Springfield
何事も無かったかのように前回の続きですが、
Cozy Dod Drive inを出て街のメインストリートを北上すると、SHEA'S Gas Station Museumが見えてきます。
こちらはSheaさんという一家が個人で収集所有しているルート66に関わる沢山の品々が見れる場所です。
とっても楽しみにしていたのですが、、、まさかのClosed
指をくわえながら金網越しに写真を撮りました。
金網越しでも楽しげな雰囲気は伝わってきますね♪
いつも同じ顔で迎えてくれるような優しさを感じます。
中に入れなかったのは残念でしたが、このすぐそばにJungle Jim’s Cafeに向かうことにしました。
ルート66に寄り添って建つこのお店は地元に愛されるレストランでもあります。
おっと、店先にジェームスディーン!?80歳くらいの常連さんのようでした。
店横の看板です。よーく見てみると。。。
"Not Fast Food...Good Food Fast" 『ファストフードじゃなくて、良い料理を早くだすんだよ』 みたいなことを
なにやら自信ありげに書いてます。 果たしてこれは真のこだわりなのか、もしくはただのアメリカンジョークか?
早速店に入ってみます。店内はランチのお客さんでごった返していて、写真を撮るのは控えましたがまさに店中
ルート66だらけという感じでした。
そして名物の『Horse Shoe Sandwich』を注文!ファストフードじゃないと断言するそのこだわりとはいかに?
おっと運ばれてきました!・・・ん?
んんんっ!?・・・こ、このファストフード以外の何者でもない佇まい。。。
気を取り直して説明すると、ホースシューっていうのは馬の蹄鉄のことで、溶けたチーズと上のポテトを
これから叩きなおす熱い蹄鉄に、下のパンとビーフパティを叩く台として見立てている訳です。こういう
オープンサンドをホースシューサンドウィッチと呼ぶそうで、Springfieldが発祥らしいですね。
それにしてもこの材料! ポテト、油、チーズ、牛肉、パン。。。一般的なアメリカ人の体はこれで作られてる
といっても過言ではありません。アメリカ人は細胞レベルでこういうのを欲するんだろうなあ。
肝心のお味のほうですが、確かにあの店のアレとは違う気がしました・・・たぶん気のせいですけどね。
でもそんな気のせいの魔法をかけてくれる、そこがまたルート66の魅力なんでしょうね♪
Cozy Dog Drive In
セントルイスでは紅葉が散ってすっかり木々が寂しくなり
秋から冬の景色へと移り変わってきましたが
先日ポカポカの陽気に誘われ、久しぶりにルート66の風景に会いに出かけました。
行き先はミズーリ州のお隣イリノイ州。
セントルイスからシカゴまでは車で5時間以上かかりますが、現行のハイウェイと
時に交わり、付かず離れずルート66が伴走するこの区間
シカゴに向かう途中には実に様々な見所があります。
セントルイスから北東へ車で100kmくらいに位置するイリノイ州スプリングフィールド。
決して大きな街ではありませんが、リンカーン大統領の故郷でもあり歴史ある優美な
街並みと、ここにもまたルート66とともに歩んできた魅力的な風景があるのです。
スプリングフィールドの街の入り口でまず迎えてくれるのがCozy Dog Drive Inです。
日本でもおなじみのアメリカンドッグですが、ここがその発祥の地なのだそうです。
考案したのは先代のオーナーで、現在は2代目が受け継いで営業を続けています。
店構えとして外観はわりと控えめな感じです。『FOOD』という力強いサインに思わずクスっとしてしまいますが、
ここの前を通り過ぎる時に、もしちょっとでもお腹がすいてたらこの文字はかなりの説得力があるでしょうね。
店内はぎっしりとルート66関連のグッズで埋め尽くされています。椅子やテーブルのチープな感じが
たまりません。
外の看板にもありましたが、これがきっと当時の看板のオリジナルでしょうか。仲の良いコージードッグ
二人。。。いや、二本がぴったりと寄り添う姿がとても可愛らしいですね。
若い夫婦が厨房で働いていて、2代目の奥さんと思われる中年の女性がお客さんに気を配っていました。
訪れる人たちはほぼ地元の常連さんでしたが、遠くからはるばる来たと気づくと気さくに声をかけてくれます。
『日本から!?ようこそ来てくれました。サインブックに名前書いていってね。良い一日を!』
コージードッグ一本1.75$です。日本のアメリカンドッグはたいてい突き刺してる棒が丸いと思いますが
本場ではアイスキャンデーの棒のような平べったい棒なんですね。この安っぽさがなんともいい感じです。
。。。食べかけですみません。日本のアメリカンドッグはフリッターの生地がほんのり甘いかんじが多いと
思うのですが、コージードッグはほんのり塩味が効いていて衣は薄めであまりもっちり感はなくて、安っぽい
ソーセージと非常に良いバランスを醸し出していました。
コージードッグにフレンチフライにチキンストリップ。気づくとオーダーは全て揚げ物。。。うーん不健康。
この可愛らしいキャラクターに魅了されて、ついついノベルティを2、3個買ってしまいました。
Tシャツまでは買いませんでしたが。。。
常連さんのおデブなおじさんがお店にやって来て、コージードッグを数本買っています。
お金を払ってる間にまずは一本モグモグと。 『またね!』と、お店を出る時には既に2本目に手をつけていて、
きっと子供の頃からずっと同じスタイルなんだろうなあと微笑ましかったです。
気軽に食べられるコージードッグ。これからもずっと人々に愛され続けることでしょう。
St.Louis 2009夏
2年ぶりのアメリカ、そしてここセントルイスは4年ぶりの再来
やはり暑い
突き抜けるような青い空と、様々な色調が輝いて見える太陽の光があるから許せるけれど
それにしても相当暑い
職場の仲間が、『今日は暑いけど、死人が出るほどの暑さじゃないね』と言う
ほかの仲間が、『今日はぜんぜんcoldだね!』と笑う
まじか~
でもそんな会話にもだいぶ慣れてきた
久しぶりの休みでダウンタウンまで足を伸ばしアーチを見に来た
4年前、このアーチの前に立ち、バイクでの縦断の旅の無事をお祈りしていた
当時泊まったアダムスマークホテルはハイアットに名前を変えていたが
他には何も変わっていない
導かれるように…という言葉があるけれど、まさにそんな気がしてならない
ここに来ることは最初から決まっていたのだろうか?
改めて立ってみるとやはりあの時の様に、スタートラインに立つような新鮮な気がした
遠い昔、ここから西へと向かう決意をした偉大なる開拓者と心を重ねて
ここで、ここから頑張ろうとひそかにお祈りした
頑張れ、自分!