蝉もしぐれて常夏の 三味線弾きて供奴明け方に思ふ きみの香常夏の色に汗ばみ茶を注ぐかな一匙の粉を溶かしてかき混ぜて黄昏待ちつ カフェタイムかなあれよあれよと 蝉も息絶え絶えになり 炎天下焼け焦げて道 果てる昼かな三味線の 絹糸伸ばし ならしてはまた一つ 弾く きみと曲かな冴え冴えと眠れぬ夜も楽しけり晴れの舞台へ 向かう夜なり供奴 たれのお供に往かむやな文楽晴れて 三味線の鳴る写真 :文楽劇場近くのバナナジュースのあるカフェ華々しく 砕け散る蝉のころがりし道 炎天下夏の音かな