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第60期王座戦 五番勝負第4局

千日手局 ▲ 渡辺明王座 (千日手) 羽生善治二冠 △
千日手指し直し局 △ 渡辺明王座 ●-○ 羽生善治二冠 ▲

将棋の第60期王座戦、五番勝負第4局が10月3日、神奈川県秦野市の陣屋において行われました

後手番の羽生二冠は2手目に3二飛と振り飛車を採用すると
そこから渡辺王座は無理には踏み込まず
序盤は駒組みが中心に手が進み、駒がぶつからず落ち着いた指し回しとなりました

それでも▲3七角が後手玉を睨んだことで先手が攻めやすくなっていきましたが
中終盤には形勢不明の難解な将棋となっていきました

それでも先手良しと思われた矢先の122手目、羽生二冠が絶妙なタイミングで△6六銀とし
結果的に千日手となりました

30分の休憩の後、22時39分から千日手指し直し局が行われ
相矢倉となった将棋は1筋、2筋を中心に攻めを繋げた先手番の羽生が攻め込み
渡辺王座は守る形となりました

91手目に▲2一角、107手目の▲5四歩など確実にリードを広げる手を指しながら
11手目では▲6六桂と指し、相手に打たれたら厄介な場所に先に駒を置く落ち着きある手を採用し
また、自陣を固めるなど余裕ある将棋で先手有利、さらには優勢の展開へと進んできました

最終的には粘る渡辺王座を読み切りで制し
日付けがすでに変わった4日午前2時2分、147手目▲8四角を見て渡辺王座が投了
結果第60期王座戦は3勝1敗で羽生二冠がタイトル奪取
王座復位とともに羽生三冠が誕生しました

今局は上にも書いた通り、△6六銀のように
重要な場面で最善の手を指すことができたことが羽生二冠の勝利へと繋がったのだと思います

2012 J2 第36節 ヴァンフォーレ甲府 感想戦

J2第36節、ヴァンフォーレ甲府はアウェイで栃木SCとの対戦となり
前半先制したものの後半追い付かれ、均衡した内容で時間が経過していきましたが
後半アディショナルタイム、ダヴィの得点により勝ち越し、1-2で甲府が勝利しました

試合内容としてはスコアからも分かる通り、厳しい試合となりました
特に栃木の守備が堅く、崩せなかったことが第一の要因ですが
それでも結果的に2得点を挙げたことは攻撃が機能している証拠であると言えます

そして守備についてはシュートコースをぎりぎりのところで足を出すなどして限定しており
最後の部分で守り切った印象が強いゲームでした

それでも前半に見られた選手間の距離が広がったことで相手にボールを支配されたことは課題であり
もう一度確認しなければならない部分だと思います

2012 J2 第36節 栃木SC 対 ヴァンフォーレ甲府

栃木 1-2 甲府
【得点】
0-1 ダヴィ(前半24分)
1-1 大和田 真史(後半10分)
1-2 ダヴィ(後半47分)

J2第36節、ヴァンフォーレ甲府はアウェイの栃木県グリーンスタジアムにおいて
栃木SCとの対戦が行われました

前半開始序盤から選手間の距離をコンパクトに保ち
FKやCKで攻撃を仕掛けた栃木が流れを掴みました

一方の甲府は栃木と真逆で選手との距離が間延びした結果、孤立してしまう場面が多く
前線までボールを運べない状態が続きました

しかし前半24分、スローインから右サイドでボールを受けた柏がゴール中央へクロス
一度はクリアしようとした栃木DF當間に当たりましたが、結果的にダヴィへボールが渡り
そのままダヴィが頭で合わせ、甲府が先制

この得点をきっかけに徐々に甲府が攻め込む時間帯が生まれ
臣(山本)の惜しいロングシュートや盛田のヘディングなどもあり、栃木ゴールを脅かしましたが
追加点を奪うことができず、0-1で前半終了

後半開始されると栃木がボールを積極的に回しながらゲームを支配すると
後半10分、左からのCKを栃木DF大和田真史に頭で豪快に決められ、1-1

その後も甲府は栃木の堅い守備を崩せず、選手交代で打開を図っていくと
後半アディショナルタイム、右からのCKを一度は弾かれるも
再びクロスを入れ、高崎と栃木GK武田博行が競ったボールがゴール前へ落ちてくると
既に落下点にポジションを取っていたダヴィが身体で押し込み、1-2で甲府が勝ち越し

試合終了間際には危ない位置で栃木のFKもありましたが
何とか防ぎ切り、1-2のスコアで甲府が勝利しました

栃木のコンパクトなサッカーと高い守備意識に苦しめられましたが
得点を奪い、勝ち点3を積み上げられたことは、選手の持つ勝利への意識を象徴していると思います