曲ばかりで構成されたモンスターアルバムなので、既出曲を含んで実質的に全10曲とは言え、その内容の濃さには大満足です。仮に本作を平沢進も『ベルセルク』も知らない人が聴いたとしたら、一体どれだけ圧倒されるんだろうという僅かな嗜虐心も芽生えました。

 平沢進の新譜というだけでも買う理由にはなるのですが、本作はベスト盤的な側面もあったため、強いて言えばアニメで聴いて気に入っていた新曲の01.「灰よ」が目当てでした。同曲はフルで鑑賞したらなお良く、『ベルセルク』の音楽史にまた新たな代表曲が誕生したと絶賛したいです。リアレンジ楽曲も期待以上に素晴らしく、特に07.「INDRA 2016」と10.「Sign-3」は行くところまで行った進化を遂げており、感動を覚えました。



 今回レビューをしてみて強く思ったのは、楽曲への理解度を高めたいとの動機も込みで、やはり原作漫画『ベルセルク』を読まなくてはなということです。02.に余談として述べた通り、僕が同作に手を出していないのは休載の多さがネックだからで、最悪未完で終わる可能性がある長期作品に手を出すのが怖いんですよね。笑

 現在放送中のアニメは詳細な物語背景がよくわからないなりには楽しんで観ていますし、ダークファンタジーにも元々抵抗がないので、読み始めたらハマることは間違いないと踏んでいます。新作アニメは3DCGが主であることも含めて、原作の或いは旧作のファンからは色々と言われているようですが、新規層に興味を抱かせるメディアとして、導線の役割は果たせているのではないでしょうか。ガッツとキャスカの過去も気になりますし、ファルネーゼの危うさが行き着く先も知りたいです。

 冒頭でお知らせしたように、本記事には2019年に全体的な改訂を施したので、現時点ではアニメの第2期も視聴済みとなっています(原作には未だ手を出しておらず申し訳ないです)。予てから可愛いという情報だけは知っていた魔女っ娘・シールケの存在は、ハードな作風の中では確かに清涼剤だなと感じました。ただ、全体のストーリーを把握していないと、こうしてキャラクターを語ることしか出来ずもどかしいので、原作が完結してから買おうとのプランは見直す必要があるかもしれません。