100円ショップで御馴染みのダイソーのブランドの330円の高額?商品の「ブループラネット」のデジタルウオッチ。

左側がブループラネットD「J-56」。
右側のがブループラネットG「J-171」。
このデジタルウオッチシリーズはモロにCASIOの某タフネスウオッチの外観に似せている。
右側のブループラネットGなんて、名前からもCASIOの某タフネスウオッチを意識してる様な気がする。

これがブループラネットG。
これはもう時計に興味の無い方ならば遠目では○ショックにしか見えないだろう。
数年前までのロットの製品では日常生活防水と謳っていたこのブループラネットの330円のデジタルウオッチ。
何でもネットでのレビューでは「海釣りのキャスティングの際に海に時計毎腕が海水にどっぷりと浸かったのにしっかり防水性能を持っていた。」と書かれていたり、方や「洗顔しただけでガラスの内側が曇ったクソ時計。」書かれていたりと、評価の分かれるレビューが散見されていた。
実際時計に浸水して壊れる事例が有ったのか?最近の同製品は非防水表記となっている。
しかし、ネットでの「いいね」評価狙いでこのブループラネットGの防水性能を大袈裟にレビューしているのか、それとも本当に日常生活防水性能を有しているのかが気になって、私の手で防水性能試験を行ってみた。
偉そうに言ってはみたが、防水性能試験の内容は職場の洗い場の洗面器に水を張ってその中にこのブループラネットGをドボンと投入。
暫くの間放置したり軽く水を掻き回したりして、防水性能の実験をしてみただけだ。
すると1分間も立たない内にブループラネットGの時計の文字盤内部に水がチャプチャプ溜まっていて、終いには液晶表示が消えてしまった。
やはり水飛沫や水滴が付着する程度ならばともかく、完全に水没した状況には耐えられない事が分かった。
で、そのまま水入りしたこのデジタルウオッチを捨ててしまう程私はブルジョワでは無いので、速攻で全バラしてモジュールから電池を外してティッシュで水滴を吸い取って陰干し。
水入りしたケースも水滴を吸い取って陰干しして数日放置乾燥させてから再び組み上げた。
デジタルウオッチの様な単純構造の電子機器は多少水入りした所で、内部部品が錆びる前に完全に分解してモジュールや内部パーツを完全に乾かしてやれば意外やあっさりと復活する物なのだ。
現に今回のレビューに際しても、水入りしたブループラネットGは何事も無かったかの様に今も時を刻んでいる。
バックライトも普通に着くし、アラームや時報の電子音も普通に鳴る。
思いっきり水入りしても壊れないので、ある意味では物凄いタフネスさを誇るデジタルウオッチかもしれない。
残念ながら日常生活防水性能試験を超えて、時計を完全に水没させた上で水を掻き回したりするテストには耐えられなかったが、もう一本のブループラネットDの方では防水性能はどうなのだろうか?
これも気になって今夜防水性能試験をしてみた。
今回のテスト内容は、「私が腕に着けたままシャワーを浴びる」と言う内容で行った。
但し、私はシャワーで身体や頭を洗った後に湯船に浸かるが、ブループラネットDは湯船には浸からない。
湯船の縁に置いておいて、時計内部に曇りが生じないかを観察してみる事にした。
尚、その際にシャワーの湯温による時計の精度の乱れが生じないかを確認する為に、シャワーを浴びる前にリビングの電波時計にて時刻合わせもしていた。
いざ防水性能試験開始!
湯温41℃の温水シャワーがブループラネットDにも降り掛かる。
先ずは洗顔を終えてブループラネットDの文字盤をチェック。
文字盤内部に曇りや浸水している気配は見られなかった。
次は身体を洗う。
手首を洗う時だけ時計は外したが、それ以外は全てブループラネットDもお供した。
身体中に付いた石鹸をシャワーで洗い流す。
かなりの勢いでブループラネットDにもシャワーの温水が掛かっている。
私は内心「こりゃあダメかもな?」と思いながら、ブループラネットDの文字盤をチェックした。
ブループラネットDは本体もプッシュボタン周りにもビショビショに水滴だらけになってはいたが、曇りも浸水している気配も無い。
おぉ!中々やるじゃないか。ダイソーデジタルウオッチ。
何が中々なのかさっぱり分からないが、私は感心しながらも間髪入れずに最終防水性能試験の項目の「洗髪の儀」に入った。
この頃になるとブループラネットDへの気遣いは既に微塵も無く、頭髪を洗う為のシャンプーの泡も時計にもしっかり着くわ、洗い流す際にもダイレクトにシャワーの温水もぶっ掛かるわで、まるで壊す為にわざと湯をぶっ掛けている様な状態となっていた。
こうして洗髪の儀は無事に終了した。
そしてブループラネットDの防水性能試験も終了した。
果たして過酷な温水シャワーの洗礼を受けたブループラネットDの状況は?

風呂上がりにしっかりと水気を拭き取り1時間程放置後のブループラネットD。
330円のダイソーのデジタルウオッチは過酷な温水シャワーの防水性能試験に耐えた。
気になる時刻のズレも1秒のズレも無かった。
完全に水没させたり、高圧のシャワー等の直撃で無ければダイソーのブループラネットDは耐えられそうだった。
但しこれは個体差も考慮した場合、たまたま今回の私のシャワーテストでは大丈夫だっただけなのかもしれないので、もしこのブループラネットDに防水性能を求める方は自己責任にて水気の有る場所での使用をお願い致します。

こちらは水没したブループラネットGの裏蓋。
五つ星のマーク?と、使用するバッテリーのCR2032の表記とモジュールナンバー?のG212。
製造国のメイド・イン・チャイナの表記。
それに裏蓋外周に裏蓋素材のステンレススチールの表記が刻まれている。

こちらがブループラネットDの裏蓋部分の刻印…って、Gと全く同じやないかい!(笑)。
どうやらモジュールも共通の両機種はステンレス裏蓋も共用しているみたいだ。
しかし、この両機種には細かい違いが有り、ブループラネットGのバックライトはグリーン色。
ブループラネットDのバックライトはブルー色の違いが有る。
個人的にはブループラネットGのグリーン色のバックライトの方が闇夜では時刻確認がし易いかと思った。

アオカナヘビ君がダイソーのデジタルウオッチを眺めている。
「へぇ~。たったの330円でこんな大層な腕時計が買えるの?凄いなぁ。」

続けてアオカナヘビ君はこう言った。
「でもあんさん。鉄砲は御大層にオメガなクセに腕時計はダイソーの安時計なんかい!」と笑っておられます😁。
良いんです。
物は機能さえすれば、ブランドや価格なんてどうだって良いんです。
勿論このダイソーのデジタルウオッチを着用して行くべき場所と行かざる場所のTPOの分別位は私にだって分かります。
でも、たったの330円で何十万円もする機械式腕時計よりも精度の高いデジタルウオッチが買えちゃうのだから、インフレの止まらない昨今の日本で賢く生きるならばこう言う物でも十分に生きていける事も知っておいて損は無いのではないかと思った夜の私でした✨。