しばらく更新が開いてしまいました。すみません。


野球を見るので忙しくて・・・(笑)
 
 
 
前回の「今の悩み」では、多くのコメント、メッセージをいただきました。


こんなに反響が大きかったのは初めてかも。


ほとんどが「同じ悩みです」「同じ悩みでした」とのことでした。


いろいろと対策案、体験談を教えてもらいました。


せっかくなのでまとめますね。


同じ悩みの人が、ここを見るときにわかりやすいように。
 
 
 
■悩み
*************************************************
認知症の母を一人暮らしさせるのに限界を感じている。
薬すら決められた通りに飲めなくなってきた。
なんとか施設に入れて安心したい。
しかし本人は施設入りを固辞している。
*************************************************
 
 
■対策案、体験談

[入居させるにはどうすればいいか。どんなところがよいか]

・1泊お試し体験などをすると馴染むケースが多い。

・相談員・ケアマネ・ヘルパー事業所が併設されている「サービス付き高齢者向け住宅」は入居してはどうか。

・「長期療養型認知症病院」に入院させた。料金も安い。

・説得は無理。納得しても次の瞬間に忘れる。怪我をきっかけに入所させた。


[このまま安全に一人暮らしをさせるには]

・ヘルパーさんを日に2回3回に増やすと気が楽になる。

・薬は1回分を1袋にまとめてもらい、それぞれ「朝食後」「夕食後」と印刷。さらに日付と曜日をマジックで書く。

・買い物もできなくなるとお金に関心がなくなる。

・24時間見守りサポートの、ボタンを押したら看護師のオペレーターに繋がるものがあるので便利。
 
 
 
 
 
みなさんアドバイスありがとうございます。


全部「なるほど・・・」と思うことばかりでした。


実体験から来る言葉は全て心に響きます。なんせ実際にやったことですから。
 
 
 
ところで「サービス付き高齢者向け住宅」と「長期療養型認知症病院」ってどんなとこだろ?


すぐ調べました。
 
 
 
「サービス付き高齢者向け住宅」


・住みやすい構造(バリアフリーなど)になった高齢者向けの賃貸住宅。

・建物内に専門家がいる。(医師、ヘルパーなど)

・食事も出る。

・やや高め。(僕が見たところは15万/月)
 
 
 
「長期療養型認知症病院」


・認知症の人が入院する病院。内蔵とかの病気でなくても認知症なら入院できる。

・病院だが退院しなくてもよい。

・食事も出る。

・とても安い。(僕が見たところは10万/月以下)
 
 
 
なるほど。(いずれも専門家ではない私が調べて書いたので正確ではないかもしれません)


どちらも安心ですね。こんなところに入ってくれると。


いずれにしても「きっかけ」が必要ですけどね。
 
 
 

 

 

 

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今の悩みは


母をいかにして安心な施設に入れるかです。


まだ要介護1なので施設は早いと思われがちですが


実際は一人暮らしなんかできる状況ではないんです。


延長コードを自分に差して、TVやあんかが壊れたという人なんです。


とにかくイレギュラーなことが起こると対応できないんです。


分電盤が壊れたときも、水道管が破裂したときも、何の対処もせずに放置していたんです。


もちろん「計画」ができません。


お金はあるだけ使ってしまう。


薬も決まったとおりに飲めない。


「1日1回飲んでください」はヘルパーさんが1日1回来るのでできても、


「食後に1錠ずつ飲んでください」というのは出来ないんです。ヘルパーさんは食後毎に来ないんです。


忘れるんです。


それだけならともかく、いつ他人に迷惑をかけないかと心配で。


自分や僕が苦労する分にはまだいいのですが、


人からお金を借りたりするんです。知人や近所の人から。


1日2000円しか持たせないというのはすごく効果がありました。


だけど、お金が無いと不安になって、使う予定がなくても人に借りに行ったりするんです。


もちろんその借りたことも忘れてしまいます。


もう怖いです。恐怖です。
 
 
 
とにかく想像ができないことの連続なので、


人に見守られながら生きていける施設に住んで欲しいんです。


「東京に来て欲しい」と何十回・何百回と交渉しましたが、返事は「死んでも行かない」と。


「motoakiに怒られながら生きていくのはいやだ」と。


僕もいっしょに住んだら毎日怒ってしまうだろうなぁ。


グループホームなんかとてもいいと思うんですけどね。


母は料理ができるし、他人の面倒見もいいし、協調性もあるし。


でも問題は、本人が家を出たくないと・・・


さぁどうやって説得するか。


3年、5年の長期戦で考えなければいけないのか。


これが今の悩みです。


 

 

 

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この前、11月に送った「貼るカイロ480枚」が全部無くなってしまったことを書いた。


そんなバカな。


冬は越せると思ったのに。余ると思ってたのに。


結構いい値段するんだよね。まとめ買いしても。


それにしても3ヶ月でどうやって480枚も使うんだ。


1日5個も6個を使い続けなければ無くならない。


普通1日1個でしょ。使っても2個まででしょ。


母「夜寝るときに使うんや。足の裏に貼って・・・」


僕「足は2本やろ」


母「腰にも1個・・・」


僕「合計3個やな」


母「・・・」
 
 
 
なんかおかしいなぁ・・・
 
 
 
どこかに大量に「しまって」いないか、実家に帰ったときに確認したが見当たらず。
 
 
 
そんなモヤモヤを抱えつつ過ごしていたのだが、


先日、ケアマネさんと初めて会談したときに、デイサービスの職員さんも来てくれて、様子を教えてくれる機会があった。


デイ「みなさんと仲良くされていらっしゃいますし、特に問題はありませんよ。」


僕「ありがとうござい・・・」


母「そうやで。私が話してあげたらみんな喜んでくれて・・・」
 
 
 
もう!僕がしゃべってるのに・・・
 
 
 
デイ「まぁ敢えていうと、"カイロ"をみんなに配ってしまうので困っています。」
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
僕「お母さん!ほんま?」


母「・・・」
 
 
 
 
なんでそこはしゃべれへんねん・・・
 
 
 
 
母「そうかな?そんなんしたかな?覚えてへんわ。もうボケたかな。ははは。」
 
 
 
 
はははやないわな!
 
 
 
 
これか・・・
 
 
 
 
原因発覚!
 
 
 
 
デイではみんなにものをあげるのを厳しく禁止しているそうだ。


特に「アメ」をあげる人が多いようで、糖尿病の人にはタイヘンなことになるので、全てのモノについて、あげたりもらったりを禁止しているそうだ。
 
 
 
 
 
 
そういえば、母は昔から誰にでも物をあげたがる人だった。


例えば、家に来てくれた人を手ぶらで帰すことを恥のように思っている。


今の母には財力がないので、人に物をあげることができず、


こうやってストックしているものを配っていたのか・・・。


カイロまで・・・。
 
 
 
 
 
なんか切ない気分。


 

 

 

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ケアマネさんからメールがあった。


そこには悲しいことが書かれていた。


「私ごとで恐縮ですが、ケアマネージャーを辞めることになりました。
今後は○○が担当しますので、今後ともよろしくお願いします。」
 
 
 
えーーー!!!
 
 
 
辞めちゃうのか・・・。


ケアマネさんいい人だったのになぁ。


同年輩の方だったので話しやすかったし、


親身になって考えてくれる人だった。


ヤマモトセイジの問題のときもいっしょに警察に行ってくれたし、


それ以外にもいろいろとお世話になった。


介護のことをよくわからなかったときに、いろいろと教えてくれた。


ヘルパーさんが安定してからは、お世話になる回数も減ってきたが、


いざというときにはケアマネさんだったからな。
 
 
 
以前から辞めるかもしれないとは聞いていた。


ご主人が事故に遭われて、お仕事を続けられなくなったので、そちらの仕事をするかもしれないとは聞いていた。


けど半年くらい話がなかったので、安心してたのに・・・。


早くお仕事にも慣れて、安心して生活できる日が来ることを願っています。
 
 
 
それで、先日丸亀に帰ったときに、新しいケアマネさんと対面した。


新ケアマネさん「初めまして。○○と申します。」


ん?かなり年配だな。


新ケ「私、丸亀市で福祉の仕事をやってまして、それで定年を迎えて、今の仕事に就きました。」


ん?60歳かな?定年って。


でもすごくしっかりした方で、


とにかくよくしゃべる!


僕もよくしゃべる方だが、全然話題を変えられないくらいの勢いで話された。


今までの方とは違うタイプで、


頭は堅そうだけど、行動力はありそうだ。
 
 
 
僕「すみませんが、メールアドレスを教えていただけますか?今までケアマネさんとはメールで連絡をとりあっていました。」


ケ「メールはあまり使わないんです。ですから・・・
 
 
 
FacebookかLINEでお願いできませんか?
 
 
 
 
 
 
 
えーーーーーーー!!!
 
 
 
 
 
 
 
60歳を過ぎた方からその言葉を聞くとは思っていなかったよ。


Facebookは僕もやっていると伝えると


「お友達申請をしてください」


と言われた。


お友達か・・・。


なんか照れるなぁ(笑)


 

 

 

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会社で昼食を食べていると、突然ケアマネさんから電話。


最近、突然の電話が多いなぁ・・・。ドキっとするよ!


ケアマネ「お母様から突然お電話がありまして」


僕「何かありましたか?」


ケ「はい。カギをなくされたと。」


カギ?!


カギか。


不思議ではない話だ。


僕「そうですか。それで今どうしていますか?」


ケ「まだ見つかってないと思います。私も行っていっしょに探したんですが、やっぱりなくて・・・」


僕「えっ?ケアマネさんも行って探してくれているんですか?」


ケ「はい。今は事務所に戻りましたが。」


ん?


戻った?


ということは母は家を閉め出された状態で、外でじっとしているのか?


ケ「いえいえ違います。家の中でなくされたんです。だから外に出かけられない状態なんです。」
 
 
 
なぁーんだ。


ホッとした。


緊急性はないな。


もうそのまま放置していいよ。


ずっと家にいれば!


・・・というわけにはいかないので。
 
 
 
僕「実はそんなこともあろうかと思って、カギを家の外に隠しているんです。」


ケ「あぁそうなんですか。それではまもなくヘルパーさんがお母様の所に行く時間ですので、お伝えしてあげてください。」
 
 
 
 
その後、いつもの13時にヘルパーさんが家に来る時間に、家に電話。


ヘルパーさんにすぐ変わってもらい、


そっと外に出てもらって、カギの隠し場所を教えて、


見つけてもらい、母に手渡した。

 
 
 
 
一件落着・・・。
 
 
 
 
気になったので、夕方母に電話をしてみた。


母「あんな。おかしいねん。このカギ。いつものと違うねん。」


はぁ?


母「私のは※▲$★&#・・・、けどこれは¥!#☆□&・・・」


よく言ってることはわからんけど、私のいつものかぎではないと言っているようだ。


うん。そうだよ。いつものとは違うよ。


あなたがなくしたからね。


でも使えているんだから、違ってもいいじゃん。


お昼の騒動をもう忘れたの?
 
 
 
後ほど、ヘルパーさんに事情を聞いたところ、


ヘルパーさんがカギを見つけたときに、キーホルダーがなかったので、


また紛失してはいけないと思い、


気をきかせてキティちゃんのキーホルダーをつけたところ、


それがすごく違和感があり、


「いつものカギではない」「誰かにカギを取られたのか?」「すりかえられたのか?」


と思ったようだ。
 
 
 
やっぱりあの騒動のことを数時間ですっかり忘れたようだ。
 
 
 
あぁ・・・物忘れの回数が多くなってきた。


それと忘れる早さがとてつもなく早くなってきた。


一人暮らしできるのかな?このまま。

 

 

 

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またまたヘルパーさんからメール。


「貼るカイロとティッショペーパーを買ってきて欲しいと言われましたが、買ってもよろしいでしょうか?」
 
 
 
 
あれ?


貼るカイロとティッシュペーパー?
 
 
 
 
おかしいなぁ。


貼るカイロは11月に480枚買って送ったのに・・・。


もうなくなったのか?
 
 
 
ティッシュペーパーは、正月に帰ったときに5箱のを買い、さらに10日前にもヘルパーさんが5箱のを買ったと報告があったぞ。
 
 
 
母に電話する。


僕「お母さん、前にカイロ480枚送ったやん。」


母「あれ、なくなったで」


えっ?


480枚を2ヶ月半でどうやって使い切るんだ?


1日1枚ずつだと全部で75枚しか使わないはず。


1日6~7個使う計算になるぞ。


全身に貼りまくっているのか?


母「寝るときに、足の裏に貼ってねるやろ。それと背中と・・・」


いやいや・・・


貼るカイロは寝るときに使うのではなく、普通は外出するときとかに使うもので、


寝るのが寒いなら、電気毛布にするとか、あんかを使うとか・・・


僕「ちょっと使いすぎちゃうか?」


母「そんなことないわ。ぜんぜん使いすぎと違うわ!」


僕「それにティッシュもないんやて?10日でどうやって5箱も使うねんな!」


ペースでいうと2日で1箱使うことに。


ティッシュは160枚入りなので、


1日で80枚。


1日16時間起きてたとしたら、1時間で5枚を、朝起きてから寝るまで。


12分に1枚・・・。
 
 
 
 
それはおかしい!
 
 
 
 
まぁティッシュなんか安いものなので、それほどガミガミ言うことはないのだが、


それにしても、12分ごとにティッシュを使うなんて、生き方としておかしいだろ。
 
 
 
 
ヘルパーさんにメールして、


貼るカイロとティッシュが本当にないか、翌日チェックしてもらったが、


やはり「いつも置いているところになかった」と報告あり。
 
 
 
 
認知症は、大量に渡してしまうといくらでも使ってしまうのか?


使いすぎかな?とか、大切に使わないと!とか考える部分まで欠落してしまうのかな?


 

 

 

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仕事中に母から電話あり。


母「あんな。大阪のタケシ(母の姉の子:甥)が入院したんやて。さっきコージ(別の甥で近所に住んでいる)から連絡があって、今度の日曜日に見舞いに行くから、連れてったろかって言うてくれてるんやけど、行ってもエエか?」


えっ?タケシさんが入院?


僕からすると「いとこ」に当たるのだが、もう70歳は超えてるもんなぁ。


心配だ。


僕「行ってもいいけど大丈夫か?みんなに迷惑かけへんか?」


母「大丈夫やわ。けど・・・」


僕「・・・お金か?」


母「手ぶらで行くわけにはいかんしなぁ」


そりゃそうだ。御見舞い金ぐらい持たせなければ・・・。


でも・・・もしここで母の家に現金書留で送ったら、紛失する可能性がある。


自転車の空気入れを朝どこかにしまって、昼にそのこと事態を忘れてるぐらいだし・・・。


あっそうか!


直接タケシさんの家に送ればいいんだ。


奥さんが受け取ってくれるだろう。


・・・ということで、翌日「御見舞」と書かれたのし袋に1万円を入れて大阪のタケシさんの家に送った。
 
 
 
その翌日。


コージさんに一応メールしておくことにした。


「日曜日のタケシさんの入院の御見舞いの件、母をよろしくお願いします。」「御見舞い金は、昨日タケシさんの家に直接送りました」と書いて。
 
 
 
 
すると大事件発覚!!!
 
 
 
 
コージさんからメールの返信に


「タケシさんは入院してないぞ。タケシさんの奥さんが亡くなったんやぞ。お前のお母さんにはそう言うたんやけどなぁ。」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
えーーーーーー!!!!!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ぎゃー!!!


どうしよう!


どうしよう!


本来「香典」を送らなければいけないのに、「御見舞い」を送ってしまった・・・。


顔面蒼白。


体内の血液がさーーーーっとひくのがわかった。
 
 
 
 
やってしまった・・・。
 
 
 
 
 
どうしようもこうしようも・・・方法はただただ謝るしかない。


「このたびはご愁傷様です・・・実は・・・」


とすぐにタケシさんの家に電話したのであった。


タケシさんにも母の認知症のことは伝わっていたみたいで「かまへんかまへん」と言ってくれた。


ほっ!


けど、もうお母さん!!


入院と死亡を間違うかね!


そのことを友人に話すと「motoさんが確認しなかったのも悪い」と言われた。


まぁそうだけど・・・入院と死亡ぐらいはさすがに・・・う~ん・・・。
 
 
 
 
 
 
そういえば5年ぐらい前にも、名古屋に住んでる父の義理の姉が亡くなったときに、母は「このたびはご愁傷様です」と、奈良の別のお姉さんの家に電話してしまったことがある。もう血の気がひいて「生きてる人にご愁傷様言うたらアカンやろ!死んでる方に言わなアカンやろ!死んでる方に!」と電話で叫んだことがある。


 

 

 

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今年の年末年始の帰省は、家族4人(僕、妻、娘、息子)で帰った。


妻と子が丸亀へ行くのは年末年始だけだが、1年前は娘の受験だったため僕1人で帰省した。


だから妻と子が母に会うのは2年ぶり。
 
 
 
三泊四日だったが、妻が一日目の夜に、


「あんた、お母さんに対する口調がキツくなってるわよ」と。
 
 
 
は?
 
 
 
いやいや。何かの気のせいでしょ。


でも妻は、「さっきも、


"おい!早くしろ!" とか、
"あほか!何やってんねん!" とか、
"黙れ!" とか、


ちょっとヒドいわよ。」と言われた。
 
 
 
 
うーん。


言ったかもしれないけど、それは親子の関係なので、僕が中高校生のころから、これぐらいの言い方はしてたよ。


しかし妻は「2年前はそこまでではなかった」と。


いや~。変わってないと思うんだけど。
 
 
 
 
翌日。


母が何度も「何時にごはん食べるん?」「何を食べるん?」と同じことを聞くので、


「もう!紙に書いとけ!」と言って「7時に鍋」と書かせたが、


そのメモを大事そうに、かばんの中に入れたので、


「おい!かばんの中に入れたらあかんがな!もっと見えるところに置いとかな!」


と言うと、母が


「私はいつもかばんを見るからココでエエんや!」


とか訳のわからん言い訳をしたので、カッとして


「あほか!メモをかばんにしまったらお母さん忘れるやん!もっと目立つところに置かな意味ないやろ!」


と言うと、また母が、


「いや!ここでエエ!」と聞かなかった。
 
 
 
そこで1時間ほどして、また


「何時にごはん食べるん?」「何を食べるん?」と聞いてきたので、


「さっきメモ書いたやろ!」と言うと、


「メモ?そんなん知らんで」と言うので、


「大切なとこにしまったんちゃうんか!」と言うと、


「さぁ大切なとこってドコやったっけ?」と言ったので、


もうブチ切れて、かばんを顔の前に持ってきて、


「ほら!忘れてるやろ!
"私はいつもかばんを見る"言うたのは誰や!
おい!
どうしてそうやって人のいうことをきかんと、エラそうに言うて、しかも忘れるんやーーー!」


と叫んだところで、妻が


「あんた!」


と大声で言った。
 
 
 
 
ハッ!
 
 
 
 
これか…


確かにキツい言い方をしたかも。


認知症は忘れるのが普通なんだから、それを「そらみたことか」みたいに言うのは確かに…。


でも、母もあんなに自信満々に言うし、僕をバカにしたように言うから、こう言いたくなるんだよ。
 
 
 
認知症を相手にするには、悟りを開く必要があるな。


僧侶しかできないんじゃないか?これ。

 

 

 

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実家に帰ったときのこと。


前回、下駄箱の上に置いておいたはずの「自転車の空気入れ」がなかった。


いつもいつも空気入れがなくなるので、ぜったい手の届かない下駄箱の上に置いておいたのに。


母はわざわざ降ろしたようだ。


母に聞くと「触っていない」と。


いやいやいや、そんなはずはない。


あなた以外、下駄箱の上にある空気入れを触る人がいない。


最後に見たのが1ヶ月前だから…まぁ1ヶ月前のことを忘れるのは仕方ない。


けど、自転車の空気入れがないと困る。


探させる。


…がぜんぜん見つからない。


空気入れなんかどうでもいいのでは…と思われるかもしれないが、


自家用車なしで丸亀市内を移動するには、タクシーかバスか自転車が必須。


タクシーはお金がかかるし、バスなんか2時間に1本しかないし…。自転車がないと生きていけないのだ。


その自転車も、1ヶ月も乗らないと、空気が自然と抜けてしまう。


空気の入っていない自転車に乗るのは坂道の多い丸亀ではとてもキツい。


だから空気入れは貴重品で、手の届かないところに置くぐらい重要なのだ。


探すこと2時間。


なんと・・・風呂場の脱衣所で見つかった…。


なぜ…脱衣所…。


きっと前回も同じことがあったから、母は大切にしまいこみ、


それをコロっと忘れてしまったようだ。


悪気はないので母は責められない。
 
 
 
 
その夜、僕はまた、下駄箱の上に空気入れを置いた。


ぜったいに置いた。


寝る直前に確認したが、きちんとそこにあった。


翌日のお昼の1時ごろ。


僕は出掛けようと思い、玄関へ行くと、


あれ!


空気入れがない!!!
 
 
 
母を呼びつけ、「お母さん空気入れは?」と聞くと、


「触ってない」と。


いやいやいや、そんなはずはない。


あなた以外、考えられない。


朝から昼の1時の間に触ったことを忘れているのか…。


母しか考えられないので、思い出させる。


でも母は「私じゃない」「誰かが触ったんや」「あんたやないの」と人のせいにする。


もうブチ切れ寸前!


また1時間近く探したが、結局見つからなかったので、僕はあきらめ新しいのを買うことに。


自転車屋で購入し帰宅。
 
 
 
 
ドアを開けると、母は「あったわ」と。


「えっ?どこに?」と聞くと、


「台所に」と。
 
 
 
 
 
 
 
台所?
 
 
 
 
 
 
なぜわざわざそんなにわかりにくいところに…
 
 
 
 
 
 
それも驚きだが、なんといっても


朝から昼の1時の間で忘れていることにショック…。


このままでは、


今日薬飲んだかな?
今日ごはん食べたかな?
今日風呂に入ったかな?


…となるのは時間の問題。


もし、鍋の火の始末や、風呂のカラ焚きが起こったら…。


さらに「あんたダレや?」と僕に言い始めるかも…。


一人暮らしの限界が刻々と近づいているような…。

 

 

 

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年末に実家に帰ったとき、母が「最近TVが映らなくなった」と言った。


「もう5日くらいTVを見ていない」と言う。


それは困る。僕らもTVを見たいのに。と思い、調べてみることに。


TVにアンテナはささっているので問題なし。


だが、そのアンテナの元の「ブースター」に電気がついていないことを発見。


これか・・・。


でもブースターのコンセントは、しっかり延長コードにささっている。


なぜだ?


不思議だ・・・。
 
 
 
 
 
 

すると・・・すぐに原因発覚!


衝撃的な映像をお見せします。


衝撃的ですよ!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ブースターの電源は延長コードにしっかりささっているが、


認知症でひとり暮らしの母の介護-コンセント

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ウソーーーー!!!



認知症でひとり暮らしの母の介護-コンセント


その延長コードのコンセントを自分にさしている!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
これはゼッタイ電気つかないわ。
 
 
 
 
お母さん、今年も元気でね。

 

 

 

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