逆子で鍼灸っていつからがいいの? | 田無、花小金井 マタニティー・産後・子育てママのためのマザーズ鍼灸院

田無、花小金井 マタニティー・産後・子育てママのためのマザーズ鍼灸院

西東京市・マザーズ鍼灸院のブログです。逆子、つわり、イライラ、アレルギーなど、マタニティー・産後・子育て中のお困りの症状の東洋医学的な手当て法をご紹介します。


逆子かなと心配な方へ。

鍼灸を受けるといい時期について、よくご質問いただくのでご案内いたします。


産婦人科で、「逆子」となった場合



妊娠7ヶ月まで・・・


妊娠7カ月頃までの健診では、「逆子」と言われることはほとんどないようです。

頭が上であったり、横であったりしても、まだ赤ちゃんが小さくお腹のかなで頻繁に向きを変えているためです。

健診では「今の赤ちゃんの向き」として伝えられる程度かと思います。


妊娠8ヶ月頃から・・・


妊娠8ヶ月(妊娠28週〜30週頃)からは、赤ちゃんの頭が上の状態であると、「逆子」と言われ始めるようです。

赤ちゃんも大きくなり、子宮内のスペースもなくなってくるため、頭を下にした体制で落ち着く場合が多いため、この時期からの頭が上を向いているなどの場合は「逆子」と呼ぶのだそうです。

産婦人科の先生や助産師さんからは、逆子体操やお灸を教えてもらったりするかと思います。


妊娠9ヶ月後半から・・・


妊娠9カ月の後半にあたる、妊娠35週までには、「帝王切開」の予定日などの話が出てくることが多いようです。

帝王切開予定日までに、逆子が改善されれば、自然分娩へとなりますが、どんどん進む「帝王切開の準備」に焦りを感じる方が多いようです。

 



「逆子」となった場合、鍼灸では・・・


妊婦7ヶ月までの方へ・・・


妊娠7ヶ月前の方でも、お腹が張りやすい方や冷えが強い方は、私は逆子につながりやすいと考えています。


逆子と言われる前から、お腹の張りや足腰の冷えが気になっている方は、鍼灸を受けることをおすすめします。


実際の施術も、冷えが強い方や、お腹が張りやすい方と、逆子の方とでは、同じような施術になることが多いです。


東洋医学に基づく鍼灸は、予防医学がベースです。


逆子と診断される前からのケアが一番おすすめです。


鍼灸にいらした方へは、

□服装や住まいの寒さを見直すこと

□休養をとること

□スマホやパソコンなど目を酷使しないこと□毎日のお灸を使ったセルフケア


もお伝えさせていただいています。



妊婦8ヶ月頃から・・・


産院で「逆子」と言われたら、なるべく早い段階でお灸をされることをおすすめします。


この時期であれば、まだまだ赤ちゃんもまわるスペースもあるためです。


お腹の張りや冷えをケアしていきます。


なるべく早い段階での鍼灸は、施術回数も少なくなり、その後のセルフケアのお灸もお伝えしていますので、安産にむけてもおすすめです。



妊婦9ヶ月頃から・・・


予定まで1か月となる頃から、赤ちゃんのいるスペースに余裕が少なく、逆子がなおるのは難しくなってきます。


□冷えが強い方

□仕事や家事で休養がとれない方


は、とくに難しいなと感じます。


諦めずケアすることはおすすめで、直前に逆子が治ることもあります。


また、出産までにお体をケアすることは、産後の回復も含めておすすめします。


東洋医学に基づく鍼灸では、「腎」や「肝」など、体の機能をグループ分けして考えます。


妊娠・出産ではこの腎や肝が消耗するため、鍼灸では、腎や肝が弱っていたら補います。


そうすることで、東洋医学的に腎や肝が消耗しておきるとされる

□産後の母乳不足

□ふらつき、疲れやすさ 

□抜け毛やシミ


などの予防につながると思っています。



「逆子」でお悩みの方へ・・・


鍼は痛そう!お灸は熱そう!なイメージがあるかと思います。


しかし、鍼灸の鍼は“注射針”とは全くの別物です。


鍼灸の鍼はずっと細く、髪の毛ほどしかありません。


とても細いので、無理に力を入れてもたわむばかりで、鍼は入っていきません。


蚊をお手本に、気づかれぬように・・・施術しています。


実際、鍼をしても、「いま刺してますか?」と、聞かれることが多く、リラックスされて少し眠くなる方も多いです。


我慢の多い妊娠中に、リラックスした時間を過ごしていただける機会にもなれると思っています。


また、鍼灸施術だけでなく、ご自宅でお灸もおすすめです。


ツボの場所が分かればご自分でセルフケアも出来ます。


お気軽にご相談いただければと思います。