「フルマラソンで輝きたい」その17

〜ゆっくり走る本当の意味と効果


 「フルマラソンで輝きたい」という連載名は、多くの方に笑顔でゴール、ガッツポーズでゴールしてほしいと思って付けました。でも、実際は僕も輝きたい!と思っています。

 それは自分自身、2019年に初めて2時間35分を切り、そこから2時間30分を切りたいとランニングフォームを更に進化させながら、2022年はコロナ感染と後遺症に苦しみ、2023年は強引な日程で2024年に影響が出て、目指すランニングフォームでしっかりゴールできたことがないんです。

 コツコツ積み重ねた結果をしっかり見たいなぁと思っているんです。

 間違えているかもしれない、でも、目指すフォームで走れなかったら、間違いか?され分からないんですよね。

 そんなベストを尽くしたいという思いから、決めたタイトルです。


 つくづく感じますのは、「痛みは時間が経過してから出てくる」場合もあることですね。勿論、肉離れや疲労骨折のように、長い期間の疲労蓄積の結果として、筋肉がささくれたり、骨にヒビが入り、最終的にケガに至る場合もあります。

 筋肉のコリは筋肉が繰り返し伸び縮みするとこで、動きが悪くなり、硬くなることで起こります。実質、筋肉の長さが短くなるので、筋肉の可動範囲が狭まったり、力が弱まる具合です。

 コリをほぐすことで、筋肉の疲れを取り除く訳ですが、疲れを溜めにくく方法もあります。それは、走るスピードを変えることです。速く、遅くすることで、筋肉の可動範囲を変えることが疲れを分散させます。いつも同じ速さで走る方もいらっしゃいますが、


 でも、スピードを変える時に使う筋肉が替わると、思った効果が出せない可能性か生じます

 ゆっくり走るというのは、色んな走り方ができちゃいますよね。着地をフォア、フラット、踵と変えられますし、使う筋肉を膝下中心や腰周り中心とできます。自由度がたくさんある中で、同じ筋肉を使って走るのは逆に大変だと思います。

 だから、大変な面もありますが、できるだけ同じ筋肉を使って、スピードを変える走り方は故障しにくい身体を作り、スピードに関係なくスピードを上げる時にも役立つ走り方になります


 少しだけ、2015年僕が疲労抜きジョグを始めた頃を思い出します。

 僕は何も知らないまま、2015年に疲労抜きジョグを始めていました。どうやったらゆっくり走れるのか?も分からないまま、走っていました。



2015年1月のことを思い出させて下さい

 2014年11月に行われた湘南国際2014で仙骨の疲労骨折に至った僕は、MRIを撮ったスポーツ治療院で「運動禁止です。3月に来なさい」とだけ言われました。疲労骨折は治るのに3週間と言われますが、何故3月なのか?と思いました。それなら自分でリハビリを考えて取組んでみようと考えて、12月はエアロバイク、1月はウオーキング、2月から疲労抜きジョグと考えました。


 その頃の僕は毎日の通勤時に本を読んでいました(実はYahoo!ブログからアメブロに移る時に、讀書レポートを全部消しました)。そこで、12月はいくつかのブックオフに寄りました。それは年明けからウオーキングを始めるのに、ブックオフに行こうと考えたからです。

 そして、実際に足を運びました。

 ところが、近くにあるブックオフはあっという間に足を運んじゃった訳です。新座志木南、朝霞台駅前、北浦和、大宮ラクーン、大宮中川、戸田新曽、さいたま円正寺、川口飯塚、西台高島通り、下赤塚駅南口、成増、練馬光が丘、板橋前野、中板橋駅北口、赤羽駅東口と回りましたが、1日に複数を回る時もありました。そして、月に一度ではあんまり並ぶ本が変わらないんですよ。

 そんな中でパン屋さん巡りを始めました。


 歩きながら考えていたのは、「どうやって長い時間を歩くか?」ばかりで、ラジオを聴きながら走る時も多かったです。


 おおよそ半年くらい掛かって、なんとかタケ先生に言われたキロ7で走れるように変わりました。

 そんな中で、気付いたら疲労抜きジョグは踵着地でした。

 そして、レースでの走り方は身体が立っていました、なので、そこから疲労抜きジョグでの着地を替えました。

 どうやら、疲労抜きジョグで走る時間が長いので、ゆっくり走るフォームがスピードを上げた時にも影響すると気付いたんです。

 


だから、僕はゆっくり走るのです 

 その後、東京国際大の松村さんと話した時に、スロージョギングのフォームについて話す機会があって、フォームが変わるならジョグは意味がないという話を聞きました。そして、スピードによるフォーム変化を実際に彼で走って撮った動画を見ました。東洋大学の酒井監督も同じ意見でフォームの崩れが課題と話されていました。



 なるほど!と思いました。

 フォームの崩れが少ないなら、スピードを落としても練習効果が出るってことです、

 あの時の会話があったから、僕はスピードが変わってもフォームの変化を小さくしようと考えるようになりました。



 その前後に、Team MxKのさいたくから「ゆっくり走ったって意味ないッスよ」と言われたんですよ。

 いやぁ、若い年齢なら良いですが、40代、50代と歳を重ねますと、そうもいかない訳ですよ。若いヤツに分かるか〜と思いました。



坐骨神経痛は中殿筋が主な原因ですが〜

 坐骨周りの痛みを総じて坐骨神経痛と呼ぶ訳ですが、基本的には中殿筋のコリが大転子を経由して坐骨を引っ張る流れです。

 ところが、中殿筋の動きが様々な影響を及ぼすんですよね。動きが悪い時に色々な課題を引き起こしやすい点が課題です。

 今日は書き始めたら、止まらなくなっちゃいました


(ホノルルマラソン2024から!モアナサーフライダー前での1枚です。カメラマンの方に気づくのが遅れました〜😁)