お客様は神様!!ではありません
イタリアに来て20年、自分が日本人らしいのかイタリア人っぽくなっているのか
分からないモシモシです。みなさんお元気ですか?
イタリアのお店のサービスの悪さ!?というよりも
店員のムラの多さにいつも辟易しているのですが
(良いときはメチャクチャ良いのに、次に行ったら全く違うことを言うとか
しょっちゅう。あと可愛い子と行くとサービスしてもらえるとかもよくある話です)
おもてなしの国から来た私としては、それが客に対する態度か!!と何度も憤慨していたのですが
最近分かったことが一つあります。
イタリアではお客様は神様ではありません!!それは前からよく分かっていたことなのですが
店員の方が立場が上なのです。店員の方がむしろ神様?とさえ思ってしまっています。
商品を買わせていただいてる、レストランでご飯を食べさせていただいている
そう言う感じなのです。
こんなに態度の悪いイタリア人がお客様側になったらいかに面倒か、と思っていたのですが
私が友達のメルカートを手伝っている時は、レジでどんなに待たされても大して文句も言わず
(もちろん言う人もいますが、こっちもお客様をお待たせしているので、素直に悪いなーと思います)
むしろ私に質問するときは「あのー申し訳ないんだけど...」と丁寧にへりくだってる感じさえします。
そー思ったら最近はあまり店員の態度が悪いのが気にならなくなってきました。
だってこっちは所詮お客ですもの、店員様の機嫌が悪いならそんな日に来た私が悪かったわ!!
とさえ....いやそれは嘘です。相変わらずチッとは思うけど、前に比べると
穏やかな気持ちで買い物できるようにはなったっと思います。
イタリアに来てもう20年近く、人間変われば変わるものです。
おひさしぶり大根
お久しぶりでございます。モシモシです。みなさんお元気ですか?
あっという間に前のブログ投稿から半年。
時の経つのは早く、気づいたら今年も残すところあと僅かの10月です。
夏は日本に行ったり海だプールだといったりしてたら、ここ数日で急にローマも涼しくなりました。
学校の始まった今でも週末になると「海行こう」「プール行こう」という子供達に
「今この寒さで海に入ったら確実に風邪をひいて月曜から学校に行けないよ」と言うと
「やったー行こう、行こう」という今年から小学生のモシスケ。
そんなに言うならと海に連れて行けば、なぜでしょう泳いでるイタリア人の大人達。
絶対こんなに寒いのに海の中に入っている人はいない!!と豪語してた私の信用はガタ落ちでした。
だって行く途中でちょっと雨なんて降ったりしてたのに!!
子供たちの水着を持ってこなかった私は大ブーイングを受けつつも
子供達の機嫌をとるために「ジェラート食べよう?」というと
「やったー」と機嫌の治る娘モシネと最後まで入りたいとごねる息子モシスケ。
「じゃーパンツ一丁で泳いでおいでよ」とキレ気味に言うと
「やったー」といそいそと脱ぎ始めるモシネと
「日本でパンツ一丁で泳いじゃダメって言ったじゃん」とまたもやごねるモシスケ。
結局パンツ一丁で二人とも唇を青くし、震えながら入っていました。
そこまでして海に入りたいところに我が子供にイタリア人の血を感じました。
イタリア人の海への思い入れというか執着というかなんと例えて良いか分からない熱い想いは
本当に私の理解を超えています。「そこに海があれば幸せ」とかジャンカはよく言っています。
外にいてもジャケットが欲しくなりそうな気温の中
震えながら海から上がってきてモシスケの一言は
「温かいおうどん食べたい」でした。
日本の血も少しは入ってるってことね、とその日の夜はおうどんを作ってあげました。
千枚の葉っぱも散る頃
モシモシです。みなさんお元気ですか?
4月になり暖かくなると思いきや雨が降ったり
朝晩は冷えたりと風邪をひきやすい季節です。
そんな中花見をしてきました。→昔のブログ
毎年恒例だった花見もこのコロナ禍で2年ぶり。
日本人同士みんな持ち寄りでお酒も各自持って集まろうと言うことで
ここは本当にローマなのか!!と言うくらい素敵な花見弁当ができていました。
お稲荷さんから竹輪から牛蒡のきんぴらからもうすごいのが出てくる出てくる。
そんな中、私はあいも変わらず家なき子という理由で!?料理ができないため
ドルチェでも持って行こうかと思ったのですが
飲兵衛の友人達に囲まれて、甘いものだったら大ブーイングかなと思い
ポテトチップスを大量に持っていきました!!
(私はお酒好きでさらに甘い物大好きですが、周りに甘い物が好きな友人は少ないのです)
本当は花見に相応しいオシャレなドルチェがあったんだけどなー
とそこにいた友人によく分からない自慢をしても
だーれも乗ってきてくれませんでした。
(良かったー買わなくてとしみじみ思いました。)
最近発見したオシャレで花見に最適なドルチェはミルフィーユです。
日本ではナポレオンパイとかいうのかなー。
日本のものを想像すると全く違う物のような気がしますが、
「ミルフィーユ、ローマ」で検索すると
一番に出てくる老舗のお店らしいです。
酔っ払った友人に「で、なんでミルフィーユが花見に合うと思ったわけ?食べにくいじゃん」
と言われました。
たっ、たしかに
でもなんとなく、本当になんとなくミルフィーユって春らしいと思うのは私だけでしょうか。
Pasticceria Cavalletti
Largo dei Colli Albani 36
TEL 06 4576 3000
同情するなら家をくれー
私の人生なんでもありだなーと思っているモシモシです。
みなさんお元気ですか?
人生何があるか分からないから面白い、とは思いますが
私の身に起きた最近の出来事は
まさかの私、ただいま家なき子です!?
家が崩壊するから今すぐ出ていけと警察に言われ、
まさかの出来事に驚いて大事なものを持って外に出たら
パトカーやら消防車やらが下にウジャウジャいました。
人間咄嗟の時に本性が出るとはよく言ったものです。
私の咄嗟に取った持ち物はパスポートや
自分の薬以外になぜか日本にいた時にコンビニで買った
バームクーヘンがカバンの中に入っていた時は
一人で大爆笑してしまいました。なぜバームクーヘン!?
(子供の物が一切ないって言うのも驚きですが)
その後消防士の人と改めて荷物を取りに行った時に
急いですぐに荷物をまとめてくださいと
言われましても....と思っていたのですが、ものの10分で
スーツケース3個にまとめた家族4人分の必要なもの。
すごくないですか?
3個にあっという間にまとめた自分を褒めてあげたいです。
ほーんとこれからどうなることか分からないのですが
そんなこと本当にあるんだーと他人事のように言っています。
あ、そうだ私家なき子じゃなくて家なき子連れでしたー。
しょっぱい年明け。辛いものが食べたいガー
明けましておめでとうございます。モシモシです。
みなさんいかがお過ごしでしょうか
1月1日生まれのジャンカ。正月生まれはめでたいのか迷惑なのか!?
よくわかりませんがとりあえず私の友達にいっぱいお祝いしてもらい
楽しく過ごしていたにも関わらず最後には私とジャンカの大喧嘩で
終わるという本当に最悪な年明けでした。
イタリア人って(多分ジャンカだけではないはず)本当に思ってもない事とかズケズケと
言います。そしてその5分後に違う事言ったりします。(5分もなく1分後の時もあります)
自分の発言に責任を持たないのです。
日本人って(多分私だけではないはず)もうちょっと言ったことに責任を持つんじゃないかな。
少なくとも5分後に自分の言ったことの真逆のことを言ったり、出来もしないような事を
言ったりしないんじゃないかな、と思います。
イタリア人はそうやって自分の言葉に責任を持たないから
なんでも口にできてストレスが少ないのがイタリア人の良い所でしょ、
と友人に慰められ!?そーなのかなー?と半分くらい納得しつつ
一人でストレス解消のために辛いものを食べに行ってきました。
昔ブログでも紹介したベトナム料理のフォーのお店の
2号店が宿の裏にできたのでよく利用しています。→昔のブログ
今日はしこたま唐辛子を入れてフォーを食べました。
新年早々愚痴っぽくなりましたが今年もよろしくお願い致します。
Phở 1 Turati
Via Filippo Turati 56
TEL 0683988804