ひこうき雲 一直線に空を割り
なつも時雨れて 虫の鳴くかな
不死鳥は帰り 亀さん 出陣だ
空に行き交う 雲の群れかな
紫のあけぼのに似て 夕空の
ひかりて朱の 染め出づるかな
空にたくさんの龍がいるんだ
翠龍 朱龍に 紫龍 桃いろの龍に
今日はおそらく 金龍もいた
この前のあれは 白龍だったんじゃないかしら
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手と手をハートに合わせた雲
片方の手が小さくて、右隣の手はそれより少しだけ大きい
きみとぼくの手みたいだ
だったらいいな
夕空からのGoサインなのかな
うれしいな
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今日は 山の方がオレンジに光って
紫の雲のはしくれがちょびちょび浮いて
まるで てんさい糖とシークァーサのソーダみたいだったんだ
紫の雲のはしくれは、きっと溶けかけた氷のかけらなんだろう
つんつんしたら、ぷかぷかと浮き沈みするんだきっと
川の下の方、高速道路の方はというと
それを反転したような色で
全体的に水青と紫に沈んで
そこにフローティングアイスみたいに
薄い溶けかけた入道雲のような雲が
仄かにオレンジを照り返してるんだ
こちらは極めて仄かで
山側の照り返すような 発光するオレンジとは
勢いが全く違う
ほのかに ほのか〜に
消えた舞台照明のまぶたに残る跡みたいな
薄いオレンジなんだ
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きみの笑顔が見られて
ぼくは幸せにゃ
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必死こいて鳴く朝の
蝉の狂気よ怖いほどに
本来の命の叫び
命短き虫の本能
生殖器 朝方の猫と蝉の声
複雑な気持ちで迎える朝なり
何となれば 紙一枚でメデタくなり
それ以外を"不謹慎"とされる
人間の性生活なり
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不眠の末に 急に思い出して 探しては
見つけ出してきてほっとするノート
読むことは まだないけれど
「おとさんノート」
いつかは捨てて 忘れるけれど
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虫のように 花のように ただ命の限り
生殖をして死んでゆきたき
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川の飛沫あげる滝の上に
銅と金色の混じったような輝きをして
蜻蛉がとんでいた
金粉が舞っているような
風の谷のナウシカの世界のような
神秘的な空間で 毎度見惚れる
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写真引用 :
坂東玉三郎だって云っていた
レッドチェアーでたしか。
「そういうものは、
自分で招こうとしてどうこうなるものでもないと思って」
みたいなことを。
それでいいんだ。
ぼくは決して彼と同類の人間にはなり得ないけれど。
生殖して命を物理的につないでゆくだけが
人の生ではないことを
坂東玉三郎が体現しているんだもの
ぼくと坂東玉三郎は別種だけどモチロン。
自分の運命に 宿命に 風の流れに
身を委ねるさ。
(独りで)遊ぶだけの人生だったとしたら
それがぼくの ある意味今世でのお役目だったのだと
そう思って受け流してほしい。
我は鳴かぬ蝉なれど
たらふくメシを食えたからいいなり
そう云って死んでゆくなら
それもそれでメデタき生なり

