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先日、お母さんにお姉さんと比べられることについてのお話しを書きました。
すると、さらに質問をいただきました。
これ、多くのひとが陥ることかなと思うので答えてみるね。
「母親が亡くなっているのですが、母親が居ると思って写真か何かに言えば良いですか?
それとも今、現実として会社の上司に母が重なっていて悪口を言われ、
優秀な職員と比べられて苦しいのでその上司に向かって比べることはやめて下さい、悪口を言わないで下さいと言うのが良いと思いますか?」
ありがとう😊
この本の22ページに「もう会えないひともあなたの味方にできる」という話がある。
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もしかして読んでくれてるかもしれないけど、まだだったら、この本には、わたしがデザイナー時代、上司とぶつかったエピソードもあるのでよかったら読んでみてね。
66ページの「くやしいけど、やらなきゃいけないことは、やる」というお話しです。
お母さんが亡くなられているんですね。
わたしは、くわしいところまでお話しを聞いていないけど
あなたは、お母さんと分かり合えなかったことを無念に思っていないかしら?
自分の悲しかった気持ち、わかってもらえなかった気持ち。
お母さんにはもう会えない、そんな現実の中で、会社の上司の行動が、お母さんに重なる。
あなたは、くやしい。
だけど、同時にね・・・
ホッと、も、している。
懐かしさも感じている。
ひとは、感じたい気持ちを感じるもの。
あなたの原風景の中にある、お母さんの行動。
私とお姉ちゃんを比べてたお母さん。悲しかった。そのことを伝えきれないまま、気持ちをわかってもらえないままお別れした。
そんなあなたの前に、同じ思いをさせる上司があらわれた。
私の本当の気持ちを晴らしたい・・・。
というところではないかしら?
お母さんに伝えられなかったことを伝えて、これから味方になってもらう方法、あります。
わたし自身が、結婚を考えてたひとが失踪みたいな離れ方をして、それを乗り越えるために実際やって効果があった方法です。
あなたが書いている通り写真に向かって言ってもいい。
わたしはおおきな母の写真を仕事机に置いていますが、写真がおおきいとそのひとがいる感はとてもおおきいです。
でも、心の中で思い浮かべるだけでもいいよ。
というのは、ある意味神さまのような存在になっているお母さんじゃなくて、あなたの心の中に住んでいる、あなたを傷つけたお母さんを思い浮かべてもらう方が効果的だから。
声に出して話しかけるのがいいけど、抵抗感があって文章の方が書きやすかったら文章でもいいし、絵に描いた方が書き出すければまず絵を描いてもいい。
あなたの記憶の中の、あなたを傷つけたお母さんを思い浮かべながら、あなたの気持ちが一番出しやすい方法で、思ったことをぶつけてください。
前回のLINEには、あなたの気持ちがよくあらわれていました。
だから文章に書くのもいいね。
順番としては
自分の悲しかった気持ち
自分はどうして欲しかったのか
これを思いつくままもう出なくなるまで書く。
書いたら、スマホのボイスメモをオンしてその文章を読み上げてください。
本当に悲しい思いが残っているときは読んでいるうちに涙ぐんだり、それを再生すると涙が流れることがあります。
そうなれたら、心が少しデトックスされてる証拠、すばらしいことです。
次に、お母さんの状況や気持ちを想像してみましょう。
年の離れた姉妹を育てるに当たって、お母さんにも戸惑いがあったかもしれない。自分自身が下の子を上手く育てられていなくて他人から責められるんじゃないかと思って、自ら自爆していたのかもしれない、とかね。
何も思いつかなかったら無理することはないけど、わたしの経験上、自分の無念さとして欲しかったことを出し切ったら、相手にもそれをしてしまう理由があったのかも、と相手の立場や気持ちに立つ心境になったよ。
そうなれない場合、自分の無念や本音を出し切れていないのかもしれないから、自分にもっと悲しかったことはない?って聞き、心の中とか写真のお母さんに
「お母さん、もう少し私の気持ちを聞いてもらっていい?」
って言って、悲しかったこととして欲しかったことを書き出して読み上げる工程に戻るの。
そうね、ボイスメモに録った音声を、何度も何度も流して聞くのもいい。
これが不思議なことにね、最初は聞くだけで泣くんだけど、だんだん涙が流れなくなって、それを残念だと思っている自分がいたりする。
ほら、悲しいドラマに浸るのって快感じゃない?音声にすることで客観的にドラマのようなエンタティメントになるの。
涙が流れなくなったとき、気持ちが昇華しているから、そうなってからお母さん側の気持ちを想像してみるのもいい。
かったるいと思うかもしれないけど、これまでの人生で解決していないことを解決するんだからここはじっくり時間をかけていい。
お母さんの気持ちや状況を想像して手紙を書くように文章を書いてみる。
お母さんも、こうだったんだよね。
お母さんも、こうだったの?
そしてまた、読み上げてボイスメモに録って聞いてみる。
あなたの気持ちを伝え、お母さんの気持ちを思いやってみる。ここまでくると結構スッキリする。次は、あなたが自分のことをどう思い、これからどうしようと思うか、お母さんに宣言し、応援してくれる存在にしよう。
たとえば
「お母さん、私はね、自分なりによくやっていると思っているよ。だからね、お母さんが生きているときには、そのことに気づいてもらえなかったかもしれないけど、お母さんがどんなに、お姉ちゃんと私を比べていたとしても、これから私は、私の目一杯を生きるから、今後の私の人生を見守っていて」
そうして最後にこう言って終わる。
「お母さん、私の気持ちを伝えさせてくれてありがとう」
自分の無念
どうして欲しかったか
相手の気持ちに立ってみる
自分の未来を宣言し、相手を味方にする
相手にお礼を言って終わる
この一連を、文章に書いて読みあげて、何度も聞く、を繰り返す。わたし自身は一気に全部やったけど、少しずつやってもいい。
「もう会えないひともあなたの味方にできる」という話をわたしは書いたけど、そうです、お母さんをあなたの味方にするの。
お母さんに対してこの過程をやり、その後で上司についてどう感じるか、気持ちを感じて欲しい。
「優秀な職員と比べられて苦しいのでその上司に向かって比べることはやめて下さい、悪口を言わないで下さいと言うのが良いと思いますか?」
さて、あなたはこれをやりたいと思いますか?
「くやしいけど、やらなきゃいけないことは、やる」という話をわたしは書いています。
わたしは、デザイナ〜時代、自分のミスを指摘され、そのミスは自分だけのミスじゃなくてくやしかったことがありました。
上司は、わたしのミスを指摘した後「今日はもう帰れ」と言いました。
わたしは
「みんなでやったほうが解決が早いじゃないですか」
と間髪入れずに言って、上司に叩かれました。
そのときは、なぜ叩かれるのかわからなかったよ。
今ならわかる。
それは改善策のようで、わたしは悪くないというエネルギーバリバリだったし、謝る前にそんなこと言ったらそりゃ角が立つ。上司も、みんなのミスということをわかっているからわたしを帰して頭を冷やしたかったんだね。
今のわたしならどうするか?
上司の言う通り、謝って、その日はうちに帰り、今後気をつけますと言って、これからミスをしないように励むよ。その方が上司にも刺さったと思う。
ちなみに、この世界に入ってから上司と再会し、上司はこの時のことを謝ってくださいました。
どんな行動も、したことに反応が返ってきて、自分が対処することになるだけだから自分の自由ですが、あなたにオススメなのは
まずは、上司が比べていようが比べていまいが、自分の仕事にベストを尽くしてみることです。比べたかったら比べてみろや!比べさせねえ!くらいの心意気で。
それは、お母さんに宣言した「お母さんがお姉ちゃんと私を比べていようが、私は私の人生を目一杯生きる」ことの実践になる。
それでも仕事がうまくいかなくて、その理由が、優秀な同僚と比べられることで能率が下がるなどの明確な損失があるなら、理路整然と伝えてみることかな。
ひとは、感じたい気持ちを感じるもの。
ということばを最初に書いたけど、上司には、あなたがお母さんから何を言われたかはわからない。
あなたが「これはお母さんと同じだ」と感じている。
そう、カテゴライズしているのは自分なの。
かなり長くなったけど、わたしがあなたに今日のお話を伝えられているのは、もう会えないひとに伝えられない無念な気持ちや、上司とぶつかるという経験があったからです。あなたもいま、貴重な経験をしていますね。
昨年、失踪?と思った方をフェイスブックで見つけました。
知り合ったときバツイチでしたが再婚されていました。ご縁を再燃させるためではなく、その方に少しでも自責の念とかあれば安心していただけるかなと、いまの自分が作家になり、毎日楽しく、元気に暮らしていることを伝えておきました。
起こったことは全て回収しています。どんなことも、自分の中で収拾がつけられたとき、回収できるのです。
お母さんに気持ちを伝え、昇華し、お母さんの存在を自分の味方にする
自分の仕事に全力を尽くしてみる
ぜひ、試してみてね
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