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MovingPlanet(惑星ブログ)~時をかける物語旅行~

本、漫画、映画、音楽などの感想。
心が動いたポイント、物語の時と場所、作品同士のつながりを記録。

多読術 (ちくまプリマー新書)/松岡正剛
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この間読み終わった。

以下読書メモ。

多読術とはいったいなんなのか?

・本をマッピングする
 以下、①、②ともに1冊ずつ別々の本を読んでいるのではなく、本同士のつながり「リンク」が見えてくる。
 まさに「読書することは編集すること」

西田幾多郎の本と江戸川乱歩の小説、大島弓子の漫画に書き込む引用マーキングにより、
テイスト別のページに引越しさせていく。

これってまさにブログなど、リンクできるインターネットなら、さらに面白いことになるんじゃないかな。
あとは結構手間がかかる作業だから、皆ができるわけじゃないけど。

以下詳細。

 ①年表(クロニクル・ノート)
  ・ノートに年号をふる。
  ・読んでいる本に年号がでてきたら、片っ端から書き込む。
  ・ジャンルをトラックでわけて、面白く。
  ★前に書き込んだページに新たな事柄が加わると面白い。

それが「情報の歴史」という本になっているそう。
http://www.amazon.co.jp/s/?ie=UTF8&keywords=%E6%83%85%E5%A0%B1%E3%81%AE%E6%AD%B4%E5%8F%B2&tag=googhydr-22&index=stripbooks&field-adult-product=0&hvadid=4049194115&ref=pd_sl_2j7fgnvis7_b
  
→これは面白い。
 確かに、本を読んでいると興味のある歴史的事柄、以前読んだ事柄がオーバーラップすることがある。
 でも忘れているからそこどまりなんだが、それを残していくことで、自分だけの年表ができる。
 (自分が読んだ本に書いている内容があつまった年表。)

 ②引用ノート
  ・気に入った箇所のセンテンスやフレーズをノートに書いていく。
   ・その際、分類項目ごとに書き込む。
    分類項目は「せつなさ」「ハードボイルド風」「知的ジョーク」「エロティシズム」など自分なりで。

この二つ実践してみたい。(マッピング開始)

多読術 (ちくまプリマー新書)/松岡正剛
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たまたま立ち寄った本屋で新書ランキング1位だったので
思わず衝動買い。

どこかで聞いたことがあると思ったら千夜千冊
の方だった。

・自分で読書テイストをつくっていく
 そのための工夫として、読み方を意識してつくる。

例:明治の小説は渋茶と塩せんべいを用意。
  服装を変える

まだ途中だがすごく参考になる。

ちなみにあとがきから読んだら、
あとがきから読んだ人へ目次を一読してから内容を読んでほしいと注文があった。

読まれている(笑)

そして、その読み方の意味は後日注釈 しよう。

本好きには読書術の本も楽しいものである。




この間、ブログに書いた シンポジウムに行ってきた!

結論から言うと、とにかく行ってよかった!

メビウスもバンドデシネもそれまで知らなかったけど
メビウス氏と浦沢直樹氏、夏目房之介氏の話を聞いて
日本の漫画の巨匠達がいかにメビウス氏に影響を受けてきたかを知ることができた。

以下入場からレポート。

浦沢直樹氏も来るし、これは下手したら入れないかと思ったので
早めに行こうと思っていたが、結局開場ぎりぎりに到着。


Moving Planet(惑星ブログ)

会場はもう人だかり。

やばい!と思ったら整理券の配布の声が。


Moving Planet(惑星ブログ)

まだ配布していた!到着の時点ですでに550番の整理券が呼ばれていた。


Moving Planet(惑星ブログ)

なんとか整理券GET!

開演間際だと入れなかっただろうなー。

少し待って、入場できた。


Moving Planet(惑星ブログ)


入場すると受付でこの漫画雑誌を手渡された。

え?もらえるの?とビックリ。
裏を見ると1,500円と値段もついているし、
これは太っ腹。ありがとう明治大学。

4作のバンドデシネがのっている。

知らない人に言うとバンドデシネとはフランスの漫画のことをさす。
詳しくはこちら
まあ、今回のシンポジウムがなければ自分も知らなかったかもしれないが。
ただ、タンタンとかは昔図書館で借りて読んだことがあり、
夢中になった記憶がある。
あー、あれがBDだったのか、と。
タンタン チベットをゆく (タンタンの冒険旅行 (5))/エルジェ
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で、開演まで中のフランス漫画であったりバンドデシネ紹介の文章を読んだりして
待つ。というか、まったく飽きない。

で、ついに開演。

以下、心に残った発言をメモ

・なぜウェスタン物を選んだのか?
 →第二次大戦後ヨーロッパにもアメリカ文化が入ってきた。
  ヨーロッパ人にとってもアメリカ人はもともとヨーロッパ人である。

・大友克洋氏にもメビウスの影響がでたタイミングがある。
・大友克洋氏が出した「ヘンゼルとグレーテル」は
大きな版型で、自分達の表現にはこれぐらいの大きさがいるんだという
主張があったのではないか。

■影響を受けた人物樹形図
メビウス→手塚治虫
     →大友克洋→鳥山明
            →岸本斉史 ナルト
            
・手塚治虫氏はアシスタントへの指示書の中で
雲の表現に「メビウス雲」と使っていた。

浦沢直樹氏によるメビウス氏への絵への感想

・線によってかかれながら、線を越えてゆく開放感。
・頭の中にあるイメージをかいている。
 トレースでは表現できない理想の空間。
・ゆらぎさえも司どりたい。


実際、会場で浦沢直樹氏とメビウス氏が絵を描いてくれるんだが、
これがうまい・・!当たり前だけど。

浦沢直樹氏のメビウス線もすごいメビウスっぽかった(笑)

・なんとなく書いた線はない。

■コマ割りについて

・コマにすることで時間が生まれる。
・僕にとってコマは音楽です。

・始まりのコマと終わりのコマをどうつなげ、調和をもたらすか、そこにシンフォニーが生まれる。

・時間と空間をつかさどる。

会場ではメビウス氏が、1コマ目、口論している男性二人を書き、
2コマ目で二人が抱き合うオチを表現。会場からも拍手が(笑)

いやー、それにしても簡単に書いているけど、あの味のある絵はすごい。

■出席していた漫画家

・永井豪氏
・谷口ジロー氏
荒木 飛呂彦氏
 紹介されたときには会場にドヨメキが。僕も始めて拝見させていただいたが感激。 


荒木氏は直接メビウスの影響を受けたのではなく、大友克洋氏などが影響をうけたことを
知ってそのあとでしったので、孫弟子のようなものだ、と話していた。

・・・とそんな感じのシンポジウムだったが
ほんと行ってよかった。

こちらのKyoさんのブログ では、浦沢直樹氏が
衝撃をうけたメビウス氏の絵もUPされています。
確かにきれい!

ちなみにメビウス氏の作品「アルザックラブソディ」などがこちらのサイト で見れる。

BDやメビウスとの出会いと日本漫画、フランス漫画をさらに楽しめるきっかけを与えてくれた
シンポジウム、開催してくれた明治大学に感謝。



野狐禅が解散したらしい。

これが解散メッセージ

2年半前このブログを通して野狐禅を知り、
野狐禅 「鈍色の青春」「ガリバー」 と記事を書いた。

それから結構聞いていただけに
そうかー、という思いと
メッセージを読んでなるほど、という思うところもあった。

人は変わっていく。特にこのバンドのような思いは逆に維持できたことが
キセキかもしれない。

竹原ピストルのメッセージからは
非常に葛藤があったことが伺える。

でもバンドが終わっても音楽は残る。この音楽がこれまでも人にエネルギーを
与えただろうし、これからも初めて知る人も含めて与えていくだろう。

野狐禅、今までありがとう!









東京インタラクティブ・アド・アワード(TIAA) の受賞作が発表されたようだ。

金賞はmixi年賀状。

色々あるが、どれも面白い。

特にこのルパンのパチンコ台のプロモーション
実際にダイヤをおいて遠隔で盗める?
すごすぎる。

こりゃうけるわ。

知らんかったけどいつやってたのか、実際にやってみたかったー。

他にもいろいろあるので後でチェックしよう。
新世紀メディア論-新聞・雑誌が死ぬ前に/小林弘人
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読了。

以下心に残ったフレーズ。

-----------
テーマごとにひとつのブログを雑誌のように立ち上げ

雑誌のテーマ選びはいまだに特定の個人のモチベーションに基づいておりビジネスとしてはアンバランス

メディアを立ち上げたいなら今日にでも自宅で立ち上げればよい

wallstrip 株や企業情報をサブカルの手法で伝える

雑誌の本質は形に非ず コミュニティーを生み出す力 生み出すためにはライブなリンクとコンテンツの再利用を促すこと

理想のウェブ雑誌 外部リンクや検索エンジンは必須

書店にもプロデュース能力や編集力が求められる 書店がメディアになってもいい

デバイスの進化とともにメディアも企業も変わっていく必要がある。
ゆえに勝機はいつでもある。逆に指をくわえて見逃し三振することだってできる。

読者は上司の決済など待ってくれない。

メディア魂 メディアスピリット
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他にも多数。しかしこの人はたとえがうまい人だ。文章が読ませるし、
本好きで出版社にあこがれ、メディアに興味がある自分としてはかなり買いだった本。

これを自分のメディア立上げのきっかけとしたい。

ちなみにこのブログにレファレンスがあるので引用しておく。

『新世紀メディア論』をもっと深く読むためのレファレンス

これもある意味編集ですね。

gooでフォトメモ というサービスが始まっている。

ケータイでとって送るだけでPCとケータイに自分の写真がUPされる。

これまでにもさんざんそういうサービスはあるし、技術的に目新しさがあるわけではないが、
これがやってみるとはまる、はまる。

シンプルな仕組みとスマートなデザインであえて余計な機能がないのもポイントだが、
注目したユーザーの写真へ絵文字で感想を残せる機能が
写真を投稿するモチベーションとしては結構高まる。(あえてコメント機能がないのもちょうどいいのかもしれない)

これは結構化けるかも。











派手なアクションもcgもいらない 久しぶりに本当の映画を見た気がした
まだ泣くシーンではないのに途中からもう涙がでてきた
モン族のタオとスーのいきいきとした表情がよい悲しいラストなのに心が晴れやかなのはなぜだろう
理髪店でのやりとりやモン族の隣人とのやりとりなどほほえましい笑いもある
心に残る作品だ

過去に見たイーストウッドの映画では許されざる者も心に残っている。

許されざる者
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