I LOVE HARLEY -3ページ目

新たな旅

 今、旅の準備をしています。

今年の夏からアメリカへ留学することになりました。

留学が決まってから、こんな楽天家の自分でさえ

日本に残していくたくさんの事柄、得るものと失うもの

不安や重圧に押し潰されそうになった時もありました。

アメリカを旅した時の事を思い出し、あの旅の続きだと

そう思うようになって、今は心が楽です。

 あの時の旅が今の自分に勇気を与えてくれている。

今回の経験もまた、自分らしくあるための支えになる、

いつかきっとそんな時がくるのでしょう。



I LOVE HARLEY


この高さを飛び越える勢いで!


頑張るー☆ 

廃線をゆく

 『廃線』とは、廃止され既に使われなくなった鉄道線路のことですが、


こんな本があるんです。




 実にマニアックな雰囲気たっぷりの本ですよね♪鉄道など詳しくないのですが、何気なく興味本位で

読んでみた所その奥深さにすっかりはまってしまい。あまり新しい本ではないので、中古の程度の良い

ものをamazonで探しては購入していましたが、気づけばこんな↓ことに・・・ハハハ。




 廃止された時期など線路によって様々で、懐かしさを感じるようなものから遺跡レベルのようなものまで


鉄道に対する深い知識と愛情にあふれる文章で綴られています。そして題名のとおり実際に現地を訪れる


ための道筋やポイントまで盛り込まれているのです。


 北海道にはいくつも廃線があることが分かったので是非自分の目で見て触れてみたいと思い、先日訪れ


てみたたのが 『旧国鉄士幌線』でした。


 旭川の奥座敷である層雲峡を経由し、景観の素晴らしい三国峠を越えて目指すは糠平湖。最初に現れた


のは音更川に架かる『第5音更川橋梁』。




 コンクリートアーチ橋梁と言って、この近辺の橋梁は鉄橋をどこかで作って運んでくるよりも現地で石材

など調達して作られるこの方法が採用されたそうです。写真では割と小さく見えますが、下に流れる音更川

から橋梁の高さはかなりのものです。



 橋梁の上の部分です。レールなどは既になく、崩落の危険もあり立ち入り禁止となっています。

この位置から後ろを振り返ると・・・



 線路が存在していた場所が林道になっています。この先は糠平湖方面へとつながっています。

もはやレールも何もないこの道を歩いていると、まるで語りかけるように視界に入ってきたのが一本の

枕木でした。



 自分の役目を果たし、静かに自然へと還ってゆく姿になぜだかとても心を打たれました。

国道へと戻り、糠平湖畔へ出る林道を15分ほど車で走ると北海道遺産にも指定されている

『タウシュベツ橋梁』が見えてきます。



 この橋梁は糠平湖にダムが建設されたために増水期には水没して姿を消すので『幻の橋』と呼ばれて

います。湖面にも映るアーチがとても美しいです。



 こちらも崩落の危険があるので橋梁の上にはあがれません。やはり近くで見ると骨組みが露出して

いたりかなり朽ちているのが分かります。



 見方によってはまるで古代遺跡のようにも見えませんか?この橋梁は実は解体される事になっていたのを

地元の有志が保存活動を行い、上士幌町が買い取る形で今にいたるのだそうです。やがて崩れ落ちてしまう

運命なのでしょうけれど、この橋を目の前にして地元の人がこの橋を大切にしようとする理由がよく分かった

ような気がします。

 これからも機会を見つけて北海道の廃線を是非とも訪れてみたいと思います。

鶴居村

 釧路市の北西に位置し、国立公園である釧路湿原を望む鶴居村。

行ってまいりました。鶴に会うために・・・

 野生の鶴が見れる場所というのはとても限られています。北海道では阿寒、釧路湿原、鶴居村など

気候や風土や地形はもちろんのこと、人々が繁殖や保護活動を熱心に行っている所でしか生きていけない

のです。実際、僕も長年北海道に住んでいながら野生の鶴を今まで一度も見たことがありませんでした。

当たり前のことですが、見たいものがあるのなら、見に行けば見れるんですよね。

今回、初めて鶴を見た時につくづく思いました、『なぜ今まで見に来なかったのだろう?』かと。


 高低差が少ないため、ゆったりと蛇行して流れる釧路川の流域はまさに湿原の様相を呈しているのですが

釧路の郊外では全くもって鶴の気配は無く、不安な気持ちのまま走行し鶴居村へと入りました。

いきなりでした・・・




鶴だ~!、しかもいっぱいいる♪ みんな夢中で餌を食べています。 パッと見は大きな群れのように


見えるのですが、よーく観察しているとペアになって仲良くしている二匹がいます。たぶん、つがいなの


でしょう。鶴は一度夫婦になると死ぬまで添い遂げるといいます。




 なんとなく歩く時の距離感も、つかず離れずといった調子で・・・




 餌の食べ方まで・・・




 ちょっと意識し過ぎ!?




 毛づくろいまで! ・・・仲がいいですね♪ 新婚さんなのか、それとも長く連れ添った夫婦なのか




 突然群れの一匹が高い声で鳴きました。するとそれに答えるように全員が鳴いて、羽ばたきをし始めました!


これが『鶴の一声?』




 おかげで鶴の綺麗な羽を拝むことが出来ました!




 美しくて思わず見とれてしまいました・・・改めてその大きさに驚きです。両羽を広げたら優に2m以上は


ありそうです。




 空へ舞い上がる瞬間!!




 鶴居村には至る所に『鶴』と名の付く場所があります。鶴に対する愛情が伝わってくるようです。


鶴もきっとそれが分かっているのでしょうね。凛とした美しさと同時に、守ってあげたくなるような儚さ


を感じながら、すっかり鶴の魅力に引き込まれてしまいました。今度は鶴の吐く息も白く凍えるような


寒い時期に、雪原の上で求愛のダンスを踊る鶴たちを是非とも見てみたいなぁと思いました。